イビサです。昨日、本屋に行ったら樹木希林とともに、先日亡くなった市原悦子の本が並んでて、ちょっと寂しくなりました。「家政婦は見た」はすでにブランドなので、市原悦子のあとは松嶋菜々子がちゃんと継いでほしいと思います。 「昔はさんざん取材してくれたのに、最近はイベントや発表会にも来てくれない」とたまに言われます。特に中堅スタートアップの広報さん。ここでは広報・PR界隈ではわりと話している表題の「お兄さんスタートアップ」についてまとめておきたいと思います。 成長したスタートアップをなんと呼ぶ? 日頃から疑問に感じていることなのですが、日本語では成長したスタートアップを表現する言葉がありません。厳密な定義はないのですが、B2B系であれば、創業後4~5期目を経て、従業員が30名を超え、採用にかなりお熱。お客さんも3~4桁くらいついてきて、すでに何回か大型の資金調達しています。グローバル展開もぼちぼち

📺 スタートアップとテレビCMWebサービスやアプリのテレビCMも今では珍しくないけれど、設立後数年の未上場ベンチャーが当たり前のようにそれをやるようになったのは、ソーシャルゲームが生まれ、スタートアップが資金調達しやすくなったここ数年の話です。歴史が浅く、PDCAを回している会社が限られていることもあってか「CMの知見」はスタートアップの間であまり出回っていません。直近でCMを実施した某社も「知らなかった」というだけでずいぶんな苦労をしたようです。そのような情報格差をなくすためにも、僕がフリル(ラクマ)でCMを打ち続けて得られたことを、できる限りシェアしようと思います。 このエントリは、個人の経験/主観/バイアスに基づいた「知見」を書いているので、その前提で読んでください。 📖 目次1. コストについて 2. クリエイティブについて 3. サービス運用について 4. 成功指標につい

身の回りで大企業からスタートアップに転職するエンジニアの話をよく耳にするようになりましたが、転職に際して株に関して深く考えていない人がかなり多いことに気づきました。最低限この程度は知っておいたほうがいい、という点を自分の視点からまとめてみました。 スタートアップの金銭的な成功 スタートアップの株は「非公開株」です。非公開株というのは、東証などの証券取引所で取引されていない株全般のことを指します。おおっぴらに取引されていないので、非公開株を貰ったところで即座に現金化出来るわけではありません。特に外部から投資を受けるようなスタートアップ企業は、(例外はいくつかあるものの)この非公開株を現金化させることが一つのゴールになります。 非公開株を現金化させる方法は大きく2つあります。一つは株式公開(IPO)で、証券取引所の審査を経て自社株を自由に売買出来るようにすることです。いわゆるマザーズ上場、東証

柴田: 今回の「しば談」は、株式会社プロコミット・代表取締役社長のの清水隆史さんにお越しいただきました。まずは最初に自己紹介をお願いします。 清水隆史さん(以下、敬称略): プロコミットはベンチャー、成長企業の採用支援を一貫してやっている人材紹介会社です。成長企業の定義は、いわゆるスタートアップ、シリーズAぐらいから、大きい所でいきますと、例えばDeNAやJINS、ユニクロといったメガベンチャーまで、IPO後の会社も含めてやっています。一貫して成長を続けている会社をターゲットにして、採用支援をやっています。業界のフォーカスは特にありませんが、結果的にやはりインターネットを中心としたIT系が顧客リストに多くいる会社です。 ベンチャーの生態系で最も大きな「人材」という課題を解決すべく起業柴田: もともとはどういうキャリアでいらっしゃったのですか? 清水: 私はもともと大学を出てすぐに非ネット系

