8月30日から山田尚子監督の『きみの色』が公開されました。光や色の表現が非常に印象的な作品です。私にとって山田監督といえばレンズを意識した演出に特徴のある作品の印象が強いですが、実際インタビューなどでもアニメーションにおけるカメラやレンズに対する意識の強さがうかがえる発言も見られます。またご本人もミニシアターなどで知らない外国映画を見たりするのが好きとも話されていたので、そういった映画館で供されるような表現にこだわりのある映画をたくさん見ているようです。 近年のアニメーションの中では実写のレンズに現れるような現象を表現として用いることが増えています。山田監督の他にも新海誠監督などもそれらを作品に積極的に取り入れている代表的な作家と言えるでしょう。これらはデジタル技術の進歩でその幅を広げていますが、フィルム時代からも行われているものです。 その中でも今回はピント表現、被写界深度表現について少

還暦を過ぎたカメラ歴50年のジジイの話で良ければ読んでいけ マニュアルフォーカスまずな?プロはマニュアルしか使わないなんて嘘だ。特に動体撮影する連中は逆にオートフォーカスしか使わん。スポーツ写真でもアイドルのライブ写真でもオートフォーカスが基本。 そしてSONYの正直に言ってマニュアルフォーカスは使いにくく、マニュアルフォーカスの扱いやすさで言えばキヤノンが優勢だ。なぜかって?家電量販店で試してこい。マニュアルフォーカス時のユーザーインターフェースの時点で出来が違うから。 SONYSONYはなオートフォーカスがすべてだ。キヤノン党やニコン党やフジ党に聞いてみろ。口を揃えて「SONYのオートフォーカス"だけ"は敵わないっすねぇ」って言うから。 SONYがはじめてカメラでSONYのオートフォーカスが当たり前になってみろ。他社へ乗り換えた際に「遅っ!!」「えっなんで認識しねぇの!?」となるのは確

母に「もう身体が動けなくなった父が持っているカメラやレンズでいらないものはないか?」と聞いていたところ、二台のカメラと数本のレンズが届けられた。そのうちの小さい方のカメラを持って、少し散歩した。LUMIXのなにかだ。十年くらい前のカメラだと思う。レンズはなんだろうか。標準レンズだろうか。 設定がなぜかすごく青被りしていたが、説明書もないので修正の仕方がわからない。モードを変えて無理やり撮る。 青被りを避けた。 設定をいろいろいじっていたのもあるが、電池の減りが早い。 カメラは本体が小さすぎてストラップもなにもつけていないので、いつ落としてもおかしくはない。 小さいカメラといえば、おれはiPhoneで十分という気もするのだが、やはりカメラという「もの」は悪くない。 それにしても近所。まあ、このご時世、横浜から江ノ島あたりにいくのもはばかられる。 海が見たい。 マンジュシャゲの花の咲く季節にな

「究極のスナップシューター」GR IIIxを買った。スナップをシュートしに行こうと思っていたら、朝から雨が降っていたのでちょっと散歩するのはやめた。 しかし、競馬の最終レースが終わり、東スポを買いに行くとなると雨がやんでいた。 とりあえず、ポケットにGRをいれてちょっと離れたコンビニに向かった。 設定もなにもない、とにかく操作を知ること。 しかし、操作は難しかった。おれの手は「こどもみたい」と言われるくらい小さいのだが、それにしてもカメラが小さい。そこそこ大きいレンズ交換式のα65に慣れているので、どうにも小さい。 そんでもって、ADJ(露出補正)レバーに指がひっかかって、EVがすごいことになっていたりして、なにが起こったのかわからなかったりした。 40mm単焦点がどうかというと、これはとてもいい。あ、単焦点というのはズームとかできないということです。不便に思いますか? しかし、これがたま

最近のITmediaの記事から各社のカメラの作例を選んだ。これはほんの一部だが、荻窪さんが同じガスタンクを作例に選んでいることが分ると思う。すると二つのことが気になってくる。なぜガスタンクなのか、そしてこのガスタンクはいったいどこにあるのかだ。 このガスタンクの場所を知りたい。そして同じように写真を撮りたいと思うようになった。アニメの舞台をたどる、いわゆる聖地巡礼と似たような気持ちだ。 荻窪さんに案内してもらえることになった と思っていたところ、なんと荻窪さん本人に例のガスタンクを案内してもらえることになった。 左が荻窪圭さん。祖師ヶ谷大蔵駅に集合しました。 きっかけは、偶然にも当サイト編集長の林さんとご近所だと判明したこと。林さんもかつてはガスタンクを集めたウェブサイトを作っていたことがある。そんな縁で林さんが連絡を取ってくれたのだ。 というわけで今日は林さんも一緒。二人が見ているのは荻

