『味噌汁でカンパイ!』(笹乃さい/小学館) 日本人の食生活とは切っても切れない存在「味噌汁」。そんな味噌汁をテーマにした、ホッコリと温まるストーリーが話題のグルメ漫画をご存じでしょうか。その名も『味噌汁でカンパイ!』(笹乃さい/小学館)。ちなみに、8月10日には最新刊の4巻も発売。追いつくなら今ですよ。 主人公は、9年前に母親を亡くし父子家庭で育った中学生・善一郎(作中では善が愛称)。父親は商社で働く多忙なビジネスマンゆえ、2人の生活リズムはバラバラ。善は毎朝コンビニで買った菓子パンやおにぎりをひとりで食べて生活していました。そんな善の朝ごはん事情を知った幼馴染の八重は、彼のために毎日朝ごはんを作りに来るようになり……。 善、君はなんて恵まれた子なんだ……。だって、毎朝エプロンをつけた幼馴染が起こしに来てくれる上に、朝ごはんも用意して一緒に食べてくれるんですよ。夢みたいな生活じゃないですか

『冷凍お届けごはん 離れている家族に』(上田淳子/講談社) 好きな人や得意な人にとっては何てことない日々の料理も、苦手な人、慣れない人からしたら大変なこと。しかし離れた相手の場合、毎日作りにいくわけにもいかない。結果、栄養が偏ってないかな? ちゃんとしたもの食べてるかな? と不安になってしまう。それならいっそ、作って宅配便のクール便で送ってしまおう、というのがこの『冷凍お届けごはん 離れている家族に』(上田淳子/講談社)という本。食べる時にさっとレンジやフライパンで加熱するだけ、という状態にして相手に送ることで、料理が苦手な人の負担をぐっと減らせるのだ。本書のポイントは、全てオーブンシートで包んで送るということ。こうすることで、洗い物などの手間も大幅に減り、送られた側もよりスムーズに料理を堪能することができるそうだ。そこで、実際に作って実家に送り、食べてもらった。

そんな100品あるレシピから、実際に3品を作ってみた。 1. 【388kcal】本格タイ料理店の味!カラフル具材いっぱいのパッタイ風エスニック麺(P.8) 材料はゆでうどん(稲庭風細麺)、むきえび、細切りした赤パプリカ、4~5cm幅にカットしたにら、ごま油、塩・こしょう、にんにくのみじん切り、サラダ油、赤とうがらしの小口切り、パクチー、レモンの半月切り、刻んだピーナッツ、ナンプラー。 パプリカとにら、それぞれにごま油をまぶす。えびの背わたを除き、塩・こしょうをする。うどんを流水でさっと洗う。フライパンにサラダ油とにんにくを入れ火にかける。香りが立ったらとうがらし、えびを加えてえびの色が変わるまで炒め、パプリカを入れてさらに軽く炒める。続いて麺、ナンプラーを加え麺をほぐし、にらを入れさっと混ぜて味を調える。器に盛りパクチー、ピーナッツを散らしレモンを添えれば完成。 彩りがよいので見た目にも楽

『男達の食卓 豪快レシピとビンボー料理』(アンソロジー/少年画報社) 「男の料理」と聞いて想像することといえば、もっぱら「豪快」の二文字であろう。食材をシンプルな調理法で、アレコレ手を加えずに供する──大体こんな感じだ。主婦感覚からすれば「手抜き」にも見えるのだろうが、男には「豪快」なのである。 とはいえ現代、いわゆる「料理男子」も増え、「男の料理」の概念も随分と変わってきた。ソース作りや調理法に凝るなど、手の込んだ方向へ進んでいる傾向も見られる。『男達の食卓 豪快レシピとビンボー料理』(アンソロジー/少年画報社)は、そんな「男の料理」を描いた短編漫画を多数収録したアンソロジーコミックだ。 タイトルにもあるように「男」による「豪快」な品や「ビンボー料理」をメインに据えた本書。土佐の漁師たちの豪快な「浜鍋」や高校時代に味わった「ベビースターめし」など、看板に偽りのない品がそれぞれエピソードを

ライ麦を使った黒パンからブレーツェル、シュトレン、ドイツでも知る人ぞ知るマニアックなパンまで100種類以上を紹介した『ドイツパン大全』が、2017年6月5日(月)に発売された。 世界でもっともパンの種類が多い国、ドイツ。大型パンは約300種、小型パンにいたっては1200にものぼる種類があるとされている。これらのパンは、1日3回の食事だけでなく、ちょっと小腹がすいたときのスナック、おやつ、クリスマスやイースターなどのお祭りやパーティー、イベントなどでも食べられるドイツの生活には欠かせないものだ。ドイツパンの特徴は、パンの種類のみならず、使用される原料穀物も豊富なこと。小麦粉から、ライ麦粉、スペルト小麦、オーツ麦なども使われ、ヘルシー志向が強まっている現在、ますます注目を浴びている。また、小麦アレルギーやグルテンフリーに対応できるパンが多数揃っているのもドイツパンならでは。 同書では、このよ

