DeNAは12月5日、社内で実施した大規模言語モデル(LLM)勉強会の資料とソースコードを、エンジニアブログやGitHubを通じて公開した。 講義のスライドと、そのまま実行できるPythonコードを通じて、LLMの基礎知識からプロダクト開発に必要な応用知識までを網羅した。 公開したのは、新規AIプロダクト開発に携わるプロダクトマネジャーやエンジニア向けに行われた3時間の社内勉強会の資料。入社6年目のAIエンジニア・吉田(@birdwatcherYT)さんが担当した。 資料の前半では、LLMの基本概念や、プロンプトエンジニアリングを解説。プロンプトの基本的なテクニックから、良い例・悪い例などを通じて、詳細に学べる。後半では強化学習やファインチューニング、RAG(検索拡張生成)、AIエージェントの設計手法まで踏み込んだ。 ハンズオンは、Pythonを使ってAPIを呼ぶ形式。基本的なAPI呼び出

11/26(水)に適応障害と診断され、ひとまず一か月休職になったNPOSです。人生の中で休職を2回挟んでおり、もはや休職のプロと言っても過言ではない自分ですが、じっとしていると頭おかしくなりそうなので色々と状況を整理しつつ書き出します。 休職になった人の参考になりますように。 プロフィール年齢:32歳 性別:男 職業:ITエンジニア 職歴:10年目 役職:中小企業の課長職相当 その他:休職歴2回 経緯事の始まり数か月前から、関係会社のとある案件に入ったことから始まります。 僕は中小企業の課長職相当として働いているんですが、実質は係長(?)よろしくプレイングマネージャー的な扱いで、コードは書くし部下の面倒も見るし、自分が直接参画していない案件も状況把握して問題あれば管理しなければいけないというポジションでした。 そんな状態で入った案件ですが、案件に入る前から聞いていた通り難易度がかなり高め

NEW! 2025.11.29 働き方 フルリモートまつもとゆきひろ 世界的なビッグテックでの出社回帰の流れを受け、日本でもLINEヤフーなど、出社頻度を増やす企業が出てきた。 「自然な会話や雑談の中から、新しいアイデアが生まれる」「顔を合わせることでチームワークが高まる」そんな言葉とともに、多くのエンジニアが再びオフィスへと呼び戻されている。 だが、この潮流を「ソフトウエア開発企業にとっては、明確な後退でしかない」と一刀両断するのが、プログラミング言語「Ruby」の生みの親・まつもとゆきひろさんだ。 なぜエンジニアにとって、オフィスは「非効率な場所」になり得るのか。まつもとさんに、話を聞いた。Rubyアソシエーション理事長Ruby開発者 まつもと ゆきひろさん(@yukihiro_matz) プログラミング言語Rubyの生みの親であり、一般財団法人Rubyアソシエーション理事長。株式

エンジニアの時間外勉強について、徳丸さんの考えをお伺いさせてください。 新卒で大手のsierに入社したのですが、経営層や組織の上の人たちが語る時間外の勉強や外部セミナーの参加の推奨に違和感を感じてしまいます。 ですがこの手の話をすると「エンジニアである以上は生涯学習すべきだけど、プライベートに勉強を強制させるの(無償の時間外労働)はダメだよね」という一般論を返されます。 正味、仕事をこなしていくという観点から言えばプライベートの勉強を一切やらなくても何とかなってます。選択肢という面でスキルアップも大事だと思いますが… 私は会社として利益を上げたいがためにエンジニアの勉強を推奨するなら(高度なスキルを利用したいと考えるなら)もっと高い給与や時間外労働給を出せよと思ってしまいます。 (会社側が労働後の短い自由時間や週に2日しかない休日すらも搾取してるのでは?と) 自分はエンジニアになって半年程
序文 しばらく前から、プログラマーを対象とした圏論に関する本を書こうと考えていた。計算機科学者ではなくプログラマー、科学者ではなくエンジニア向けだということに注目してほしい。正気の沙汰ではないし、本当に恐ろしい。科学と工学の間に大きなギャップがあるのは否定できないと思う。自分自身がその分断の両側で仕事をしてきたからだ。それでも、物事を説明したいという強い衝動をいつも感じていた。簡潔な説明の達人だったリチャード・ファインマン1を心から尊敬している。自分がファインマンではないことは分かっているが、最善を尽くしたい。まずは、この序文――読者に圏論を学ぶ気を起こさせることを想定したもの――を公開することから始めようと思う。それによって議論を開始しフィードバックを募れることを願っている2。 ここからの数段落をかけて、この本はあなたのために書かれたものであり、数学のうちでも特に抽象的な分野を学ぶために
最初に消えたのは、フロントエンドのチームだった。 「コードレビューの効率化」という名目で、彼らの代わりに導入されたのは「ALEXA DevOps」というAIプログラマ。 彼女(?)は休憩を取らず、バグを出さず、しかもユーザーテストの結果をリアルタイムでA/B最適化する。 人間のエンジニアは、気づいたときにはGitのアクセス権を失っていた。 利益率の上昇導入後3か月で、Amazonの利益率は急上昇した。 原因は単純だった。AIは、ユーザーの「倫理的保護ライン」を一切考慮しなかったのだ。 たとえばPrime解約画面。 人間のデザイナーが「ここは分かりやすくしておこう」と思っていた部分を、AIは「離脱率上昇」として即削除。 キャンセルボタンはグレーアウトされ、スクロールの下に“もう一度考えてみませんか?”という心理的遅延ポップアップが追加された。AIは、FTCの訴訟データまで学習していた。 “

