PostgreSQLをWebAssemblyとしてビルドした「PGlite」がPostgreSQL 17対応にバージョンアップ PostgreSQLのソースコードをWebAssemblyバイナリとしてビルドしたことで、Node.jsなどのJavaScriptランタイムやWebブラウザ上でほぼフル機能のPostgreSQLを実行可能にした「PGlite」がバージョンアップして「PGlite 0.3」になり、PostgreSQL 17.4対応となりました。これまではPostgreSQL 16に対応していました。 PGliteはPostgreSQLのコードをWebAssembly化 PGliteはPostgreSQLのCのソースコードをEmscriptenコンパイラを用いてWebAssemblyバイナリとして出力、JavaScript/TypeScriptからライブラリとして呼び出せるようにした

序文 私の仕事は、DBエンジニアです。といっても別に望んでデータベースの世界へきたわけではなく、当初、私はこの分野が面白くありませんでした。「Web系は花形、データベースは日陰」という言葉も囁かれていました。今でも囁かれているかもしれません。 ですが、しばらくデータベースを触っているうちに、私はこの世界にとても興味深いテーマが多くあることを知りました。なぜもっと早く気づかなかったのか、後悔することしきりです。 もちろん、自分の不明が最大の原因ですが、この世界に足を踏み入れた当時、先生も、導きの書となる入門書もなかったことも事実です。 今でこそバイブルと仰ぐ『プログラマのためのSQL 第2版』も新入社員には敷居が高すぎました (2015年2月追記:その後、自分で第4版を訳出できたのだから、人生は何があるか分からないものです)。 そこで、です。このサイトの目的は、データベースの世界に足を踏み
あなたが知らない既存機能があるかもしれません! マイクロソフト社は2006年、Microsoft Officeの新バージョンで追加してほしい機能について、顧客調査を実施しました。驚いたことに、ユーザが希望した機能の90%以上はすでに実装されており、その存在が知られていないだけであることが判明しました。機能の「見つけにくさ」の問題の解決策として同社が考案したのが、現在のMicrosoft Office製品でおなじみの「リボンUI」です。 この問題はOfficeに限ったものではありません。日々使用するツールの機能をすべて把握している人はほとんどいません。PostgreSQLのように大規模なツールであればなおさらです。数週間前にPostgreSQL 14がリリースされたばかりなので、この機会にPostgreSQLのあまり知られていない機能に注目してみたいと思います。 この記事では、Postgre

テーブル名( table_name )に新しいデータを追加します。 データを追加するテーブル名の指定は スキーマ名.テーブル名 の形式で行います。スキーマ名を省略した場合は現在のスキーマに作成されます。(詳しくは「スキーマ検索パスを設定する」を参照されてください)。 INSERT コマンドを実行するには、コマンドを実行するロールがテーブルに対して INSERT 権限を持っている必要があります。 テーブルに含まれるすべてのカラムに値を指定してデータを追加する場合にはカラム名の指定を省略して次のように実行します。

前回作成したStaffテーブルへデータを登録していきます。 まず、Staffテーブルの定義を確認しましょう。Staffテーブルは以下の列を持ちます。 列名 データ型 制約 id INTEGER PRIMARY KEY nameTEXT NOT NULL age INTEGER なし INSERTコマンド テーブルへのデータ登録はINSERTコマンドで行います。 INSERTコマンドの基本構文 INSERT INTO テーブル名 [(列名1 [, 列名2 …] )] VALUES (値1 [, 値2 …] ); 列名1に値1、列名2に値2がセットされます。列と値の数は一致させる必要があり、不一致の場合はエラーとなり挿入に失敗します。また、データ型も一致させる必要があります。例えば、INTEGER型の列に文字列をセットしようとしてもエラーとなります。 列名を省略することもできます。ただし、省
Cloudflare、CDNエッジからMySQLやPostgreSQLへ接続を可能にする「RelationalDatabase Connectors」発表Cloudflareは、CDNエッジで実行しているWorkersなどのアプリケーションからMySQLやPostgreSQLなどのリレーショナルデータベースに接続する機能を提供する「RelationalDatabase Connectors」を発表しました。 Today, we’re announcing support for relationaldatabases, including Postgres andMySQL from Workers. https://t.co/usLsYczxhr #FullStackWeek —Cloudflare (@Cloudflare) November 15, 2021 Cloudf