『目がよくなる魔法のレシピ』(日比野佐和子/扶桑社) パソコンにスマホ、ゲームに読書など、多くの人が知らず知らずのうちに目を酷使している。目が疲れると、肩こりや頭痛などの弊害が出る上、寝てもなかなか疲れが取れない。パソコンを長時間使用した翌日、「たくさん寝たはずなのに体が怠い……」なんてこともあるはずだ。しかし、目は非常に大事な器官の1つ。少しでも労りたい、というのが本音だ。 そこで紹介したいのが、『目がよくなる魔法のレシピ』(日比野佐和子/扶桑社)。『日めくり まいにち、眼トレ』(扶桑社)で話題となった日比野佐和子のレシピ本だ。本書は、目に効果的な食材をふんだんに使ったレシピだけを集めた本。レシピは季節ごとに分かれており、春夏秋冬で目にどんなダメージが蓄積されやすいのか分かるのも有難い。これからの季節、陽射しも紫外線も強くなり、目への負担も気になるところだ。そこで、夏のレシピを中心に、実

冷凍することで簡単・おいしくなる便利レシピを紹介した『長期保存OK! 毎日使える! 冷凍保存レシピ』が2017年5月29日(月)に発売された。 同書は、長く保存できたり、素材のうまみが増したり、下味がしみ込んでおいしくなったりする「冷凍保存」レシピを3パートに分けて87品紹介。1つ目はいま大人気の「味つけ冷凍」レシピ。「味つけ冷凍」は、保存袋に肉や魚と調味料を入れ、下味をつけて冷凍し、凍ったまま調理に使う方法。冷凍している間に味もしみておいしくなっていくので効率的に調理できる。たとえば味つけ冷凍した「鶏もも肉のナンプラー味」をグリーンカレーや竜田揚げ、グリルの3つにアレンジ可能。アレンジしやすいシンプルな「味つけ冷凍」ならマンネリ化を防げるはず。 2つ目は、おすすめの「素材冷凍」レシピ。トマトやきのこ類は、冷凍することでうまみ成分のグルタミン酸やグアニル酸が増しておいしさがアップ。さらに、

『ひと目でわかる!冷蔵庫で保存・作り置き事典』(島本美由紀/講談社) ここ最近「作り置きおかず」が大ブーム。時間のあるときに、おかずや副菜をまとめて作って保存しておけば、食べたい時にすぐ食べられて便利ですが、「同じ味に飽きちゃう」という声もチラホラ…。そこで今年ブームの予感を漂わせているのが、「半調理保存」です! 「半調理保存とは、野菜や肉、ゆで卵などを、味付けしないでシンプルに茹でて保存したもののこと。例えば茹でブロッコリー。冷蔵庫に常備してあれば、メインおかずの添え物としてもそのまま使えるし、その日の気分で味付けを変えれば、胡麻和えやマヨサラダなど、どんな料理にもすぐに変身できますよ。調理の手間がひと手間減らせるので時短調理も可能!! おすすめなのは、ブロッコリー、インゲン、ほうれん草、カボチャ、人参などの緑黄色野菜。茹で卵やゆで鶏も便利ですよ。」 と教えてくれたのは、料理研究家でラク

料理愛好家・平野レミ&食育インストラクター・和田明日香直伝の『M.O.Tカンタン料理レシピ』が付録についた『ゼクシィ』7月号が、2017年5月23日(火)に発売された。 新婚生活は夫婦の新たな食生活の始まり。「冷蔵庫の余りもので手際よく!」と張り切りたいところだが、「そもそも食材や料理に対する基本的知識がない」なんて悩みを抱える新婚花嫁も多いのでは? そんな悩みを解決すべく、嫁姑コンビの平野レミと和田明日香が「M.O.T(無駄なく、おいしく、手際よく)」をキーワードに、新婚の食卓を愛情と野菜でいっぱいにする直伝レシピを公開。付録裏面には、おいしい野菜の見分け方と保存方法が分かる「野菜のきほん 早見表」も付き、捨て野菜しない&毎日の料理が楽しくなること間違いなしのアイデアレシピが満載だ。 撮影では和田の「私たち世代は、レミさんのような方達が既においしい料理を作る近道を見つけてくれているのでラ

『コスパ飯』(成毛眞/新潮社)食事へのこだわりは千差万別だ。ひとくちに美味しいものといっても、趣味嗜好は十人十色。誰もが絶対に「うまい!」と舌をうならせるようなモノは、おそらくどこにも見当たらない。だからこそ、他人が何をどう味わっているのかも気になってしまうものである。 時には、グルメ本もその足がかりとなる。書店には数多くの本が並んでいるのだが、その中でも、元・日本マイクロソフト代表取締役社長である成毛眞さんの著書『コスパ飯』(新潮社)は、さながら“読む飯テロ”といってもさしつかえないほどの一冊。成毛さんのこだわり溢れる内容を読み進めると、気が付けば腹を空かせてしまうほどだ。 ◎コスパ飯とは投資効率がよいか。かしこまった店は苦手という著者本書を目にすると、やはりまず引っかかるのはタイトルそのもの。シンプルに「うまい!」を求める成毛さんは、自分にとって「どれだけ投資効率がよいか」をモット

