沖縄戦で身を隠した自然洞窟・ガマで聞いた「ポトン、ポトン」という水滴の音に「生きていること」を実感した少女は、琉球舞踊で初めての人間国宝になり、ことし5月、本土復帰50年の式典の舞台を飾りました。 「踊りは、私の臓器の一部」だと話す志田房子さん。 創作舞踊「鎮魂の詞」は、77年前にガマで聞いたあの水滴のしたたる音で始まります。 (沖縄放送局記者 西銘むつみ) 27年間におよぶアメリカ統治から本土に復帰して50年を迎えたこの日、沖縄では、総理大臣や沖縄県知事が出席する記念式典が開催されました。 そのレセプションの幕開けを琉球舞踊で飾ったのが志田さんです。 志田さんは、琉球舞踊の分野で初めて、国の重要無形文化財保持者、いわゆる「人間国宝」に昨秋、認定されました。 国の重要無形文化財の琉球舞踊には「古典舞踊」や「雑踊(ぞうおどり)」があります。 沖縄が今の中国と交易があった琉球王国時代に、中国か

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