アーカイブの危機とメンテナンスの大事さ 2025.01.15 Updated by yomoyomo on January 15, 2025, 13:09pm JST 無駄に長くネットで文章を書いていると、自分の中にあるネットに関する常識が、時代に合わなくなっているのに気付くことがあります。 例えば、こうした技術コラムを書くのであれば、(Googleと名前を出すたびにGoogleのトップページにリンクをはるようなやり方は過剰としても)必要に応じて他のサイトのページにリンクすべきであり、参照リンクがウェブにおける説明責任を担保し、元の文章の主張を補強するのが当然のように考えてきました。 昨年末、某セキュリティベンダーの技術ブログがいつの間にかパパ活ブログに変わっていたのに驚く投稿をしたところ、意図せずバズり、結果やじうまの杜やITmedia NEWSに取り上げられました。これはいわゆる「ド


2024年11月4日、日本文化伝承協会(所在地:東京都渋谷区)の専務理事であり、信濃國(長野)天空の社・車山神社の宮澤伸幸 宮司(ぐうじ)と、同神社の落合陽一 禰宜(ねぎ)は、岐阜県高山市の国指定重要文化財・日下部民藝館2F奥の間にて、『計算機自然(デジタル ネイチャー)神社』を正式に創建しました。 創建式では、計算機自然 神社の禰宜として落合陽一 自ら執り行います。 日下部民芸館1階の仮殿に祀られていた「ヌルの神様」を、同館2階の奥間に鎮座する「オブジェクト指向菩薩」の隣に移動させ、神仏習合し鎮まることで正式に「計算機自然神社」が創建されます。 日下部民芸館を訪れた外国人の方々も神仏習合の神事に大変関心を持ち、60人ほどの参列者の30人以上が外国人となり、禁足地にまで踏み入ってしまうほど溢れてしまい、式が中断することもありました。 しかし、計算機自然神社の宮澤伸幸 宮司、落合陽一 禰宜に


デジタルの皇帝たち――プラットフォームが国家を超えるとき みすず書房Amazonプラットフォームが大きな力をふるう時代である。アマゾンで日々の必需品を買い、ウーバーで食事を配達してもらう。海外では配車アプリの方で生計をたてている人も多い。Appleのアプリストアでは何十万ものアプリが公開され、その売上がメインの企業も多い。アマゾンのサービスのひとつ「メカニカル・ターク」は、希望者にタスクを分配する仕様で、世界中のリモートワーカーの資金源になっている。 こうしたプラットフォームが存在することは、利点ではある。メカニカル・タークのような巨大なオンライン労働市場はそれだけ仕事を振る人も多く、人のいないサービスと比べれば容易に仕事にありつける。特にオークションや取引プラットフォームなどでは顕著だが、取引が成立したにもかかわらず品物を送らない悪質な取引事業者や個人が現れたときも、プラットフォーマーは

またはてないじりの漫画描いてごめんなさい…。でも思いついたら描かないでいられなかったのと、あと、自分が描かなかったらだれが描くんだろう、だれが人力検索はてなのことを思い出すんだろうと思って……。 q.hatena.ne.jp 人力検索はてな www.gizmodo.jp この記事にある通り、最近はさらにひどくなってる。生成AIによって記事の作成が容易になってるのもあるんじゃないかな。よくわかんないけど。goldhead.hatenablog.com また、このエントリには全面同意で、本当に個人の記事にたどり着かなくなった。それに伴い、特殊な事例の処置の仕方(昔は大抵個人がメモっていて、そういうのがヒットした)も全然わからなくなった。野生の専門家がまとめた特定の分野に詳しいホームページが2000年ごろは結構あったんだけれども、そういうものも一切ヒットしなくなった。まず、そういう静的にまとめ


個人の内発的動機で駆動される社会、『個人主義ユートピア』 p-shirokuma.hatenadiary.com amamako.hateblo.jp ↑の辺りを読んで。 かつて00年代の2chやニコニコ動画において存在した、金にならないからこそ発生した平等意識。それを私は「個人主義ユートピア」と呼んでいます。同様の個人主義ユートピアは、00年代はてなダイアリーやプロ化以前のゲーセンにもありました*1。 ニコ動にあってyoutubeにはないもの。はてなにあってnoteにはないもの。ゲーセンにあってe-sportsにはないもの。それが個人主義ユートピアです。 これら個人主義ユートピアを成立させるために肝要なのは、「金と権威」をコミュニティから取り除くことです。金と権威が得られるとわかるや否や、それ目当てのハイエナどもがコミュニティに群がってくる。ここはてなでも10年代初頭にアフィリエイトブロ

