福沢諭吉の『学問のすゝめ』には、「天の道理に基づき人の情を大事にし、他人に迷惑をかけずに、わが身の自由を守る」といったことが書かれています。天の道理とは「水は高いところから低いところに流れる」といった、人の力では動かしようのないこと。そういう意味で考えると、経済学の基本も、揺るぎないものです。複式簿記なども中世時代から600年近く使われている、人生にとって大事なツール。だから、経済やお金の知識というのは、幸せな人生を送るために身に付けるべき一生モノの知識といえるでしょう。 ただ、そうした知識を積極的に身に付けないまま、キャリアを積んでいるビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。「40代だけど決算書が読めない」という営業部長もいるかもしれませんし、「数字を分析するのが苦手」というマーケティング職の人もいるかもしれません。でも、決算書を読み解くことができれば会社のことを深く理解でき、組織の

読みたい本、読むべき本…本との出合いは、年齢や立場、経験によって変わっていきます。若いうちはスキルを高めたり、知識を身に付けたりする本を読むと即効性があり、成長を実感することも多いでしょう。ただ、ビジネスパーソンとしての経験を積んでいくと、必ず、「俯瞰(ふかん)して物事を捉える視点」が必要になるシーンが訪れます。 組織をどうつくっていくのか、事業をどう発展させるのか、窮地をどうやって乗り越えるのか、組織・企業が目指すものはいったい何なのか…簡単に答えが出せない難問にぶつかることも多くなります。 目先のゴールだけでなく、高い視座で、より遠くの目標に到達し、より長くより大きく成長するための土台になるのが、「不変の哲学」や「世の中の原理原則」です。 今回は、創業者の思想や組織づくりの原則を改めて学べる本など、多くの経営者たちが大切に読み続けてきた思想・哲学ジャンルのビジネス本を12冊選びました。

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