なぜ、恋人がデート中に携帯電話をいじっているとイラッとするのか–。誰もが一度は覚えたことのあるそうした不快感の正体を理論的に説明し、現代社会の課題点を指摘する新著『ウェブ社会のゆくえ <多孔化>した現実のなかで』(NHKブックス)が刊行された。インターネットやスマートフォンが普及したことにより、あらゆる情報が行き交うようになった現在。便利になった一方で、我々は新たな煩わしさやトラブルに晒されるようになってしまった。そんな現実を、ビジネスマンはどうサバイブしていくべきなのか。著者の社会学者・鈴木謙介氏に話を聞いた。 –まずは、本書のキーワードとなっている<多孔化>という言葉の意味からご説明ください。 鈴木 「本来は、この場所ではこうあるべきだ」というTPOを超えて、外部から情報やコミュニケーションが出入りしてしまう状況のことを指す言葉です。現実空間に無数の穴が開くというイメージから<多孔化>


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