現代音楽の研究者・評論家で、『アメリカ実験音楽は民族音楽だった』(2005年)を著し、アメリカ実験音楽研究の日本における第一人者である音楽学者の柿沼敏江さん。著書『〈無調〉の誕生 ドミナントなき時代の音楽のゆくえ』(2020年)では、音楽史の再検討ともいえる画期的な論考で、吉田秀和賞を受賞。ジョン・ケージ著『サイレンス』、アレックス・ロス著『20世紀を語る音楽』『これを聴け』など、重要な音楽評論や理論書の翻訳を手がけ、また、1970年の大阪万博に展示された「バシェ兄弟の音響彫刻」の修復に尽力したことでも知られています。アメリカ実験音楽との出会い、これまでの現代音楽体験、バシェの音響彫刻や日本の一絃琴、そしてハリー・パーチのひょうたん楽器についてなど、音楽のニッチな部分を掘り下げて、全6回にわたってお届けします。(丸黄うりほ) 80年代のアメリカ音楽は評判が良くなかった? ——柿沼先生のご

金は働けば勝手に増えていく。 でも、得たものが金だけでそれ以外に何もない。 いつも考えるのは、あの時、ああしとけばよかった、ばっかり。 老後のためと思って、程よく遊びつつ貯金したけど、その程よい遊びって働くためのストレス解消であって、楽しむためにやってたんじゃないよなって今更思った。 金は増えてるけど、思い出とか何もない。 で、老後?何すんのよって話。 でも、もう、体がワーカーホリックになったっていうか、働いてお金を得るって行動をしないと落ち着かなくなってる。 これって大人?ロボット? 遊びたいけど、どう遊んだらいいのか分からん。 遊び方を知らない。 遊びはたくさん知ってるけど、プランニングができない。分からない。 金だけがそこにあって、何をしたいのか分からない。 好きなことやろうにも、もう年齢がどうとか考えちゃって何もできない。 こんなことなら、若い頃に遊んで、年老いてから、若い頃の思い

人生でありもしない絶対解にとらわれない 僕が生粋のゲーム好きですが、ゲームと現実の人生では、一つだけ大きく違う点があります。 それは、人生には用意された「正解の選択肢」が存在しないということです。 僕たちは得てして、人生の選択の場面において「間違いを選ばない」ことを一番大事だと思ってしまいがちです。 学校、就職、パートナー、ファッションに至るまで、そのすべてにおいて「より間違いのない選択」をすることが、正しい生き方であるかのように感じてしまいます。その考えの裏には、「選択肢の中に『最も正しい答え』があり、それを選び取らなければ、損してしまうのではないか」という価値観が存在します。 しかし、人生の選択に“絶対解”などありません。あるのは“納得解”だけです。 生きづらい人は、自分の選択に不安や後悔を抱えています。自分の決断に自信がないので、どこかで誰かに決めてもらおうと願ったり、多くの人が「正


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