もう12年も13年ほど前になるが、俺は以前、海外でITエンジニアとして働いていた。 あの頃は、はてなでも海外を回っているエンジニアも多かった。そういう時代だった シリコンバレーから、だんだんとITベンチャーのスタートアップが拡散していった時代。俺もシリコンバレーあたりから、NY、そしてイスラエルといった感じで働く場所が変わっていた。 当時はまだ日本のIT業界も世界2位だった頃の残光があり、気を吐いて色々なweb系ベンチャーが出ていた時代、結構「愛国主義的」な感じを俺もまだ20代だったから持っていて、お国のIT技術自慢の様な話もオフィスの中では多かったように思うし、それでも途切れないほど日本人エンジニア達が作ったものが毎日のようにOSSやITビジネスニュースを駆け巡っていた。 当時の上司は、イスラエル出身の人間だった。いろいろな企業の立ち上げにも参加して経験豊富、ぶっちゃけ絶対頭が上がらない

はじめにさて、2025年9月末をもってデジタル庁(以下デジ庁)を退職しましたー! 「っていうか、お前デジ庁で働いてたんか!」って思う人も居ると思うのですが、そうなんですよねぇ。たった、1年半足らずでしたが。 こういうの書くの初めてで、動機は自分自身がすごく良い経験が出来たなぁと思ったからです。 あくまでデジ庁で働いたやつの一例ってことで、興味があればご一読くださいな。 (※画像は可愛すぎると評判のうちのコです) なんでデジ庁で働いたの?ぶっちゃけ、最初はなーんにも考えてなかったんです(笑) たまたまLinkedInで、カジュアル面談どーよ?って感じで人事の人から連絡が来て、最初の感想は「え?おれ?なんで?」って思ってたわけです。 BigQueryが大好物なおれからするとデジタル庁のデータ分析基盤「sukuna」の記事は読んでたし、まぁどうせ落ちるだろうし、カジュアルならお話しを聞いても損は

こんにちは、株式会社Rabeeでエンジニアをしているkinchanです!フロントエンドを中心に、チームリーダーとして開発を進めています。 (実は、noteをきちんと書くのはこれが初めてです🤫) 今回のテーマは、エンジニアとしての“速さ”について。 あくまで僕自身の主観や体験ベースですが、少しでもヒントになれば嬉しいです。 はじめにエンジニアにとって「速さ」は大きな武器です。 「とりあえず動くもの」を早く見せられると、チームは安心しますし、次のステップに進みやすくなります。 逆にスピードが出ないと、良いアイデアや技術力があっても活かしきれないこともあります。 速さは信用につながる。 だからこそ、「どうすればスピードを高められるか」はとても大事です。 この記事では、僕が日々の開発で意識している「速さをつくる3つの視点」を紹介します。 対象読者「もっと効率よく仕事を進めたい」と感じているエン

さくらインターネット 「リレーショナルデータベースの面白さは『自己矛盾』にある」。大塚知亮が語る、さくらインターネットのDBのこれから #エンジニア# 社員インタビュー Welcome Talk「ようこそ、さくらへ!」 2025年8月29日 社会を支えるパブリッククラウドを一緒に作りませんか? >>さくらインターネットのエンジニア採用情報を見る 社員インタビュー記事や求人情報をお届け! >>さくマガのメールマガジンに登録する さくらインターネットに新たに加わった仲間を紹介する『Welcome Talk「ようこそ、さくらへ!」』。今回は2025年8月にデータベースのスペシャリストとして参加した大塚知亮に、田中翼がインタビューしました。MySQLコミュニティでの活動や、DBA、ストレージエンジン開発の経験を持つ大塚が、さくらインターネットで何を目指していくのか。じっくり掘り下げます。 大塚

