はじめに 授業 研究(学位論文指導、特に卒論) おわりに はじめに 2024年度に大学で担当している授業や学位論文の指導で、生成AI関連で気になることがいくつかあったので記録も兼ねて簡単に書いておきます。以下どうしてもネガティブなことが多くなっていますが、ちゃんと付き合う/使うためにはこういうことも考えておく必要がありそうだということで。 私自身はあまり技術的に詳しい方ではありませんが、ふだんの業務や研究では生成AIをいろいろ試しています。ChatGPT Proにはまだ手が出せていないものの、有料プランで使っているものもあります。また、生成AI絡みの研究にもちょっとだけ関わっていたりもします。 なお、以下に書くことはあくまで同様の問題に困っている、あるいは心配している人の参考になればということで例を示したものです。一口に「大学」「研究」と言っても、組織や分野、授業・研究の目的などさまざまな

「ひやっしー」に研究者はどう対応すべきか2024/06/15(土) 「ひやっしー」(起業家・村木風海氏の開発した二酸化炭素吸収装置)の話題がTwitter(現X)で最近また流れてきて、何かあったのかなと思っているのですが、その中にちょっと気になるポストがありました。 ひやっしーどうでもよかったんだけど、例えば小学校に出張講義とか行った時に「ぼくも温暖化に興味があって、ひやっしーみたいになりたい!」という生徒や「環境問題に興味を持って欲しくてひやっしーの本を子どもたちに薦めています!」みたいな先生に出会ったら、なんと言っていいかめちゃ困るな… — 汚ディーン@山岳環境研究者 (@gl_odean) June 13, 2024 えー、いや、どうなんだろう。そんなに困るかな。「本当のこと」を、言葉を選んではっきり言えば、小学生相手でも伝わるんじゃないかな、と思います。 「ひやっしー」は、部屋の
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