
働き続ける上でのキャリア形成について、「配属」「賃金」「離職・転職」などの過程ごとにジェンダーの視点を用いて分析した「キャリアに活かす雇用関係論」(世界思想社)が1月に発刊された。すべての人が自分らしく働き続ける社会を実現するための障壁とは何か。3月8日の国際女性デーを前に、編著者として出版に携わった北海道大学大学院教育学研究院の駒川智子准教授にインタビューした。 (生活ニュースコモンズ編集部)北海道大学大学院教育学研究院の駒川智子准教授「女性が働くこと」をきちんと書いた本がない・・・ ――書籍は15章で構成されており、全国の経済学、政治学、経営学、社会学、教育学の専門家13人が執筆しています。先生のほか、もう一人の編者は女性労働の研究者として知られる埼玉大学大学院教授の金井郁さん。この本を出そうと思った狙いは。 駒川さん 私自身が、学生に『働くこと』に関する授業をする中で、いいと思うテ


先日、ある研究者に「秋田県は女性の人口流出がとても多く、研究者の間で非常に注目されている」と聞きました。そんな秋田で1月、県議会や市町村議会の女性たちがつながり「秋田県女性議員ネットワーク」を立ち上げました。 秋田県の全議員(県議と市町村議)456人のうち、女性議員は51人。全体の約11%にとどまっています。ジェンダー平等には程遠い現実がある中で議員になった女性たちは、どんなことを感じているのか。議員を目指しながら、どんなことに悩んできたのか。ネットワークの呼びかけメンバーで、新人県議の櫻田憂子さんと佐藤光子さんに聞きました。 (三浦美和子) ハラスメントは起きている ―県内の女性議員からハラスメントに遭ったというお話を聞くことがあります。男性議員たちに呼ばれて叱責された、閉会後に一人別室へ呼ばれて発言を取り消すよう迫られた、などなど…。女性議員は攻撃対象になりやすいのかな


処女膜再生手術として知られる外科手術が、イギリスで法律により禁じられる運びとなりました。保守的な思想に基づく処女信仰から女性を保護する狙いがあることが伝えられています。 Health and Care Bill (PDFファイル)https://bills.parliament.uk/publications/44867/documents/1301 Health and Care Bill - Parliamentary Bills - UK Parliament https://bills.parliament.uk/bills/3022 ‘Virginity repair’ surgery to bebanned in Britain under new bill | Global development | The Guardian https://www.theguardian


楠瀬喜多(1920年頃撮影) 楠瀬 喜多(くすのせ きた、天保7年9月9日〈1836年10月18日〉 - 大正9年〈1920年〉10月18日)は、日本の婦人運動家。高知県(当時の土佐藩)生まれ。通称、民権ばあさん[注 1]。 1836年に当時の土佐藩で、車力の人夫頭[注 2]だった袈沙丸儀平の長女として生まれる[1]。1854年[注 3]には土佐藩の剣道指南役を勤める楠瀬実と結婚するが、1874年に死別[1]。2人の間には養子を含めて子供がいなかったので、楠瀬が戸主として相続した。 戸主として納税しているにもかかわらず、1878年の高知県区会議員選挙では女性であることを理由に投票が認められなかった[3]。当時の府県会規則には「選挙資格は、満20歳以上の男子で、その郡区内に本籍を定め、地租5円以上を納める者(同法第14条)」と定められていたものの、府県会の下部組織である区町村会については郡区

𝙈𝙖𝙠𝙤 𝙉𝙖𝙠𝙖𝙢𝙪𝙧𝙖 @Mak0Nakamura US永住権持ちサンフランシスコ市内在住、専業主婦。 イヌ(二代目)ネコ飼い。気が向いたらブログを書きます。クソリプ/クソ引用RTはそいつが鳥のウンコ爆撃を食らう呪いをかけながらミュートしています。映画観た感想は全てHighlights/ハイライトに入れてます。note.com/mak0nakamura 𝙈𝙖𝙠𝙤 𝙉𝙖𝙠𝙖𝙢𝙪𝙧𝙖 @Mak0Nakamura これから1人でアメリカ遊びに行こうと思ってる女性にお知らせですけど、語学力無関係で別室食らう時は食らうから気をつけて。 絶対に全ての情報(ホテルの予約情報、帰国便の予約番号、おおよその旅程、実家の電話番号等)を1枚の紙にまとめておけば大丈夫。紙じゃなきゃダメ。絶対紙2023-09-08 23:20:53 𝙈𝙖𝙠𝙤 𝙉𝙖


4月14日に公開される『聖地には蜘蛛が巣を張る』は、イランの聖地マシュハドに実在した連続殺人鬼「スパイダー・キラー」が起こした事件を映画化した作品だ。2000年~2001年の約1年間で16人の娼婦を殺害したサイード・ハナイは、敬虔なイスラム教徒であり、あたたかい家庭に恵まれた“ごく普通の男性”であった。そして驚くべきことに、この残虐な行為に及んだ彼は一部の人々のあいだで賞賛された。“悪い女”を罰した「英雄」だと――。本作を監督したのは、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを受賞した北欧ミステリー『ボーダー 二つの世界』(18)で知られるアリ・アッバシ監督。イラン出身で、近年はデンマークを拠点に活動している監督に、“普通の男性”の中にミソジニー(女性嫌悪・蔑視)が生まれる背景について話を聞いた。 『聖地には蜘蛛が巣を張る』あらすじ 聖地マシュハド。「街を浄化する」という犯行声明のもと