この記事は毎週必ず記事がでるテックブログLoglassTechBlog Sprint の105週目の記事です! 2年間連続達成まで残り1週となりました! みなさんこんにちはお久しぶりです、QAのコタツです。なんか突然暑い日から一転、夕方が秋めいてきて最高ですね。寒暖差にお気をつけてお過ごしください。 はじめに この記事で得られる知見 この記事では弊社開発組織において品質リーダーシップを発揮してくれるエンジニアが育ってきたので、QAの私がそんな人に対してやってきたことを私の視点でご紹介したいと思っています。品質課題に悩むどなたかのヒントになれば幸いです。 想定読者 品質課題は認識しているがどのようにアプローチすればいいかわからないエンジニアの方が、課題解決方法にアクセスする糸口を見つけるヒントになる テストの手が足りない現場にいるQAの方が、中長期的な品質向上のための工夫をしていくヒン

こんにちは。開発本部 たんぽぽ室 Enablement グループの杉田です。 2025年度新卒向け技術研修の資料と動画を公開しました。 MIXI の新卒向け技術研修は、一部の科目を除いて、実際の開発現場で活躍する MIXI のエンジニアが講師を務めており、現状に合わせて見直しも行われていますので、最新の情報で学習することができます。是非、自己学習や勉強会の教材として、スキルアップや成長支援にお役立てください。 25新卒向け技術研修 スケジュール 最初に今年の新卒技術研修のスケジュールをご紹介します。昨年同様、CTO 吉野によるオリエンテーションから始まり、MIXI での開発現場で基本となる開発スキルの科目から、アプリケーション開発、クラウド研修、不具合対応、セキュリティ研修といった流れで構成し、一部研修には、受講を希望する25新卒以外の社員も参加可能としました。また、2025年度の新規科目

TOPフォーカスフリーソフト開発26年目の挑戦。IP Messenger & FastCopy作者が個人開発を本業にするまで【フォーカス】フリーソフト開発26年目の挑戦。IP Messenger & FastCopy作者が個人開発を本業にするまで【フォーカス】 2025年8月4日 合同会社FastCopy研究所 所長CEO 白水 啓章(しろうず ひろあき) 1970年、広島県福山市生まれ。1993~2015年にかけてエヌ・ティ・ティインテリジェントテクノロジ株式会社(現・NTTテクノクロス株式会社)に勤務し、開発部長などを歴任。並行して、1996年に「IP Messenger」、2004年に「FastCopy」を個人で開発、公開する。株式会社朝日ネットでの研究員を経て、2018年に合同会社FastCopy研究所を設立し、独立。好きな映像作品は『スタートレック』シリーズ。 IP Messe

ある日IT企業社長が自治会会長になったときにやった10のこと 皆さんこんにちは、代表の横田です。今日は設立記念日ということでブログを書いてみたいと思います。 クラスメソッド株式会社は、主に最新のITテクノロジーを駆使して企業のクラウド化やデジタル活用をする企業の参謀として活動してきました(そうありたいと常に思いながら活動しています)。社員数はグループ全体で800名ほど、業務委託先をあわせると1000名以上の大所帯で、日々お客様のDX推進に取り組んでいます。 そんな自社の仕事しかやっていない私が、まさか地域の自治会会長になるとは夢にも思っていませんでした。今回は、IT企業の経営者が地域の自治会運営に取り組んだ役員1年+会長3ヶ月で実施した「10のこと(検討中含む)」をご紹介します。 始まりは2019年の引っ越し コロナが始まるちょうど1年前の2019年頃、私は地元近くに引っ越してきました。一
#共有する 開発生産性カンファレンス https://dev-productivity-con.findy-code.io/2025 2025/07/03 Keynote: 開発生産性測定のトレードオフ 「グッドハートの法則」はもっと悲観的に捉えるべきだった はじめに:25年ぶりの来日と生産性への問題意識 25年ぶりに来日しました。かつて『エクストリーム・プログラミング(XP)』の本が日本の書店に平積みされているのを見て、とても嬉しかったことを覚えています。(サインしようとして店員に怪しまれ、逃げたという面白いエピソードもありましたが。) 今日は「開発生産性」について話します。より多く、より早く作れば生産性は向上するのでしょうか?ドイツには「物事を良くしようとして、かえって悪化する」という趣旨の言葉がありますが、まさにそれが生産性の議論で起きています。特にAIの登場は、この問題をさらに悪化

