「今こそ言おう。……佐山の姓は悪役を任ずると!」 「―――Tes.(テスタメント)」 川上 稔が贈る大人気シリーズ『終わりのクロニクル』が、カクヨムネクストにてアイコントーク形式で連載開始! 連載にあたり、紙書籍版の原稿からアイコントーク形式にフォーマットを変更。加筆修正による全面リライト! 加えて、キャラクターデザインもさとやす氏によるリデザインが入ります。 初めて『終わりのクロニクル』を読む方も、すでに読んだことのある方も、装いも新たに紡がれる壮大な戦後交渉の物語にご期待ください! ◆あらすじ かつて世界は、平行して存在する10個の異世界と戦闘を繰り広げていた。 概念戦争と呼ばれるその戦争に勝利してから60年。全てが隠蔽され、一般の人々に知られることなく時が過ぎた現在……。 …続きを読む

謹啓 平素は弊社出版物についてご愛読いただき誠にありがとうございます。 さて、今般のイラストレーターがおう氏に関する一連の報道についてですが、弊社よりがおう氏本人への確認を行った結果本人も事実と認めております。弊社としてはこの件を大変重く受け止めており、現在刊行中であります『ギルドの受付嬢ですが、残業が嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』(電撃文庫刊)の原作イラストレーター降板ならびに関連出版物の対応を社内および社外関係者と協議し以下とする事といたしました。 今回の件で読者の皆様、『ギルドの受付嬢ですが、残業が嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』の著者である香坂マト先生をはじめとする関連出版物の関係者様、書店、販売会社、電子書籍ストア、アニメ製作委員会、ライセンシーなど関係する企業の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。 ◆『Selfe Girl がおう作

いつも小説家になろうグループをご利用いただきありがとうございます。 2024年6月3日より配信しておりましたムーンライトノベルズ公式アプリ『ムーンブックス』ですが、この度2025年4月25日(金)をもちましてサービスを終了させていただく運びとなりました。 『ムーンブックス』では、ムーンライトノベルズとは異なる「新しい作品との出会い」や「快適な読書環境」のご提供に努めてまいりましたが、昨今の表現規制や決済手段に関する制約等の事情により今後の継続的なサービスのご提供は困難であるとの結論にいたりました。 これまで『ムーンブックス』をご利用いただきました皆さまに深く感謝申し上げますとともに、突然のご案内となりご迷惑をお掛けいたしますこと、心より深くお詫び申し上げます。 サービス終了に伴いまして、2025年3月19日(水)に下記を実施いたします。 ・アプリの新規インストールの停止 ・サブスクリプショ

現在、世界ではWeb小説の市場が拡大を続けている。 中でも中国及び韓国においては、その市場規模は10年間で100倍へと成長。2022年時点で、両国の合計で8373億円にものぼるという。 その背景には、漫画文化・Webtoonの勃興や映画/ドラマを配信するストリーミングサービスの成長により、原作となる作品をいかに確保するかが急務となっているという状況がある。 これにより、Web小説そのものの注目度が高まるだけでなく、Web小説プラットフォームが巨額で買収されるなどの大きな動きが起きている(外部リンク)。 日本においても、9月には政府がコンテンツ産業の支援強化を表明。10月には経団連が日本のコンテンツが世界で高い競争力を保っていくため、コンテンツ産業を推進するべきだとする提言文書を発表している。 経団連、コンテンツ産業へ警鐘「クールジャパン戦略を繰り返してはならない」 経団連(日本経済団体連合

ただ、これ、読み終えたからいえるのですが、なろう小説はあまり関係ないんじゃないかなあ。 最初から最後まで舞台は現代社会だし、「転生」という概念をキーに物語が進むことはたしかであるものの、逆にいうとそれだけのことでしかなく、「なろう小説らしさ」はほとんどない。 なろう的なものからインスパイアされていることはたしかだとしても、とくになろうに対するパロディ性とか批評性も感じない。いちおうネタバレを避けたうえでいうなら、SFとしてもそこまですごい作品ではないと思う。 ただ、それなら箸にも棒にも掛からぬ駄作なのかといえばそこまででもない感じではあるので、ぼくの感想は「うーん、普通?」というどうにも煮え切らないものになってしまう。 しょうじき、「読む前は見下していたけれど、思わぬ傑作でした!」とか「あまりのつまらなさに大草原不可避wwwwwwwwww」みたいなことを書けたら良いと思うのだが、どうもそう