レンズ交換型カメラをマニアの手から解放し「普通の人」に普及させた一大ブランド、キヤノンの「EOS Kiss」が終わる。同社のエントリーモデルにはKissブランドを冠することが多かったが、新製品は2020年11月発売の「EOS Kiss M2」が最後。この3月に発売したエントリーモデル「EOS R50」からはKissの名前が消えた。販売状況を見てもKissが終息に向かっているのは明らかだ。キヤノンのレンズ交換型カメラのうち、Kissシリーズが販売台数に占める割合は、過去3年に限っても最高で75.8%に上った。しかし、この3月には39.7%と4割を下回った。販売金額でも最高の6割超から32.1%と半減した。キヤノンはドル箱ブランドKissから卒業しようとしている。全国2300店舗の実売データを集計するBCNランキングで明らかになった。 Kissの初号機は1993年発売のフィルム一眼レフカメラ「

本日、一部報道機関より、当社が一眼レフカメラ開発から撤退という報道がなされましたが、憶測によるもので、当社が発表したものではありません。 デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続しており、ご愛用のお客様には引き続きご安心してご利用頂ければと思います。 こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。 シェアする
スマホ内蔵カメラの進化がすごい。 もはや高くて重いカメラなんていらないんじゃ…って気もするけど、カメラ大好きマンとしては、相変わらずカメラ2台で撮り歩いた写真を記事にしているのである。 ではスマホの写真とカメラ(ミラーレス一眼)の写真はどう違うのか。 スマホの性能に驚きながらも、カメラで撮れる写真の良さも伝えたい…という気持ちでシチュエーションにわけて比較してみた。 そして具体例として、ひとつの街歩き記事(「東京屈指の観光地・深大寺はその周辺の高低差も楽しい」)をスマホ写真/カメラ写真の2パターンで書いてみた。 同じ題材でもこんなに印象が変わるんだ…!という超ニッチな比較をこれからしていきます。 早速だが、どちらかがスマホ写真で、どちらかがカメラで撮った写真だ。 (なお、縦横比はカメラの3:2に合わせ、サイトの規格の横640ピクセルにリサイズしている) 状況としては、左上から太陽光が差し込

TVerアニメ @TVer_anime #伍代夏子 さん、現在では152人の“お母さん”に👶 果たしてその理由とは❓ 生活が激変したという趣味のカメラについても語ります📸 『#徹子の部屋』はTVerで期間限定無料配信中😆 #テレビ朝日 #黒柳徹子 #杉良太郎 dogatch.jp/news/ex/expost… 2020-08-04 17:03:27TVerアニメ @TVer_anime 国内最大級の無料動画配信サービス #TVer のアニメ公式アカウントです!TVerで無料配信中のアニメ関連情報をいち早くお届け📺 アニメ配信情報はフォローしてチェック! 総合アカウントはこちら▶️@TVer_official https://t.co/C0pi2j160C リンク dogatch.jp 伍代夏子、杉良太郎との電撃結婚から21年。現在では152人の“お母さん”に! 8月4日(火)

「35ミリ派」と「50ミリ派」がいるだろうとは予想していたが、これほどはっきりとしたピークが現れたのは予想外。「超望遠派」は飛行機やスポーツ、野生動物、野鳥などを撮影するこの記事の写真をすべて見る 人間の目にいちばん近い画角のレンズが「標準レンズ」といわれるが、実際、写真家にとっての標準レンズは何ミリなのだろうか。 『アサヒカメラ』で写真家128人にアンケートをした結果、大きく分けて「35ミリ派」と「50ミリ派」が存在することがわかった。(図表参照)その数はほぼ同数。スナップ写真を撮る2人の写真家に聞いてみた。 まずは35ミリ派の百々俊二さん。 「スナップ写真を撮るときは35ミリが圧倒的に多いです。人物をとらえたときに背景の町とか風景を画面に取り込みやすい。 これが50ミリになると、人にだけちょっと寄ってしまう感じになるから、もっと下がらなきゃいけない」 50ミリ派の北井一夫さんはどうだろ