2018年4月、大相撲の巡業中に緊急の対応で土俵に上がった女性が降りるように指示され、話題になりました。相撲における土俵のように、かつては酒蔵も女人禁制だったといわれています。 いったいどんな理由で、女性は酒造りから遠ざけられていたのでしょうか。現存する資料や酒蔵で語られている通説から、その真相を探っていきましょう。 はるか昔、酒は女性が造っていた酒造りの最高責任者「杜氏(とうじ)」という言葉の由来は「刀自」といわれています。「刀自」とは、神道における戒名と同等の意味をもつ"霊号"として、女性のみに使われる敬称。はるか昔、口噛み酒を仕込む際に必要な米を噛む役目は、巫女や穢れのない処女のみが行なったとされています。 平安時代の『延喜式』という書物に登場する、当時の酒造りに関する記述を参照すると、新嘗祭で行なわれる公式行事「節会」に使用する酒を造る際、米を搗(つ)くのは女性の役割で、1石の米を


外陰部の生検をしてみたら… ひとつ確かなことがあるとすれば、ジリアンは自分の生殖器のそばに穴など開けられたくなかった。 だから2018年に、婦人科医からがんの疑いがないか調べるために外陰部の生検を勧められたとき、彼女はためらった。 ジリアンがクリトリスのそばに見つけた白っぽい斑点を、医師は硬化性苔癬ではないかと疑った。だが、そのような症状は良性であることが多い。正看護師のジリアンにとって、そんな敏感な部分を切り取るというのは少し極端な話に聞こえた。 それでも結局は承諾した。相手は医師で、自分は看護師だ。「私は婦人科で働いたことがなく、あまりにも無知でした」とジリアンは語る(プライバシー保護のため、ラストネームは伏せてほしいと彼女は言った)。 生検のため、ジリアンは内診台に乗せられ、硬膜外麻酔を打たれて患部を麻痺させられた。生検後、医師は止血するため、外陰部──内陰唇と外陰唇、膣の入り口、そ


20年ほど前に性についての倫理を主題にした論集に「セックスワーク」についての寄稿を求められた。まったく不得手な論件だったけれども、苦心して書いた。なんという本だったか忘れてしまった。たしか岩波書店から出た論集だと思うけれども、もう手元にない。 考えていることは昔と変わらない。今はもうこんなにきつい書き方はしないと思うけれど。 はじめに 最初に正直に申し上げるが、私自身は、セックスワークについて専門的に考究したこともないし、ぜひとも具申したいような個人的意見があるわけでもない。ときどき、それに関する文章を読むが、数頁(場合によっては数行)読んだだけで気持ちが沈んできて、本を閉じてしまう。困ったものではあるが、私を蝕むこの疲労感は、必ずしも個人的なものとは思われない。 私の見るところ、この問題については、どなたの言っていることにも「一理」ある。ただし、「一理しかない」。異論と折り合い、より広範
▶︎ 都築響一+「下町レトロに首っ丈の会」キュレーションによる「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」が、東京都渋谷公園通りギャラリーにて1月22日~4月10日に開催されている。「おかんがつくるアート」のことと本展が定義する「おかんアート」とはなんなのか、その歴史的文脈をふまえて解説。視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論を専門とし、手芸とアートの関係をジェンダーの視点から研究してきた山崎明子(奈良女子大学教授)が論じる。【Tokyo Art Beat】 「おかんアート」の前で思考する「おかんアート」というものが以前から気になっていた。一目見て自分の身近にあったもので、懐かしいと感じる作品が多い。私自身、子供時代にこれらを母と作った記憶がある。小学生でも作れるもので、こうしたモノを作りながら縫う・編む・結ぶなど手芸の基本的技術を知らずに学んだのだと思う。東京都渋谷


メディアにあふれていた「からかい」ジェンダー・ギャップ指数世界120位の日本でも、すでに50年前に、ウーマンリブ運動(女性に押し付けられた性役割等からの解放を求める運動)があった。しかしリブ運動ほど、世間から嘲られた運動も、他にない。 1970年代当時の週刊誌等メディアの多くは、リブ運動や運動に参加している女性たちを、「揶揄」し、「からかい」、「笑いもの」にした。「『女・エロス』(当時のリブ系雑誌の雑誌名)に見る猛女史らの性感覚」(『プレイボーイ』、昭和49年2月12日号記事見出し)、「恐ろしやリブカレンダーの中身」(『アサヒ芸能』、昭和50年7月3日号記事見出し)といった具合に。 それから50年。状況は変化したのだろうか? 日本社会では、今日でもSNS等で、「フェミ叩き」があふれている。「フェミニスト」に対し、「怖い」「ヒステリック」「男嫌い」等の言葉が投げかけられると言うのだ。言われて