「異世界×日本スゴイ」に秘められた“欲望”とは...ラノベ界→純文学界へ“転生”した市川沙央が読む『大転生時代』(島田雅彦 著) | 文春オンライン この記事が代表的なんだけどさ、ブコメがすでに多数指摘してる通り、「なろう系」を語る批評家って、「なろう系」全然読んでなさそうだな……ということがありありと伝わってくるよね。 まあ、なろうなんて安っぽい娯楽でごぜぇますから一生読まなくてもいいと思いますけども、それでも読んでもない人には「なろう系は〇〇ばかり」とか「なろう系にはない発想」とかいう表現は使ってほしくないわけだ。 純文学というハイカルチャーの一員だから、遥か下に位置する(ナ)ローカルチャーなんて数作読めば語れると思ったか、白人さましゅごいです!!! 市川沙央の書評にツッコミを入れていく(主に男性向けを念頭に置いて解説する。実は2024年の小説家になろうはほぼほぼ女性向けサイトなのだけ

大型トラックに轢かれて異世界に転生し、電車にはねられて異世界に転生し、通り魔に刺殺されて異世界に転生し、頭を打ったり、病気になったり、過労死したり、はたまた特に何もなくても転生してしまう。水洗トイレに流されたのは転生じゃなくて転移ものだったっけ。異世界転生と呼ばれる物語群は、今日も今日とて右から左へこちらからあちらへ転生者を送り出して大繁盛しているようだ。今さら説明の必要も薄いかと思われるが、異世界転生の中でも「なろう系」と称される種類の群れは、すなわち小説投稿サイトの先発「小説家になろう」において発祥し、あまたのアマチュア作家たちによって書かれ、WEB小説読者たちに読まれ、出版前からあらかじめ高い人気を得ている作品を書籍化して売るという、きわめて民主的かつ商業主義なやりかたで市場を拡大していったものだ。これは、「書籍化」や「作家」という言葉の意味さえ変容させてしまうほどの現象だったと言う

皆さんは小説家になろう掲載作品……いわゆるなろう系と、普通のライトノベルの違いをご存知ですか?両者の線引きが曖昧のまま、なんとなく読んでいる方も多いのではないでしょうか。 今回は小説家になろうの有名作品と大手レーベルのラノベ作品を比べながら、両者の違いや共通点を掘り下げていこうと思います。小説家になろうの小説とライトノベルの大きな違いまずは前提として、小説家になろう掲載作もライトノベルに含まれることを念頭においてください。 その中で従来のラノベの様式を踏襲した作品と、小説家になろうの潮流に顕著な作品……異世界転生・チート・追放・ざまあなどを扱った、なろう系の作品に分かれるのがポイント。 2000年代に勃興したなろう系と従来のラノベの違いを明確化する上で、老舗ラノベレーベルへの言及は避けて通れません。 日本初のライトノベル誕生は約50年前、1975年のソノラマ文庫創刊まで遡り、『グリーン・

「なろう系はキモい」……あるいは「そう思われるのはなぜ?」という質問が、度々届くので、今回まとめて語ろうと思う 思いつくのは色々あるだろう。 ・読んでるのが弱者男性が多そうだから、とか ・チートだのハーレムだの作者の願望が出すぎてるようにみえるから、とか ・似たりよったりにみえるから、とか ・単純に、読んでないやつがなんとかして馬鹿にしたいからだ、とか 色々あるだろう。 そして、上のはどれも、大きく間違ってるわけではない。 でも、それだけで終わらせるには安易といえる というわけで 「なろう系」が馬鹿にされる理由の本質 バッサリ言いたいと思います。 それは…… 「タイトルあらすじで説明しすぎてるから」です これだと思うよ。ガチで。 ちなみにこれの善悪の話はまだしないよ。あくまでまずは分析から。 ピンとこない人も多いと思うので、補足します。 だってこれを批判する大半の人、読まずに批判してるでし