去る2016年2月26日、名古屋にてクラウド請求書サービス「Misoca(ミソカ)」を運営するスタートアップ、株式会社Misocaを会計ソフトシェアNo.1の「弥生」が買収した。 スタートアップやIPOブームに沸く近年だが、とは言えスタートアップ界隈に目を向けると東京と地方の温度差・情報格差は大きいと言わざるを得ない。 そんな中、名古屋に本社を置きつつ、東京の公認会計士の力を借りて弥生へのイグジットへと至る成長を実現したのがMisocaだ。 地方のスタートアップが東京の公認会計士や税理士を顧問にすることによってどういった効果があるのだろうか? 今回、Misocaの創業者である豊吉隆一郎(とよし りゅういちろう)氏、そして、Misocaの顧問会計士として彼らを支えたIKP税理士法人の細田将秀(ほそだ まさひで)氏による対談をお届けする。 豊吉 隆一郎(とよし りゅういちろう) 株式会社Mis

大企業の「リソース」とスタートアップ企業の「アイデア」が組み合わされば、日本発の面白い新規事業が生まれるかもしれない。そんなオープンイノベーションを支援する「コトの共創ラボ」が2015年4月に設立された。 規模と成長速度を両立させた事業創造を実現するため、大企業とスタートアップ企業の文化の差をいかに吸収するか。そんな課題に挑戦するコトの共創ラボ。その取り組みについて、運営事務局を担うゼロワンブースターに話を聞いた。 日本発のオープンイノベーション加速へ ゼロワンブースターは「事業創造アクセラレーター」として、日本におけるオープンイノベーションを支援している。起業家に教育プログラムや出資も含め支援する「シードアクセラレーター」と、大企業とスタートアップ企業による共同事業開発を支援する「コーポレートアクセラレーター」が主な事業だ。 設立は2012年。代表取締役の鈴木規文氏はカルチュア・コンビニ

フォーカスするためには、たぶんどうやってフォーカスするか(前回)に加えて、何にフォーカスするかを決める必要があって、今回は後者、つまり「フォーカスポイントを決める」方の話です。 スタートアップの初期は Y Combinator 的に言うところの Do things that don’t scale (スケールしないことをしよう)をはじめとした明確なフォーカスポイントがあると思います。ただ次第に自分たちでフォーカスポイントを決めなければいけなくなってきて、そのときにどのようにフォーカス先を意思決定すれば良いのか、どうすれば良い意思決定ができるのか、という問いが出てきて、その際に方法論の必要性が生じます。 そこで意思決定の方法論を検討するのですが、スタートアップのような情報不足や資源の制約下では、ゲーム理論をはじめとしたいわゆる規範的な normative 意思決定理論よりは、行動経済学や認知
会社ごっこみたいなスタートアップやってる奴がいる お前、何しにきてんの? サービスも出てないのに 「上場するときは〜〜」 「経営者同士で~~~」 「世界を変えるために〜〜」 とか。 ふぬけた事を言ってるヤツがいる。 VCまわるのはいいけど、 出資受けただけで売却した気になってる。 社長業の苦労話にうなづいてるインターン学生だって おまえが無職だと感づいてるし、 未来ある学生の勉強時間を浪費している事になる。 1時間女子学生とキャバクラごっこしたら 自分と学生の1時間分の給料すべてをシード資金から溶かしてることになる。 その前に死ぬ気で稼げ、と思います。 売り上げもユーザー数もない奴が代表取締役の肩書きで経営語ったり、 シード資金で「カラオケしました」なんてfacebookにタグつけしたり 定時退社で土日休みながら世界を変えようとしたり 実績や開発能力もない奴がWantedlyの集合写真で盛