こんにちは! 今日は、NFTを買ったり、やってみたりして、気づいたことについて書きたいと思います。メモ的なものなので、 買うだけじゃダメだよねNFTについて、理解したい、と思っていろいろ買ってみたのですが、結論として、ただ売り買いするだけでは理解できないということがわかりました。 特に「安く買って高く売る」という行為には正直まったくときめきがなく・・・。なんだかんだで、50万〜100万円?くらい利益がでたと思うんですが、だからなんだ?という感じでした。 利益目的で、株を買って、売る、というのと同じというか。 ちなみに株でいうと僕は上場株はほとんどやらなくて、エンジェル投資だけです。エンジェル投資は「応援したいプロジェクトに投資をして、それが大きくなって利益がでる」というのが嬉しいのですが、エンジェル投資はIPOかM&Aするまで株を売れないので、気が楽なのですね。 一方で、上場株やNFTとか


わたしがガールズバーで働いていた時、知らないふりをするのが仕事だった。 現実を忘れるために酒を飲むので、店に来るたびに卒業大学が変わっているお客さん。酒に詳しい自分であるために酒を飲むので、店に来るたびに同じうんちくを繰り返しているお客さん。 毎回大学違う人はいつもコロンビアとかスタンフォードとか言っていたし、毎回うんちく同じ人はいつもアードベッグとかラフロイグとか言っていた。そこへ米兵が飲みにきた。なんかみんなスンッとした。女性が接客する店でコロンビアとかスタンフォードとかアードベッグとかラフロイグとかおっしゃる男性客の皆さんを前に、わたしがとった行動は、「がんばっている感じでいっしょうけんめいな英語をしゃべる」というものだった。ハロ、ハワユ。ナイスチュミーチュ。ピザ、ラムコーク。 決して、優越してはいけない。 ここまでですでにご不快になられた方がおられるのだろうなと思いながら書き続けて



「自分の声」があらゆる方向から返ってくる閉じた空間、エコー・チェンバー エコーチェンバー現象(エコーチェンバーげんしょう)あるいはエコーチェンバー(英: Echo chamber)とは、自分と似た意見や思想を持った人々の集まる空間(電子掲示板やSNSなど)内でコミュニケーションが繰り返され、自分の意見や思想が肯定されることによって、それらが世の中一般においても正しく、間違いないものであると信じ込んでしまう現象[1][2]。または、閉鎖的な情報空間において価値観の似た者同士が交流・共感し合うことで、特定の意見や思想が増幅する現象[3]。エコーチェンバー化[4]、またはエコーチェンバー効果[5]ともいう[6]。エコーチャンバーとも表記される[7][8][9]。 「エコーチェンバー」は、もともとは音響効果や実験のため人工的にエコー(反響)を作り出す部屋「残響室」(英語別称:Reverberati

中国の3強と呼ばれる、百度、アリババ、テンセントの決算を詳しく見ていきます。ヤフージャパンや楽天など日本企業と比較すると、規模の違いに驚きます。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ) ※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2017年9月5日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。 プロフィール:シバタ ナオキ SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。 この差はもう縮まらないのか?決算の比較で実感する「世界の壁」中国のインターネット業界は世界から「独立」している 今日は中国の「3強」と呼ばれる、百度(Baidu)、アリババ(Alibaba



この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "フィルターバブル" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE ·NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2021年3月) フィルターバブルで異なる意見が見えなくなるしくみ フィルターバブル(filter bubble)とは、インターネットのユーザがネットから得る情報が、自分と同じ意見や趣味のものばかりになり、異なる意見や趣味が見えなくなる現象のことである[1]。 インターネット上のサービスが各ユーザーが好きな情報を優先しそうでない情報を遮断する機能(コンテンツフィルター)を搭載したせいで、各ユーザはまるで泡(バブル)の中に包まれたような状態になり、バブルの外の世界が見えな

Google日本法人が2月3日、日本語検索のアルゴリズムを変更したと発表した。内容の薄い記事を大量に掲載するキュレーションメディアについて、検索にヒットしにくくしたようだ。Googleが日本語の検索アルゴリズムの変更について発表するのは極めて異例。「WELQ」騒動に端を発したキュレーションメディア問題に、Googleがついに本腰を入れて対策し始めた。 今回アルゴリズム変更の狙いや影響を、SEO(検索エンジン最適化)専門家の辻正浩さんに聞いた。 「ページ自体の評価が下がる」アルゴリズムGoogleの発表によると、今回の変更により、検索上位に表示されることのみを重視し、記事の内容や質が低いサイトの検索順位は低下。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、上位に表示されるようになる――という。 辻さんによるとこの変更は、「アルゴリズムで抽出された特定サイトの一部ページだけに


