NHKと朝日新聞社は11月19日、宇宙開発の歴史や未来の宇宙の姿などを学べる展示会「宇宙博2014-NASA・JAXAの挑戦」を来年7月19日~9月23日に千葉・幕張メッセで開くと発表した。米航空宇宙局(NASA)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)全面協力のもと、国内最大級の宇宙博になるという。NASA、JAXAそれぞれの展示エリアと、火星探査展示エリア、未来の宇宙展示エリアを設置。NASAが進めてきた有人宇宙開発の歴史や、火星探査車「キュリオシティ」の実物大モデル機(NASA製作)などを紹介するほか、JAXAや国内宇宙関連機関の協力を得て、日本の宇宙開発への挑戦や天体観測への取り組みを、最先端の技術とともに紹介する。 「宇宙の神秘の姿を体感できる」というスーパーハイビジョンシアターも設置し、「これまでにないスケールで宇宙の魅力と人類の夢を紹介する」としている。 今年は新型ロケット「イプ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、隔月(奇数月下旬ころ)で発行している研究本部広報誌「空と宙」の2013年3月発行号(No.52)において、低毒性高性能推薬を用いた「パルススラスタ(Pulsed Chemical Rocket withGreen High Performance Propellants:PulCheR、プリキュア)」の研究プロジェクトが欧州全体の国際競争力や技術力を向上させることを目的に、欧州における研究活動を助成する欧州委員会の政策である「FP7(Seventh Framework Programme:第7次研究・技術開発のための枠組み計画)」に採択されたことが掲載された。 同プロジェクトはイタリアのALTAが取りまとめ役を務め、JAXAの推進系グループのほか、オランダBradford Engineering、イタリアDCCI(The Department of C

イプシロンロケット試験機 打上げ中止の原因究明状況 について 宇宙航空研究開発機構 理事 遠藤 守 平成25(2013)年9月4日 資料12-1 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 宇宙開発利用部会 (第12回)H25.9.4 1 打上げを中止した経緯 イプシロンロケット試験機は、8月27日の打上げに向けて作業を進めていたが、打上げ時刻の約19 秒前に打上げを中止した。打上げ中止の経緯、現時点で判明している原因および対応状況を本日 ご説明する。 【打上げ中止の経緯】 ① 13時45分00秒の打上げに向け、打上げ時刻の70秒前に自動カウントダウンシーケンスを開始 した。 ② 打上げ20秒前に地上装置(LCS【注】)からの信号でロケットの搭載計算機(OBC)を起動。1秒 後にOBCがロケットの姿勢計算を開始した。 【注】LCS:イプシロンロケットの点検・打上げを遠隔で操作するための地上