『少女星間漂流記』書籍情報 馬車が銀河を駆けている。馬車を模した宇宙船が。 乗っているのは、この風変わりな宇宙船を造った科学者・リドリーと、 相棒の内気な少女・ワタリ。 環境汚染で住めなくなった地球を後にして、二人は馬車を走らせる。 目指すは、地球に代わる安住の星。 けれど、二人が訪れるのはどれも風変わりな星ばかり! 万物を生き 返らせることができる神のいる星、運が良い人間ほど偉いとされる星、 無数の図書館ばかりがある星……変わった星々に、二人の少女は翻弄され てしまうことも……。 「次こそ住める星だといいな」二人は今日も、広い宇宙を旅している。 電撃文庫公式ページより引用 推薦文 ・これは永遠に続いてほしいタイプの短編集! ゾッとする話も笑える話もエモい話も盛りだくさんです。その数なんと15編。1つ1つの分量もバランスが良いので長い作品を読むのが苦手という方にそっとオススメします。 ・よ

「感動と勇気を。物語と共に。」――そんなキャッチフレーズとともに4月23日、飛鳥新社からライト文芸の新レーベル「with stories」が創刊された。ラインアップは高校生の男子と女子がユニットを組んで音楽ライブに挑む高橋びすい『ハジマリノウタ。』と、人の心に棲みつく魚が見えてしまう少年が主人公の文月蒼『水槽世界』。どちらも青春のまっただなかにいる人たちが読んで、前に進む勇気をもらえる物語となっている。どのような思いでこの作品を書いたのかを『ハジマリノノウタ。』の高橋びすい、どのような読者に「with stories」の作品を届けたいのかを編集担当の内田威に聞いた。(タニグチリウイチ) 高橋びすい『ハジマリノノウタ。』 ――高橋びすい先生は昨年9月にMF文庫Jから『エヴァーラスティング・ノア この残酷な世界で一人の死体人形を愛する少年の危険性について』を刊行するなど、10年近くライトノベル

二週間ぶりです。はじめまことです。前回の記事をたくさん読んでくださりありがとうございました。先週は休んでしまいましたがこれには書くネタがないという極めて深刻な問題によるもので、私は決して悪くないのです。誰か私にネタを恵んでください。難易度次第ですが次回以降のブログの題材にします。 というわけで、今回はライトノベルのコミカライズの増加とその傾向について。皆様もご存じの通り、近年ライトノベルではコミカライズの数が急激に増加している。ラノベの杜のコミカライズのページは急速に数を増やしているし、wikipediaの「ライトノベルの漫画化作品一覧」を見れば、作品数の指標となる出典の数が10年代前半には386だったのが、10年代後半には834、20年代にはまだ今年が9ヶ月残っているというのに1400の出典が登録されている。おそらくだが、ここ数年のアニメ化ラッシュにも少なからぬ影響を与えているだろうと思

先般告知しました通り、本日からカクヨム運営公式Discordサーバーが正式オープンしました。 正式オープンを記念して、4月25日(木)19時から、KADOKAWAのライトノベル/新文芸局を束ねる局長の万木壮とカクヨム編集長の河野葉月による特別対談をDiscordサーバー内で開催します! 「ライトノベルってこれからどうなるの?」をテーマに、ラノベやWeb小説の現状や未来について縦横無尽に語ります。カクヨムで活動する作者の皆さまはもちろんのこと、ラノベ・新文芸・Web小説ファンの読者の皆さまにとっても必聴のイベントです。参加はもちろん無料。Discordサーバー内で出演者への事前質問も受け付けていますので、ぜひサーバーに参加して、当日をお待ちください! なお、すでにご案内の通り、正式オープンといっても、サーバー自体は変わらず、現在と同じものを使用します。プレオープン期間に皆さまからいただいたご

前回のブログは大体会誌のコピペだったため販促にはなっても新規性はなかったしブログとしての価値もそこまで高くなかったように思うが、今回はちゃんと一回で情報が完結するそれなりに有用な情報をお届けできると信じている。 第1回はこちら https://kaz-lightnovel.hatenablog.com/entry/2024/03/31/193435?_gl=1*3conj6*_gcl_au*MTE1Njg3MjYwNS4xNzExMjc4NTE5 と言うわけで、今回のお題は書籍化ラインについて。ざっとなろうで10000pt程度かなという認識くらいはあると思うが、リアルタイムで変わっていく値でもあるため、なかなか定性的な分析は難しい値である。また、女性向け作品の台頭もあり、書籍化作品についても原作文字数についても低下しているイメージはあるだろう。今回の分析では、なろう全体を文字数やポイント数

