イスラム国の劇的な出現は西側の多くの人々に衝撃を与えている。そして多くの人が困惑して、恐怖を感じている――その暴力と、イスラム教スンニ派の若者たちへの明らかな求心力にだ。さらに、この出現に直面したサウジアラビアの迷走を厄介に、また不可解に感じ、首をかしげている。「サウジはイスラム国が自分たちをも脅かしていることに気付いていないのだろうか?」と。 今でさえ、サウジアラビアの支配階級のエリートたちは分裂しているように見える。ある者たちは、イスラム国がイランのシーア派の"武力"にスンニ派の"武力"で対抗するのに拍手喝采だ。新しいスンニ派国家が、まさに彼らがスンニ派の歴史的遺跡とみなす中心地で具体化しているからだ。そしてそれらはイスラム国の厳格なサラフィスト(サラフと呼ばれる初期イスラムの時代を理想とするサラフィー主義の一派)・イデオロギーにより出現している。

中国とベトナムが領有権を争う南シナ海で当局の船どうしの衝突が続いていることについて、ベトナム海上警察の幹部は衝突は中国側が意図的に行っているとしたうえで、「主権を守るために必要なあらゆる手段を取る」と述べて一歩も引かない姿勢を示し、双方の緊張が高まっています。 ベトナム政府は7日、海上警察の副長官らが記者会見し、中国とベトナムが領有権を争う南シナ海の西沙諸島の周辺で、7日までに中国当局の船とベトナムの海上警察などの船が複数回にわたって衝突したことを明らかにしています。 さらにベトナム政府は、中国国有の石油会社が今月から現場近くの海域で海底の掘削を進めているとしたうえで、現場は自国の排他的経済水域内であり「一方的で違法な行為だ」と中国政府に強く抗議しています。 会見では、同席した政府の国境委員会のハイ副委員長が「あくまで平和的手段による解決を追求している」と述べたものの、ベトナム海上警察のト

ベトナム政府は7日、記者会見を開き、南シナ海・西沙諸島(英語名パラセル)近海で「中国が掘削活動に着手し、周辺に約80隻の中国公船などが集まってベトナムの巡視船などに衝突や水砲で攻撃を繰り返している」と発表した。衝突で6人が負傷したと主張。映像や写真も公開し「深刻な主権侵害だ」と訴えた。 現場はベトナム中部沖約221キロ。中国は3日、「2日から8月15日まで掘削を行う」と通告し、機材を運び込んでいた。ベトナム政府は「完全にベトナムの排他的経済水域(EEZ)と大陸棚に属する」と猛抗議。アジア重視を掲げる米国にも危機感が広がっている。 会見でベトナム側はビデオや写真などを使って説明。映像などは2~7日に撮影され、中国船がベトナムの巡視船に衝突し、甲板の一部が破損▽中国船がベトナム船に向かって水砲を発射▽割れたガラスで負傷した船員が手当てを受ける場面などが映されていた。

ナイジェリア・アブジャ(CNN) ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」が女子生徒200人以上を連れ去った事件で、軍が捜索の拠点として使っていた村が同集団に襲撃され、少なくとも150人が死亡した。当局者や目撃者が7日に明らかにした。 この事件でナイジェリア政府は、4月14日に拉致された276人の救出に力を入れ、ガンボル・ンガラの村を拠点として軍を展開させていた。 目撃者や当局者の話によると、武装集団の襲撃に先立ち、女子生徒たちが見つかったという情報が流れたため、同村を拠点としていた部隊が隣国チャドとの国境付近に移動した。この情報は後にデマだったことが分かった。 部隊が去った後の現地時間5日午後1時半ごろ、軍の制服を着た武装集団が装甲車3台で村に乗り付け、買い物客らでにぎわう屋外市場をロケット弾や手製爆弾で襲撃した。さらに一帯の商店にも火を放ち、店の中に逃げ込んだ人たちを焼死させたとい

政治混乱が続くタイの憲法裁判所は5月7日、2011年の国家安全保障会議の事務局長人事をめぐり、インラック首相が職権を乱用したと認め、違憲と判断した。インラック首相は即時に失職し、人事に直接関与した一部閣僚も同時に職を失った。NHKニュースなどが伝えた。 この訴えは、3年前に行われた政府高官の人事について「インラック首相がみずからの利益のために行ったもので憲法に違反する」として、インラック首相に反発する上院議員28人が起こしていたものです。憲法裁判所は7日、この主張を認め、憲法に違反するという判決を出しました。 そのうえで憲法裁判所は、「インラック首相の首相としての立場は終わった」と述べ、インラック首相は憲法の規定に従い失職しました。 (NHKニュース『「高官人事は違憲」タイ インラック首相失職』より 2014/05/07 16:12)

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く