こないだピクスタアンテナという当社のオウンドメディアで僕が書いた「ネットベンチャーを8年間やってきて学んだ20のこと」という記事が恐ろしくバズった。(3万PV!) そこで続編として、個人的には学んだことだが、他人には役に立たないであろうことも10個あげてみた。 ピクスタアンテナでは事前に止められ陽の目を見ない可能性があるので、こちらでコソーリ公開するです! 1)誰よりも早く歩く 歩くスピードは人生のスピードだと思い込んでいる。 2)鬼嫁と結婚する 社長なので会社で怒られなくとも、家で怒られるので謙虚でいられる。 3)スーツは着ない 個性として着るのはいいが埋没を避けるためにスーツは着ない。帝国ホテルの表彰式でも着ない。そして広報に怒られる。 4)人には会わない 人に会わなくても売上が伸びる収穫逓増のビジネスモデルを追求する。しかし実は単に人見知りなだけ。そして社長なのに初めての出張が創業6


コンシューマー向けの国内家電ベンチャーCerevoが経営体制を一新、近く新たな資金調達を準備中だということが関係者への取材で判明した。 具体的には、Cerevoの株式を保有していたインスパイア・テクノロジー・イノベーションファンド投資事業有限責任組合、ネオステラ1号投資事業有限責任組合、VOYAGE VENTURES、イノーヴァ1号投資事業有限責任組合の持ち分を、nomad代表取締役の小笠原治氏が個人で引き受ける。割合の詳細は不明。(13時追記:公式アナウンスには株式を小笠原氏に譲渡した対象に「一部個人」も含まれていると書かれていた) Cerevoはこの経営体制の変更を実施すると共に小笠原氏を新たな取締役として迎える予定で、さらに小笠原氏が新設を予定しているハードウェア向け(特にIoTをテーマとするネット接続ハード系)ファンドからの大型資金調達も進めているということだった。 譲渡は既に完了

※ベストチーム・オブ・ザ・イヤーのサイトから移設しました プログラマが幸せに働ける環境を提供したい――。そんな思いで生み出され、いまや約50万の月間UUを誇る「Qiita(キータ)」。プログラミングの知識を記録・共有するサービスで、多くのプログラマから愛されています。 開発したのはIncrements株式会社。学生時代に関西で出会った3人が数年後に再会を果たし、それぞれが培った多様性のあるスキルを持ち寄り、会社を立ち上げました。「堅実に、着実に」――。サービス開発で大切にしていることを聞くと、こんな答えが返ってきました。徹底した仮説検証の積み重ねをベースに堅実な開発を進め、勢いだけで動かない。スタートアップらしからぬ体制が見えてきます。 この成功サイクルの秘密を「同じ価値観を持つメンバー同士で議論できること」と話すのは、同社CEOでプログラマの海野弘成さん。小西智也さん、横井孝典さんを交え
Paul Graham / 青木靖 訳 2006年10月 最近やった講演の後のQ&Aで、スタートアップを失敗させるのは何かという質問をした人がいた。その場に立ったまま何秒か呆然としていた後、それが一種のひっかけ問題なことに気付いた。これはスタートアップを成功させるのは何かという質問と等価なのだ——失敗の原因となることをすべて避けるようにすれば、成功することができる——そしてこれはその場で答えるにはあまりに大きな問だった。 後になって、私はこの問題をそういう方向から見るのも有効かもしれないと思うようになった。すべきでないことをすべて並べたリストがあれば、それをただ逆にするだけで成功へのレシピに変えることができる。そしてこの形のリストの方が、実践する上で使いやすいかもしれない。やらなければならないことをいつも頭に入れておくよりは、何かやってはいけないことをしているときにそれと気付くというほうが
※(2016/6/8まとめ最終追加/アップデート) ※ベンチャーキャピタルまとめ記事は他にも以下があります。合わせてご覧ください。 ・「起業したてのシードスタートアップに投資する日本のVC(シードアクセラレーター/インキュベーター)さんをまとめました」←この記事に載っているVCさんの多くは「ある程度成長し実績がある」スタートアップへの投資をされることが多いので起業したての方はこちらを参照ください。 ・スタートアップに積極的に投資をしている事業会社(CVC)まとめ:金融系、独立系だけがVCだけじゃない、実は事業会社こそが日本のベンチャーエコシステムのお金の出し手だ!←事業会社系のVCはこちら。 世の中の所謂スタートアップというのはベンチャーキャピタルさんからお金を集めてそのお金を人材などに投資し、儲けたら分配する(配当ではなく、会社を公開するか、売却する)というやり方でスピードを上げて頑張る