「イプシロンの里弁当」などを求める人たちで混雑する物品販売所(27日午前、鹿児島県肝付町の内之浦漁港で)=江上純撮影 日本の宇宙開発の未来を背負ったロケットは、カウントダウンが終わっても飛ばなかった。 27日午後、鹿児島県肝付町にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所での打ち上げが急きょ中止された新型固体燃料ロケット「イプシロン」。「まさか飛ばないなんて」「残念だ」。発射をひと目見ようと全国から詰めかけた多くのファンや地元住民からは、大きなため息が漏れた。 発射台に載り、準備を整えたイプシロンの白い機体は、予定の午後1時45分にカウントダウンがゼロになっても、動きはないまま。約3キロ先の発射台が見えることから人気が高く、抽選で駐車場(約350台分)の枠を当てたファンらが詰めかけた宮原一般見学場では、轟音(ごうおん)とともに、晴れ渡った上空に飛び立つ姿を予想していた見学客
小惑星探査機「はやぶさ2」に載せる 名前・メッセージ募集キャンペーンの実施について ~星の王子さまに会いにいきませんかミリオンキャンペーン2~ 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、2014年にH-IIAロケットにより小惑星探査機「はやぶさ2」*1の打ち上げを予定しています。「はやぶさ2」は、打ち上げ後2018年に小惑星到着し、約1年半ほど小惑星の探査を行い、2020年に地球に帰還する予定です。 JAXAでは、世界中の皆さまよりお名前、メッセージ、寄せ書き・イラストを募り、「はやぶさ2」搭載装置(ターゲットマーカー*2及び再突入カプセル*3)に記録、搭載します。本キャンペーンと「はやぶさ2」の約6年にわたる宇宙でのミッションを通じ、日本の宇宙探査活動へのご理解を深めていただく機会としたいと考えています。 キャンペーン実施概要は以下のとおりです。 募集キャンペーン名称 「星の王子さまに会い
中川翔子(なかがわしょうこ) 1985年5月5日生まれ。東京都出身。2002年にミス週刊少年マガジンを受賞し芸能界デビューして以来、数々のテレビ番組に出演。趣味はパソコンでイラストを描くこと、読書、ゲーム、映画、アニメ、コスプレなど。特技はヌンチャク。 デビュー10周年となる2012年には、国内だけでなく初のアジアツアーを開催。 寺田:JAXAについてどのようなイメージをお持ちですか? 中川:JAXAは、いろんなことを開発して、いろんなことを切り開いてくれるので、日本の宝だと思っています。人類の希望・期待をすべて背負った、人類の歴史の最先端にいるのがJAXAだと思っていますので、JAXAで働く人は私たちのヒーローですね。JAXAには期待しまくりです! 以前出演した番組で筑波宇宙センターを取材させていただいたことがあって、敷地が広大で緑が多いのにはビックリしました。その時に、宇宙飛行士の野口
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、次期X線天文衛星ASTRO-Hに搭載予定のガンマ線観測センサの技術を応用し、ガンマ線を放出する放射性物質の分布を可視化する新しい装置「超広角コンプトンカメラ」を試作しました。この装置は、広い視野(ほぼ180度)と核種に固有なガンマ線を識別する能力を生かして、敷地や家屋に広く分布したセシウム137(Cs-137)やセシウム134(Cs-134)について画像化できることから、サーベイメーター等を用いた人力による従来の調査では困難であった、屋根などの高所に集積する放射性物質も画像化することが期待されます。(添付資料1)(0.6MB)本年2月11日、JAXAと日本原子力研究開発機構(JAEA)並びに東京電力株式会社は、計画的避難区域に指定されている福島県飯館村草野地区において「超広角コンプトンカメラ」を用いた線量測定及び撮像試験による実証試験を実施しました。撮
【重要なお知らせ】このページは過去に公開された情報のアーカイブページです。更新を終了しているため、リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。 最新情報については、新サイト Earth-graphy (earth.jaxa.jp) をご利用ください。
40年以上前に、幼い妹の着物として使われた古布が、母の手で20年前にお手玉として蘇り、あるとき小惑星表面でも使える目印(マーカ)のアイデアに窮した私の手の中で、「はやぶさ」をイトカワ表面に導いたターゲットマーカーになるまでの物語の始まり始まり・・・ 手許に1997年12月の会議資料がある。 「ターゲットマーカー方式検討(第5報)」。このとき初めてターゲットマーカーという名前がつけられた。それまでは小惑星の表面に落とす目印は「ターゲットプレート」と呼ばれていた。 「固いプレートじゃ無重力に近い小惑星の表面では跳ね返って使えません!」 「反発係数(*)0.1以下は大変困難です」 12月の会議から3ヶ月、どうやって、地球表面の10万分の1しか重力の無い天体の表面で"はねない"目印を作るか、それが私たちに課せられた難題であり、検討メンバーの試行錯誤が続いていた。何しろ、スライム、低反発ウレタン、糸


宇宙で網漁!? 漁網メーカーとJAXAがコラボって開発中の「宇宙ごみ除去システム」、そして「宇宙ごみ」とは何なのか? 2011.01.27 23:00 獲物はスペースデブリ! 広島県の老舗漁網メーカー「日東製網」が宇宙航空研究開発機構(JAXA)と「宇宙ごみ除去システム」というものを開発しているそうです。 「スペースデブリ(宇宙ごみ)」とは、例えば、耐用年数を過ぎたり事故や故障で役目を終えた人工衛星、あるいは宇宙飛行士が落とした手袋や工具など、「なんらかの意味がある活動を行うことなく地球の衛星軌道上を周回している人工物体」のことです。(ちなみに天然の岩石などは「メテオロイド」と呼ばれ区別されます。)4500tもスペースデブリが今も地球の衛星軌道上を漂っているんだとか。下のモデル図の黄色いやつは全部デブリですよ。 さて、このスペースデブリ、宇宙空間をとんでもないスピードで移動しています。その