HatenaやTwitterで話題の、今時のネットmediaの若いネットライターの記事。cameraマンがついて撮影creditがあるのに、肝心の写真が壊滅的に下手糞なことが多い。このdigital時代に!特に若い女のコのcameraマン。個性とかいうレベルじゃない。全くもって基礎がなってない。 軽く指摘しておこう。 ・lensのbokeh味を把握してない lensってそれぞれbokehの質が違う。このlensでこの背景ならこうbokehるだろうっていう、そういう感覚が身についていないんだろうなあ。単焦点lens使ってるのにbokehが嫌な感じにザワザワして、mainの被写体を邪魔してる。old lensとかじゃないぞ?何の変哲も無いイマドキ単焦点なのに。仏心でもっと具体的に指摘してあげよう。標準lensの開放のbokehってのは意外と難しい。特に、portlaitで全身が入るような引き

ほんと何気なく撮ったらこんな風に写ったりするので困る。 こないだGR IIIのレビューを書いたら、なんか結構な騒ぎになりましてbluelines.hatenablog.com5chにリンクが貼られて、「AFが遅い?置きピンしろ下手くそ!」と罵られていました(苦笑)。いや、そういうことじゃなくない? で、しばらく使ってますけど、印象は全く変わりません。難しいカメラです。「俺には俺のやり方があるんでい」的な、頑固職人みたいな気配があります。それに対して僕は、(換算)28mmのパンフォーカスで撮る、という脳が全く発達していないため、どうやったらこのカメラと僕の間に「共通の話題」を見出せるのか、常に探っているような形です。 ただ、やっぱ何かあるんだよね。他のカメラでは撮れなかった何かが写るときがある。それが「いい写真」なのかどうかはよくわからないんだけど、よくわからないのは好きなので、もう少し

「アサヒカメラ」9月号が、「この女性写真家がすごい」と題した特集を組んだ。92年の歴史のなかで、女性写真家を特集するのは初めての試みだ。

こういうやつですね。ぼんやりと丸い光が浮かんでいるような写真。学生に「どうやって撮るの?」と聞かれたので、ここで解説します。 玉ボケが発生するのは、「点光源が被写界深度から(大きく)外れたとき」です。 点光源とは、その名の通り、点状の光源です。最もわかりやすいのは「イルミネーションの電球」でしょうか。自ら光を発するものでなくても点光源になり得ます。例えば、葉についた水滴が光を反射した時は、それは点光源となります。 被写界深度とは、「ピントが合ったように写る奥行き」です。被写界深度から外れるとは、要するにピントが合わない状態になっている、ということです。被写界深度のメカニズムについては、こちらに書いた記事を参照して下さい。 では、具体的にどうやったら玉ボケ写真を撮れるのか。大雑把にまとめると、「近くの被写体を、遠くの点光源をバックに撮る」ということになります。模式図で表すとこんな感じです。

僕が写真という表現に惹かれる理由の7割くらいは「レンズ」にあります。なのでレンズの話をします。イェア。誰もついてこないと思うけどイェア。 レンズって、結局は「光を曲げる道具」なんですね。で、そこで起こってることは純粋な物理現象です。現代の技術でどれだけコントロールできるかはともかく、理論的には全てをロジックで記述できる世界。 でも、実際にレンズを造るとなると、いろんなアプローチがあるんです。一つは「超高精度スキャナー」を目指す方向。シグマやオリンパス、あといろんなメーカーのマクロレンズがこれです。世界に存在する光を、どれだけ精密にひとつひとつの画素にマップできるかの勝負。こういうレンズを覗いていると、ピントが合う瞬間、光がクソみたいに小さな一点に収束する瞬間にゾクゾクします。 しかしまた一方には、全く逆のアプローチがあります。「絵筆」を目指す方向です。ニッコールの単焦点、コシナのツァイスや

しんご @shingo_camera 今日は運動会です。 今年も控えめにですが可愛く娘撮れたらなって思います☺️ https://t.co/OBwZY8DwnP 2018-10-07 09:19:14

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