「ラノベレーベルから出てるのがラノベ」論(以下「レーベル論」)、この明らかにトートロジーな言説が世間に広まったのは、とある横光三国志コラのせいだったと記憶しています(もちろんレーベル論自体はそれ以前からありましたが)。どこが初出なのかもわからないのでリンクは貼りませんが、そのセリフをいくつか引用してみましょう。 最初に断言しておきます。ライトノベルというのは文章の内容ではなくレーベルによる分類です! SFやミステリのような内容によるジャンル分けとは根本的に異なるのネ。 「ジャンル分けではない」というのは正しいですね。SF・ミステリ・ファンタジー・ホラーなどはジャンルの分類ですが、ライトノベルはさまざまなジャンルを含んだプラットフォームなので、コンテンツとしては「漫画」や「アニメ」などと横並びのカテゴリになります。ただし、「小説」という大カテゴリのなかではサブカテゴリ的に扱われている、という
小説投稿プラットフォーム「小説家になろう」を運営する株式会社ヒナプロジェクトが、代表取締役及び取締役の変更を知らせている。 この変更により、2024年2月29日付で代表取締役社長及びヒナプロジェクトの創業メンバーだった梅崎祐輔さんと平井幸さんが退任。 同年3月1日より、新たな代表取締役社長として青山侑矢さん、取締役に塩川和就さんが就任した。 「ユーザーへの収益還元」機能を示唆3月2日、「小説家になろう」は20周年イベントを東京都港区のニューピアホールで実施。新社長も登壇し、催しや発表が関係者やユーザーに対して行われたほか、かねてより待望されていた「ユーザーへの収益還元」が行える機能の実装を示唆。2023年11月30日には、男性向けR-18イラストサイト「onaco」をリリース。2024年1月16日には「小説家になろう」のコア機能であるランキング機能をリニューアルするなど、大きな動きが続い

日本最大級の小説投稿サイトである「小説家になろう」。ここに投稿された作品から、数多くのヒット作が生まれています。書籍化を始め、漫画化やアニメ化に至る作品もあり、今や「作家デビュー」へのひとつのルートになっているとも言えます。 今回の「小説家のお仕事の裏側」では、「小説家になろう」を運営する株式会社ヒナプロジェクトへの取材を行いました。小説家・額賀澪さんによる取材レポートをお届けします。 【前回】史実に基づいた小説を書くための調査・取材の方法は?「幻の箱根駅伝」を描く『タスキ彼方』インタビュー【小説家のお仕事の裏側】2023年11月某日、私はシンクロナスの担当と一緒にオンライン取材に臨んでいました。 取材先は、皆さんもきっとよくご存じの小説投稿サイト「小説家になろう」を運営している株式会社ヒナプロジェクトです。 「小説家になろう」を取材しよう 皆さんは「小説家になろう」というサイト名を見て

まずは皆さん、この記事に目を通していただきありがとうございます。 表題のようにライトノベル新人賞、オーバーラップ文庫大賞で金賞を受賞した虎鵺鶫です。Twitterでは色々とグダグダとなってしまったため、こちらで簡潔にまとめられたらと思います。 また、今回のやり取りを公開する事はオーバーラップ編集長より許可を得ている事も記しておきます。 1.受賞から刊行中止に至るまでの流れ2022年10/20 受賞報告の電話が届く2022年10/26 担当Hと顔合わせ。この際に11月までに企画書完成、4月に原稿完成を目指すように告げられる。2022年10/28 企画書完成、送付。 同日受領メールが届く。(まだ未読とのこと) 以降、連絡が途絶える。私は7月に入ったところで受賞が取り消されたのだと諦める。(最後にこちらから連絡を試みたのは2023年6/19の電話)2023年10/13 受賞コメント

なるべく金を掛けずに書籍化作家になるためにどうすればいいかをつらつらと書いてみた ~とりあえず有料コミュニティは今すぐやめろ~ このエッセイは、私こと、ラノベ作家三年目に突入した虎戸リアが、これまでの経験と実績を持ってお勧めする、【なるべく金を掛けずに書籍化作家になる方法】をつらつらと書いたものである。 当たり前だが、書籍化作家になったからと言って売れっ子になれるとは限らない。むしろなれない者が殆どだ。 それでもまずはスタートラインに、打席に立ちたいという人に向けて書いたものだ。 というわけで本題に入る。 以下が各項目なので順に読んでもいいし、気になるものから読んでもよし。 【1】創作論や素人意見に金払うな 【2】実績を信じろ。だが盲信するな 【3】ハリウッド式脚本術? んなもん読んでる暇あったら書きたいジャンルのヒット作品読め 【4】ランキング攻略? いらんそんなもん。ランキング上らなく

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