まずはレベル1の「玉ねぎとベーコンのレンジ蒸し」。皮をむいた玉ねぎに十字の切り込みを入れ、ベーコンを挟む。あとは塩コショウをかけてラップをし、レンジで加熱するだけ。 玉ねぎとベーコンの出汁が混じり合い、シンプルなのに旨みたっぷり。玉ねぎから出たスープも絶品! 少ない、どこでも入手できる材料で作れるのも嬉しい。 ■レベル5:「ピーラーキンピラ」(P.42) 続いて、レベル5の「ピーラーキンピラ」。ごぼうとにんじんをピーラーで薄くスライスし、ごま油、鷹の爪と一緒に炒める。砂糖、醤油、酒で味付けし、汁気がなくなるまで炒めたら完成。 ピーラーを使用することで細切りにする手間が省けるので、包丁が苦手な人でもあっという間に作ることができる。きんぴらは冷めても美味しいので、多めに作って置いておけば何かと役に立つ。定番の甘辛い味は、ご飯にもパン、うどん等の麺類にも合う。好みでごまを加えるとより美味しい。

「無限レシピ」が一体どれほどのものなのか筆者も気になっていたので、早速本書の中からいくつか作ってみた。 ■「サーモンのブラックペッパー丼」(P.8~P.9) 1つめは、可愛いイラストとともに紹介されるレシピが大人気の「あやぶた食堂」さんのレシピから。切ったサーモンをめんつゆ、ごま油、ブラックペッパー、柚子胡椒を合わせたものに半日漬け込み、ご飯、大葉、卵黄とともに器に盛りつけて白ごまをふれば完成。 切って漬けて載せるだけの簡単レシピだが、めんつゆとごま油を使い、そして卵黄を載せていることで、サーモンがねっとり濃厚な味わいに。大葉の爽やかさと柚子胡椒のピリッとした刺激も程よいアクセントになっている。 ■「無限にんじん」「無限きのこ」「無限ピーマン」(P.10~P.11) 続いて、無限レシピといえば! という、ネットで話題の「無限ピーマン」と、そのアレンジレシピ。作り方は至って簡単で、切った野菜

キャンプや音楽フェスなど、屋外で作って食べるレシピの需要が高まるこれからの季節に向け、キャンプ名人の料理家がアウトドアごはんを紹介する『絶対おいしいキャンプごはん』が、2017年4月3日(月)に発売された。 同書のスタッフには、プライベートで年に5~6回はファミリーキャンプに出かけているという料理家のワタナベマキをはじめ、編集からカメラマン、スタイリストにまで“キャンパー”たちが集結。自分たちが「本当に食べたいアウトドアごはん」を追求し、ありそうでなかった「プロの料理家考案のキャンプごはん」57レシピを収録している。レシピは、フライパンや厚手の鍋にスキレットなど、ふだん家で使っている調理道具で気軽に出来るものばかり。また外での調理の手間を省くため、当日は焼くだけ、煮るだけで“極うま”のメイン料理が完成する前日の仕込みワザも公開。当日テーブルに出すだけの副菜、残った食材や市販品を上手に活用

季節の素材を生かした身体に優しいレシピを紹介する『野菜が主役の晩ごはん』が、2017年4月5日(水)に発売された。 同書は、4年間に渡る雑誌『LEE』の人気連載を書籍化したもの。「旬の野菜を子供にたくさん食べさせたい」「遅く帰った夫に、体に良くて満足感のある料理を出したい」「余りがちな野菜を使い切りたい」「簡単だけど手抜きに見えないレシピが知りたい」といった、さまざまな読者の要望に応えたレシピを掲載している。 基本のレシピは「野菜+肉や魚」のメインおかずと、さっと作れる野菜のサブおかず。主菜と副菜が引き立て合うような味や香り、食感までが考えられているので献立作りのヒントになるはず。また、少しだけ余った野菜を翌日のサブおかずにするアイデアや、料理をよりおいしく仕上げるためのちょっとした調理のコツも紹介している。

日本酒が世界中で人気を集めている。海外では「Sake」と呼ばれ、高級レストランでワインリストに掲載されている銘柄もあり、アメリカやアジア諸国、そして近年はヨーロッパや中東などでも注目されているそうだが、その証左とも言える本が出版された。ワイン好きなら知らない人がいないであろう「パーカーポイント」が世界で初めて日本酒を採点、その中で高得点を記録した銘酒78本が掲載された『ロバート・パーカー・ワイン・アドヴォケートが認めた 世界が憧れる日本酒78』(SAKE RATINGS PROJECT/CCCメディアハウス)だ。 パーカーポイントは世界屈指の影響力を持つワイン評論家ロバート・M・パーカーJr.氏が、1978年の夏に創刊した『ワイン・アドヴォケート』(当初は『ボルティモア/ワシントン・ワイン・アドヴォケート』というニュースレターだった)から始まった。この雑誌は一切の広告を掲載せず、中立の立場

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