『合格する親子のすごい勉強』(松本亘正/かんき出版) 「伸びない子はひとりもいない」をモットーに子どもたちを指導してきた人気塾講師が教える、中学受験を考える前に知っておきたい家庭で無理なくできることが紹介された『合格する親子のすごい勉強』(松本亘正/かんき出版)。家での勉強、習い事はどうするかなど、親子でどう勉強に取り組んでいけばいいかがよくわかるようになっています。 低学年のうちは、大切なことを頭に入れていくことも大切ですが、小学6年間ずっと詰め込み教育をし続けるだけでは、長期的に見たら伸びない これまでの教育はとにかく覚える、詰め込み教育が一般的でしたが、いまはそれだけに偏ると学力は伸びにくいといわれています。それは暗記だけでは自分で考える力、物事をつなげて考えていく力がなかなか身につかないからです。2020年には大学入試改革が始まり、その場で考える力が問われるような企業の採用面接に近

「ずっと気になっていたけど…」「理系オンチにはなぜだかわからない」「子どもに聞かれても答えに詰まってしまう」…。そんな疑問の数々にズバリ答える、納得の「理系雑学」決定版『日本人の9割が答えられない 理系の大疑問100』が2017年5月10日(水)に発売された。 同書は「うなぎ屋の“秘伝のたれ”は、なぜ200年使い続けても腐らないのか?」「なぜ心臓だけはガンにならないのか?」「“何万光年”離れた星の距離がどうしてわかるのか?」など、言われてみれば「なんでだろう?」と思ってしまう疑問をピックアップ。それらを「100の疑問」としてまとめている。 ずっと気になっていた「身近な疑問」の大疑問9 ・瞬間接着剤はどうして瞬間でくっつくの? ・「殺虫剤」はどうして虫だけを殺せるのか? など いまさら他人に聞けない「IT・電気・メカ」の大疑問11 ・電卓はなんで計算間違いをしないのか? ・体脂肪計はどうやっ

脳科学者・茂木健一郎が提唱する“新たな脳の鍛え方”を紹介した、『IQも才能もぶっとばせ! やり抜く脳の鍛え方』が2017年4月20日(木)に発売された。 春は新しいスタートの時期。やることなすことが初めてで、何かとうまくいかないことが多いもの。「あいつは才能があるからいいよな」「生まれつき頭がいい奴には、かなうわけないよ」「自分にも特別な才能があれば」―こんなふうに、人は自らの能力の限界を感じ、無限に広がる可能性をあきらめてしまいがち。しかし、著者・茂木はそんな考えに「ノー!」を突きつける。 茂木によると、生まれつき特別な才能に恵まれていないからといって悲観する必要はなく、脳の中の「ある要素」を鍛えればいいだけだという。それは“脳の筋力”とされる「やり抜く脳」。これを鍛えることによって、IQや才能に自信がない人でも成功にグッと近づく。同書では、その具体的なヒントを3つ紹介している。 1.

難関中学合格率60%超の人気塾講師が、家庭でムリなくできる勉強法を公開した『合格する親子のすごい勉強』が2017年4月3日(月)に発売された。 「早いうちから本物の学力を身につけさせたい」「勉強もそれ以外のこともできる子どもになってほしい」「まずは中学受験で結果を残せたら…」多くの親はこんな風に思うのではないだろうか。中学受験業界には、「10歳の壁」と呼ばれるものがある。10歳ごろになると、学力面で個人差が大きく目立つようになり、学校の勉強についていけなくなる子どもが出始めるためだ。だからこそ、10歳になる前に覚えたほうがいいことは親が教え込んでいき、10歳以降は自分の頭で考える力、物事をつなげて考える力を伸ばしていかなければいけない。 同書では「叱らない」「よくほめる」といった抽象的な説明ではなく、要所要所で「10歳以前なら」「10歳以降なら」と表記しながら、どの時期にどんなことに気を

『会話もメールも英語は3語で伝わります』(中山 裕木子/ダイヤモンド社) 「英語を話せるようになろう!」。そう決意しては挫折すること幾度か…いまだに満足に英語が話せない。そんな人に朗報だ。これまでにない、画期的な英語習得法が現れた。 『会話もメールも英語は3語で伝わります』(中山 裕木子/ダイヤモンド社)いわく、日本人の英語はとにかく「長く」「難しい」。そして、学校でしっかりと教え込まれるためか「be動詞」を使う癖が染み付いてしまっていて、それが英語習得のハードルを上げてしまっている、という。 例えば、あなたなら次の文を、どう英語にするか。 私の仕事は英語講師です。 真面目なあなたは、もしかしたら、次のように英語にしていくかもしれない。 「私の仕事」は My job …。 「英語講師」は English teacher …。 そうそう、冠詞の an をつけて an English te