コロナウイルスが蔓延して以来、「コロナ太り」という言葉が流行するほど、多くの人が外出自粛による運動不足を懸念している。普段あまり積極的に運動をしない人たちもランニングや散歩に出かけるなど、世界中が改めて健康や体について考えるきっかけになったようだ。 近年は、ダイエットや体型についての話題は、かつてよりもセンシティブなものになったのではないだろうか。数年前に、フランスで痩せすぎモデルの起用にまつわる議論が巻き起こり、若い人たちを拒食症の危険から守るための規制が法制化されるなど、海外で少しずつ「美しい体」の概念が変わりはじめた出来事があった。先月、アメリカの歌手リゾ(Lizzo)も、自身のSNSを通して、体型の自由について強く訴え、大きな反響を呼んだ。 筆者も、海外の街で道ゆく人を気にしてみたり、自身が通うスペインのビジネススクールの学生と交流したり、あらゆる女性たちをしばしば観察してみた。ほ



*1 ナインティナイン岡村さんがセックスワークと貧困に関する不適切発言を謝罪して、矢部さんが「公開説教」した回をradikoのタイムフリーで聴いた感想を書きたい。 矢部さんによる炎上緩和策としての「公開説教」 岡村さんが冒頭から沈痛な様子で謝罪の言葉を述べる中、突如矢部さんが乱入して今日は公開説教しに来たと宣言し、その後はほとんど矢部さん一人の語りが展開される流れだった。 この放送の内容については既にTwitter等で議論されているように様々な切り口で語ることができると思うけれど、私はまず全体的な趣旨の解釈として、矢部さんは殺伐とした炎上騒動をコンテンツ/ショー化された「公開説教」に昇華することで、岡村さんを守ることに多くの面で成功した、というものを採用したい。 そもそも岡村発言の何が悪かったのか そもそもの前提として、岡村発言の何が悪かったかというのはそこまで簡単な問題ではない。思慮に欠

『宇崎ちゃんは遊びたい!』を使った献血ポスターとそれをめぐっての太田啓子弁護士のコメント・行動が炎上しているな。togetter.com 太田は詳しくは述べていないようだが、要するに宇崎ちゃんの「巨乳」強調のイラストが「無神経」であり「公共の場での環境型セクハラ」であるからという理由で赤十字に何らかの苦情を言ったものと思われる(くりかえすが、この理由は推測に過ぎない)。 これに対するツイッターなどのネット上のコメントを見ると、「あいちトリエンナーレ」の騒動と重ね合わせて、これも表現の自由に対する攻撃ではないのか、という意見がけっこう目立った。 「巨乳強調」は女性の人権を侵すか そもそもの問題として、巨乳を強調したイラストを大勢の前に掲示するのは女性の人権を侵すこと、「環境型セクハラ」になるのか。 結論から言えば、「環境型セクハラ」=法令上の人権侵害とは思えないが、女性を性的な存在とのみみ


女人禁制は伝統ではない 救命活動中の女性に「土俵から降りろ」とアナウンスがあったことが報道されている。 相撲は「女人禁制」が伝統と信じ込んでいる観客が騒いだので、行司が慌ててアナウンスしたらしい。 人命を無視して心臓マッサージを止めるわけにはいかないのは当然のことだ。 人命より伝統が大事というのは伝統を原理主義と勘違いしているカルトである。 今回のケースを緊急時であるから特例だと考えてはならない。 「女人禁制」は伝統ではなくて、「因習」であるからだ。 相撲における「女人禁制」は、明治の「男尊女卑」の強化から伝統だと勘違いされていったものだ。 日本書紀の雄略天皇の記述部分に、最古の采女による女相撲の記述があるし、室町時代には比丘尼が相撲をとっている。 江戸時代には女相撲は頻繁に行われていたし、明治15年にも山形県で女相撲が行われている。 もちろん女相撲も上半身裸で乳房丸出しだ。 だが明治にな

性教育が必要──多くの人がこの認識を持ちながらも議論が進まない理由のひとつに、“性”の何を教えるべきかついての足並みがそろわないことがあると感じています。月経の仕組み、避妊、感染症の予防のほかに「卵子の老化」が取りざたされるようになって以降は妊娠可能年齢を教えるべきだといわれますし、性暴力をなくすための教育をすべきという声もあります。 しかし「究極のコミュニケーションであり、強い快感をともなう楽しいもの」という性の一面を教えよう、という意見はあまり聞きません。性によって傷つき傷つけられない方法を習得することが大事である反面、性の“楽しい面”をどこでも習わないがためにその知識をAVに代表されるポルノグラフィに求めてしまうように見えます。 ■2000人に調査してわかった「快感の仕組み」 いうまでもなく、AVのみならずメディアにあふれる多くのアダルトコンテンツは“セックスの教科書”ではありません


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