離婚後の「共同親権」の導入をめぐり、法制審議会家族法制部会が取りまとめた要綱案は、2月15日の法制審議会総会を経て法務大臣に答申されます。その後、民法改正案は国会で審議される見通しです。「共同親権」については、当事者間でも「推進」派と「慎重」派に意見が2分されています。2月9日に衆議院第1議員会館で開かれた超党派の国会議員による勉強会の立ち上げを取材しました。 (生活ニュースコモンズ編集部) 諸外国にならえというなら「選択的夫婦別姓」が先 会議には10数人の国会議員が出席しました。 衆院議員の野田聖子さん(自民)は共同親権をめぐり、SNS等で激化する対立を踏まえ、「子どもの幸せを考えているはずが大人のエゴがぶつかりあって、誹謗中傷が繰り返される事は望ましくない」と切り出しました。 今回の改正の一因は「外圧」です。離婚後の親権は、日本は長らく父母の一方が持つ「単独親権」でしたが、諸外国


全国で2200ヵ所以上、急拡大する「子ども食堂」ここ数日、「子ども食堂」に関連した報道や記事をよく目にする。 「子ども食堂」とは、主に貧困家庭の子どものために月に数回などの頻度で、無償か廉価で食事を提供する活動のことだ。 地域や団体によっても、NPOだったりボランティア団体だったり企業だったりと、実施主体は異なる。また、食事や居場所作りに力を入れていたり、学習支援などと連携していたり、それぞれの団体等の特色を生かしたものも多い。 「子ども食堂」の活動は2012年ごろから徐々に始まったと言われている。 対象とする子どもたちも、必ずしも貧困家庭に限らず、比較的ゆるやかに受け入れているところも多い。子どもの貧困対策というイメージも強いが、地域の拠点としての機能をもつこともある。 運営費等は多くの場合で、ボランティアや寄付(手弁当の団体もある)と言われている。企業や民間団体の助成を受けたり、地方自


「伝統的子育て法」で発達障害を予防?2012年5月1日、大阪維新の会・大阪市議団は「家庭教育支援条例案」を発表。そこには次の内容が含まれていた。 【前文より】 ・かつて子育ては、社会から温かく厳しい「眼差し」に支えられていた。 ・今は、伝統的子育て法が伝承されず、父母が途方に暮れている。 ・「ながら授乳」などに、「親心の喪失」が表れている。 ・発達障害のような「気になる子」が増えて学級崩壊が起きた。不登校や非行と発達障害との関係も指摘されている。 【条文より】 ・わが国の伝統的子育て法によって発達障害は予防できる。 ・乳幼児期の愛情不足が発達障害の要因であるから、その予防策を実施する。 ・高校以下の子がいる全家庭に保護者用の「道徳の副読本」を配付する。 あまりに非科学的な内容に唖然とする。発達障害は脳機能の障害であり、「伝統的子育て法」で予防できるものではない。不登校や非行を発達障害と結び


どんな時に食べ物を捨てますか? 「食べ物は命」「世界には飢えている人が大勢いる」と、叱られた覚えのある人もいるでしょう。食べられるのに捨てられる「食品ロス」。世界では毎年、生産される食料の3分の1にあたる13億トンが捨てられているそうです。朝日新聞デジタルのアンケートの声と、自治体の取り組みを紹介します。 京都市が2012年秋に実施した食品ロスの調査では、マスクと手袋をつけた市職員らが、家庭からのごみ袋をブルーシート上でほどき、種類を書いたラベルを貼ったバケツに分けました。 重量で見ると、捨てられたごみのうち4割が生ごみで、さらにその39.4%がまだ食べられる、「食品ロス」にあたるそうです。最も多かったのは野菜類で、肉類、魚介類、パン類、ごはんなどが続きます。手つかずのまま捨てた「直接廃棄」が半分あり、残りは食べ残しでした。 直接廃棄のうち、おいしく食べられる時期を示す賞味期限が読み取れる


1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く