なんというか、言葉の俗な使い方って難しいなと。 「死ね」なんて言葉、そのまま文字通りに受け取ると「私はあなたが死ぬことを望みます」って意味だし、憎しみのこもった強い言葉に見えてしまう。 でも「保育園落ちた日本死ね」の「死ね」はそういう用法の「死ね」じゃなくて、もっとカジュアルなものなんだよね。 例えば「毎日混みすぎだろ埼京線死ね」という投稿があったとして、ここに埼京線への憎しみや埼京線が廃線になってほしいという願望を読み取ったら間違いで、当然この投稿から読み取るべきは埼京線が混雑しているせいで私は極めて不快な思いをしていますというメッセージ。 つまり、不快感や怒りの感情を表明する際にカジュアルに使われる表現に「死ね」がある。もちろん品のいい言葉遣いではないけど、言葉遣いが悪いのが当たり前の匿名インターネットの世界では頻繁に使われる。 これを古市氏は比喩表現と言っていたけれど、比喩表現という


By Johann Dréo 2016年1月15日、フリーのオンライン百科事典Wikipediaが15周年を迎えました。2001年に英語版からスタートしたWikipediaですが、現在はなんと約300言語・3600万ページものコンテンツが存在するそうです。Wikipediaの更新を行っているのは8万人にも及ぶボランティアで、その財源はユーザーからの寄付で成り立っているのですが、誕生から2016年までの15年間で起きた15の出来事をWikipediaがまとめています。Wikipedia 15 https://15.wikipedia.org/history.html 1:Wikiが誕生 1995年、アメリカのプログラマーであるウォード・カニングハム氏が世界で初めて「Wiki」を採用したサイトを開設しました。「Wiki」は、世界初の複数人が同時に文章を編集できるインターネットプラットフォーム


「CDより高音質」が売りのハイレゾ音源が注目を集めている。ミュージシャンも聴き手も納得の高音質配信データ。低迷する音楽産業の新たな収益源になるとの期待は高く、対応作品は増加の一途だ。ライブコンサートを楽しむ人が増えているのも、「臨場感」が味わえる音源の普及を後押ししている。 「聴き手と作り手が同じ音質で作品をわかり合える時代がやってきた」。音楽プロデューサーの小室哲哉さんは、昨今のハイレゾ人気を歓迎する。音の情報量はCDの3~7倍で、「レコーディングスタジオの音そのものを届けられ、聴き手にいろんな音を感じてもらえる」。所属する音楽ユニット「TM NETWORK」の新作も12月にハイレゾ配信した。 音源はインターネットの専用サイトからパソコンなどにダウンロードする。1曲300~500円。ハイレゾに対応した携帯型音楽プレーヤーやオーディオシステムを使えば、豊かな音を最大限に堪能できる。 200


日本のシティポップや1980年代の米英エレクトロミュージック、ディスコなどを高次元でブレンドし、多幸感と切なさが同時に押し寄せるようなポップミュージックを奏でるtofubeatsさん。彼の待望のメジャーデビュー作、その名も『First Album』が豆腐の日(=10月2日)にリリースされました。まるで人を食ったようなタイトルが付けられた本作ですが、そこには彼の「音楽愛」がぎっしりと込められています。若くして、すでに日本を代表するトラックメイカーの1人となったtofubeatsさんですが、実はデビュー前に大きな挫折と大病を経験していました。彼の世界観や人生観に大きな影響を与えたそれらの経験は、一体どのようなものだったのでしょうか。いまも神戸を拠点として活動を続ける彼の自宅スタジオで、これまでの道のりを振り返ってもらいました。 テキスト:黒田隆憲 撮影:ハブ(夜色きかんしゃ) tofubeat


1.あらかじめ断っておくと、いつの時代にもインターネットには事実でも真実でも無い書き込みがたくさんあった。例えばパソコン通信上の文面や、ウェブサイト同士の友誼を掲げた文面で、本心とも事実とも一致しないような玉虫色の言葉が弄されることなど、そう珍しくもなかったと記憶している。 それでもなお、インターネットでしか読めない真実・インターネットでしか語られない事実、といったものは掘ればザクザク出てきた。インターネットで内緒話や秘密の打ち明け話ができると勘違いしている人、インターネットがアンダーグラウンドだと信じている人――こういった無邪気なユーザーによって、インターネットには湖底から湧き出すメタンガスのごとき真実や事実が充満していた。 2014年から眺めると、そうしたイノセントな書き込みは、インターネットに対する無知・誤解・錯覚によって生み出されていたと決めつけたくなるが、それだけでも無かったよう


リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く