いよいよ入学シーズンも間近。新1年生になる子どもたちは期待に胸を膨らませている時期でしょう。けれど、子どもたちのワクワクする気持ちとは裏腹に、親としてはあれもこれも不安がいっぱい。「うちの子大丈夫かしら…」と、いろいろ想像して、心配とあせりに揺れてしまうものですよね。 ●いままで勉強なんてほとんどしたことがない ●ひらがなの読み書きも不安 ●人の話をちゃんと聞かない ●そもそも、授業の時間が終わるまで椅子に座っていられるのかしら などなど、親の不安はつきません。「小1の壁」なんて言葉もあるし、きっと大変なはず……。心配のあまり、子どもの「できないこと」が目について、ついついイライラ。もう小学校のお兄ちゃん/お姉ちゃんになるんだよ!なんて、うっかり小言を言いたくなってしまったり。 ◆大事なのは「子どものペース」 親のあせりを押し付けるのは禁物! ですが、「入学前の大切な時期」だからこそ、親の

日本人は、受験英語のせいで英会話が苦手――。よく指摘されてきたフレーズだが、果たして本当にそうなのか。そもそも多くの人が抱える、英語への苦手意識というのは何なのか。受験英語の秀才で名門・東京大学に進学しながらも、英会話はもちろんそれ以外は「まるで駄目だった」という著者が、自らのコンプレックスを赤裸々に告白。さらには、日本人が抱えてきた「英語コンプレックス」の歴史をひもといたのが、『英語コンプレックスの正体(講談社+α文庫)』(中島義道/講談社)だ。 あの漱石も…。英語コンプレックス=白人コンプレックス 「英語コンプレックス」の根は深い。言語の問題に留まらず、肉体コンプレックスとも密接だからだ。手脚が長くて肌の白い欧米人と比べ、対照的に感じられる日本人の「醜さ」。あの夏目漱石が、イギリスへ留学してノイローゼになったことは有名だが、ロンドンの街中で自らの姿が映ったのを見つけ、日記にこう綴ってい

『スウガクって、なんの役に立ちますか?』(杉原厚吉/誠文堂新光社) 小学生の頃、担任の教師に「ゼロは何も無いのに、どうしてマイナスがあるの?」と質問したのが、自分にとって算数ではなく数学への興味のピークだったように思う。教師が「自分で調べてごらん」と答えたのは教育方法として間違ってはいなかったものの、子供向けの関連書籍で7世紀のインド人の数学者ブラーマグプタが数字の「0」の概念を確立したと知り、さらにそれ以前の歴史においては紀元前のバビロニアに「記号としてのゼロ」が存在していたことや、古代エジプトにも概念はあったが表す記号は作られなかったことなど、物語としての面白さに惹かれ、中学生になると数学は苦手な科目になってしまった。 そして、数学の成績が悪かったのを『スウガクって、なんの役に立ちますか?』(杉原厚吉/誠文堂新光社)という本書のタイトルのままの言い訳をして現在に至っている。本書は小・中

『感情化する社会』(大塚英志/太田出版) 2016年8月、天皇が生前退位について「お気持ち」を表明した。それに対する国民の反応は圧倒的な「共感」であり、同時期に行われた各世論調査でもそう結果が出ている。だが、このような「国民」の反応は図らずも本書の主題である「感情」という問題を明確化した出来事であり、「感情化」と本書が便宜上呼ぶ事態が天皇制に及んだのである、という指摘から『感情化する社会』(大塚英志/太田出版)は始まる。 あえて本書のいう「感情化」の説明を外して、著者がここで何を問題としているのかを見ていこう。 天皇とは何か、それは憲法で定められている。現行憲法は天皇の政治介入を禁じており、「国民の統合」、つまり社会なりパブリックなものの「象徴」として天皇を定義した。いわば天皇を民主主義の装置としたのである。 天皇が憲法の定めた「国民の統合」の象徴として「機能」しようとすれば、政治的言動を

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