日本のシリコンバレーは何処だろう:プログラマ社長のコラム「エンジニア、起業のススメ」(6)(1/2 ページ) たった今、福岡から帰ってきたところだ。もっとこういう機会を持ちたいが、実際は、そうしょっちゅうは行けないものだ。 福岡好きの人がその魅力を語るとき、大抵は観光客向けサイトに書かれているようなこと、例えば「トンコツがおいしい」「祭りが華やか」「かわいい女の子がたくさんいる」というようなことに集中しがちだ。 こういった魅力は確かに他の地域を卓越していると思うし、一見の価値ありなのだが、今回の訪問では、それとは別の福岡の良いところを発見した。それは、福岡のアントレプレナー(起業家)と学者たちの関わり方だ。彼らは、日本の若者たちの間で横行している障害の1つを、恐らく知らず知らずのうちに解決しようとしている。 学者とビジネスマンの間に横たわるもの 日本の大学でコンピューターサイエンスや経営学


今や『Qiita』『Kobito』を知らないプログラマはいないだろう。同サービスを開発したIncrementsのCEO海野弘成氏は自身がプログラマでもある。どんな問題意識からプログラマ向けサービスを開発するのか。海野氏が語ったのは「もっと楽しく、色々なモノが生まれる世界を作る」という野望だった。 すべてのプログラマを幸せにする。 日本における職業プログラマ人口は約40万人(※)。 その中で技術情報共有サービス『Qiita』のユニークユーザー数はもうすぐ50万人に到達するというから驚きだ。 また、2012年4月にリリースされたMac用技術情報記録ツール『Kobito』も利用者を増やし続けている。 同サービスを手がけるIncrementsは、国内最大級の総合プログラマコミュニティを生み出した、といって差し支えないだろう。 同社CEOの海野弘成氏は、自身もプログラマとして活躍する。海野氏は「プロ

創業期のスタートアップを支援するSkyland Venturesは、株式会社gambaへの総額20百万円の投資を実行致しました。同社の運営するgamba!は日報の共有でチームのコミュニケーションを活性化させ、メンバーの仕事に対する相互の認識を深める社内ソーシャルネットワークです。同社はRuby onRailsによる開発を軸としたテクノロジー企業として、更なる飛躍を目指します。 Skyland Ventures(本社:東京都新宿区、代表パートナー:木下慶彦)は、社内ソーシャル日報共有サービスgamba!を運営する株式会社gamba(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:森田昌宏氏)への総額20百万円の投資を実行致しました。これに伴いSkyland Ventures代表パートナー木下慶彦が株式会社gamba取締役に就任し、営業•事業開発•採用•広報を支援して参ります。 (株式会社gambaについ

スタンドファーム、TechCrunch&3,000万円調達記念! by がぶ 今回は「スタートアップ祭り」と題しまして名古屋を代表するスタートアップの方々にお集まり頂き、スタートアップ成功の秘訣・今後の展望などをお話してもらいます。 特別ゲスト♪ また今回は東京から、エンジニアが起業してエグジットした成功例としても大きな話題になっている、スケールアウトの山崎大輔( @yamaz )さんもご参加くださいます。 ビジネス面でのお話はもとより、技術的にエッジな領域である広告配信技術に関する興味深い内容も色々聴けるのではないかと思います。 KDDI子会社のmediba、アドテクベンチャーのスケールアウトを買収――買収額は10億円程度 medibaによるスケールアウトの株式取得について~ビッグデータを活用したマルチデバイスオンライン広告プラットフォームを構築~ 登壇予定 スタンドファーム http:

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