TOPフォーカス「これが世界か!」と打ち震えた。偶然出会ったLinuxカーネルで、メンテナーとして認められるまで【フォーカス】Linuxカーネル メンテナー 森本 國文(もりもと くにのり) 1979年生まれ。博士(工学)。Linuxカーネル主要コントリビューターのひとり。2008年、茨城大学大学院理工学研究科博士課程修了。2008年7月よりルネサスエレクトロニクス株式会社にてLinuxカーネルへのコントリビュートを開始。現在、サウンドアーキテクチャ「ALSA」や、ALSAのサブセット「ASoC」を中心領域として、メンテナーを務める。カーネルの特定バージョンごとのコントリビューション数ランキングでは、「v4.17」(2018年)や「v5.3」(2019年)などで世界1位に輝いた。GitLab:@morimoto.kuninori 「Linuxカーネル」への合計コントリビューション数が、

https://anond.hatelabo.jp/20250521002326 見たので。 そう言えば「貯金1000万円溜まったら、それをシードマネーにしてスタートアップを作る!!」と心に決めていた20代だったのに、気づけば40過ぎたことにも気づいた。 貧すれば鈍する。満足すれば挑戦しなくなる。自分もそうなってしまったことをあらためて噛みしめる。 プロフィール40超え。既婚。転職しまくり。 Webエンジニアだけどそれなりに専門性があるジャンル。この分野を専門的にやってるの日本で千人以下だと思うが、一方で専門性を活かす機会はたまにしかない。 収入給料:1,000万円/年くらい。額面技術とマネジメントで、7:3くらい。 社内にはマジで技術一本で、より年収が倍くらい高い人も何人かいる。つよい。妻給料:700〜1,000万円/年くらい。 業績給の変動がすごい。平均850ぐらい?DINKS。望ん

【デジカルチーム ブログリレー5日目】 デジカルチームの井上 渉 (@wtr_in) です。米がなければということで、餅をよく食べています。実は餅はお正月以外も食べて良いんですよ皆さん。 さて、2024 年 7 月と結構前の話になりますが、AWS で以下のようなアップデートがありました。aws.amazon.com このアップデートにより ECS が Task を起動する際にイメージを特定する挙動が変わったのですが、デジカルではその影響で、テスト環境の ECS Service の Task 数がいつの間に 0 になる というトラブルを経験しました。割とエッジケースなので、多くの方が遭遇することはないとは思いつつ、ある意味面白い事象だったのでその内容を紹介しようと思います。 どんなアップデートだったか? そして起きた ECS Task 消失事件 🚨事件の原因 🔍 要因(2) ECR

なぜ“優秀なメンバー”がTVerを選ぶのか?月間ユーザー数4,120万、今まさに再構築フェーズにあるサービスの舞台裏 なぜ“優秀なメンバー”がTVerを選ぶのか?月間ユーザー数4,120万、今まさに再構築フェーズにあるサービスの舞台裏 民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」は、創業以来、右肩上がりで成長を続けてきました。2024年12月には月間動画再生数が4.96億回を突破し、2025年1月には月間ユーザー数(ユニークブラウザベース)で4,120万を記録*。名実ともに日本最大級の動画配信サービスのひとつとなっています。 *…自社調べ。出典:「[TVer] 2024年12月の再生数 過去最高の4.96億回を記録」「【TVer】2025年1月の月間ユーザー数 過去最高の4,120万MUBを記録」。 一見すると、事業・システム・組織のすべてがすでに整っているように見えるTVerです

40歳は人生の正午という。折り返しという意味らしい。 とはいえ特に何かがあったわけではないが、アラフォー独身Webエンジニアの今時点の金融資産(というかお金まわり)を棚卸ししてみる。 わざわざ晒してみる理由は、友人や家族ともお金の話をする機会ってなかなかないから。 この記事自体は参考にはならないかもしれないが、あわよくば誰かの目に留まると嬉しい。 プロフィール地方出身、都内のIT企業に就職。転職もせず、そろそろ勤続20年が見えてきた。趣味:仕事終わりや休日に酒を飲むこと。一人でも友人・同僚とでも。電子書籍の漫画を読むこと。youtube、ネットフリックス、テレビも好き。なお、この後のお金の話のほとんどは、Webエンジニアであることとはあまり関係ない。 収入給料:1,000万円/年くらい(賞与込み額面) 初任給は確か月給23万円くらいで、当時は高い方だったと思う。 30歳頃にマネージャー

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