準天頂衛星システム(QZSS)みちびき(Michibiki)の特設サイト[QZ-vision]。国産GPS補完・補強衛星。
宇宙航空研究開発機構は27日、小惑星探査機「はやぶさ」の試料容器のうち、新たに開封した方の小部屋からも微粒子約100個が見つかったと発表した。 肉眼で見えるほど大きな粒子はなかったが、逆さにした試料容器を、専用器具でたたいて軽い衝撃を加えたところ、0・01〜0・1ミリ程度の粒子が出てきた。 容器は円筒形で、A、Bの2室に分かれている。まずA室を開封し、イトカワの微粒子約1500個が先月、確認された。B室も今月、開封。イトカワへの2度の着陸のうち、時間の長かった1度目に開いていたのがB室で、A室より多くの試料が期待されていた。 宇宙機構は詳細な分析のため、1月下旬から全国の研究機関や大学に微粒子を配布する予定。今夏には海外からも公募を始める。
JAXAは、現在、金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入失敗の原因究明を行っておりますが、金星最接近後の探査機データ取得後に行った探査機の機能確認作業において、12月9日9時ごろ(日本標準時)に金星画像を取得できたのでお知らせします。 2010年12月9日、中間赤外カメラ(LIR)、紫外線イメージャ(UVI)、1μmカメラ(IR1)の3台を立ち上げ、金星を撮影しました。撮影時刻は午前9時頃(日本時間)で、このとき「あかつき」と金星の距離は約60万km*でした。「あかつき」から見た金星の視直径は約1.2度**で、金星を夜の方向から見ています。 *:地球と月の平均距離は約38万km **:地球から見た月の視直径は約0.5度
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月7日、金星探査機「あかつき」を金星周回軌道へ入れるための逆噴射を行ったが、その後トラブルが発生。現在、通信は確保されている状況だが、探査機の詳細な状態は分かっておらず、同機構では懸命な復旧作業を続けている。 「あかつき」は日本初の金星探査機。今年5月21日に打ち上げられ、約半年をかけて金星に向かっていた。日本では、1998年に打ち上げられた火星探査機「のぞみ」が周回軌道への投入に失敗している。今回成功すれば、日本で初めての惑星周回機となるはずで、関係者も意気込んでいた。 JAXAは同日22時より記者会見を開催、中村正人プロジェクトマネージャがこれまでの状況について説明した。以下に当日の経過を述べる。 「あかつき」は予定通り、同日8時49分(日本時間、以下すべて)に推力500Nの軌道制御エンジン(OME)を噴射。この噴射による減速は、ドップラーデータの
感慨を語る川口教授。「ちょうど1年前にイオンエンジンが停止し、再開したことをここ(JAXA会見室)で発表した。この1年大きな変化があり大きな成果に恵まれ、本当によかったと思う」とも 「信じられない気持ちだ」――宇宙航空研究開発機構(JAXA)で「はやぶさ」プロジェクトを率いた川口淳一郎教授は、はやぶさが持ち帰ったカプセルに入っていた微粒子約1500個が、イトカワの物質だと判明したことを受け、会見で感慨を語った。 地球外の天体からのサンプルリターンとしては、米航空宇宙局(NASA)の探査機「スターダスト」が、エアロゲルを使ったすい星からのサンプル回収に成功しているが、「小惑星からのサンプルリターンは世界初。エアロゲルなどを使わない、コンタミ(汚染)のない状態の回収もはやぶさが初めて」と川口教授は話す。 はやぶさプロジェクトがスタートしてから15年。「夢のようなゴールを目指してきたが、夢のもう

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