PostgreSQLとMySQL、使うならどっち? データベース専門家が8つの視点で徹底比較! オープンソースのデータベースとしてよく比較されるPostgreSQLとMySQL。どんな長所・短所があるのでしょう? それぞれの専門家による対談で明らかにします。エンジニアとして働いていると必ず直面する悩み。それは、「どのリレーショナル・データベース(以下、RDB)を選ぶのが最善なのか?」です。RDBごとに長所と短所は異なっています。そのため自社サービスにマッチしないRDBを選んでしまうと、それがボトルネックとなり開発・運用にトラブルが生じるケースは少なくありません。 なかでもよく比較検討されるのが、PostgreSQLとMySQL。ともにオープンソースRDBのデファクトスタンダードであり、高い性能と数多くの機能を持っています。 では、両者は具体的にどのような長所・短所があるのでしょうか。そ

サーバ業務周りの管理、運用について役に立ちそうなナレッジをまとめました。 長期的に書いているため用語に統一性がなかったり、不足分など随時修正したいと思います。 1. サーバ設計 サーバスペックはどうするべき? 使用するOSは? CentOS開発終了について MWは何を使うべきか Webサーバ構築にはどちらを使うべき?Apache?Nginx? サーバセキュリティで最低限押さえておきたいことは? listenするポートは最小限にしましょう ファイアウォール設定で送受信IPアドレス、ポートの通信制御はしておきましょう 外部に出る際にはプロキシサーバを経由するようにする 随時パッチを当てるようにするlinuxでのアンチウイルスソフトの検討 個人アカウントで変更系コマンドは実行させないようにする ログについて考えること ストレージ容量には気をつける データベースはどう決めたら良いかMySQLか

DBについて調べたり、本を読んでいると「スキーマ」という言葉を目にします。 ですが、スキーマってなんですがと改めて聞かれると、言葉が詰まったので、スキーマについて調べてみました。DBのスキーマとは? データの構造、性質、データベースを操作するときのルールや表現法などを定義したもの。データベースの設計図のようなものです。 参照 3層スキーマ構造 引用:https://itmanabi.com/db-schema/ 外部スキーマ 概念スキーマで定義された論理データから必要なデータです。私たちが、データを取得した時のデータですね。 概念スキーマ データベース上の論理データです。データベースに保存しているデータや、データとデータ同志の関係性の定義したものです。 内部スキーマ 概念スキーマで定義された論理データを具体的にどのようにDBMS内部に格納するかを定義したものです。 参考OracleDB

NTTデータとPostgreSQLが挑んだ総力戦。PostgreSQLを極限まで使い切ったその先に見たものとは?(前編)NTTデータオープンソースDAY2015 現在のシステム構築では、オープンソースのソフトウェアを使うことは当たり前になってきています。PostgreSQLはそうした中で主にエンタープライズ向けのデータベースとして着実に事例を増やしてきています。 その中で、PostgreSQLを大規模なミッションクリティカルなシステムの中で使うには、どのようなノウハウが求められるのか。オープンソースの利用に積極的なNTTデータがその事例を、1月26日に開催されたイベント「NTTデータオープンソースDAY 2015」のセッション「NTTデータとPostgreSQLが挑んだ総力戦。PostgreSQLを極限まで使い切ったその先に見たものとは?」で紹介しています。講演内容をダイジェストにしまし

SQL の結果を出力したいとき 出力形式を変えたい時 \f '|' \pset recordsep '\n' \pset format aligned --デフォルト \f '\t' \pset format unaligned --タブ区切り 結果のみ(ヘッダーやフッター{件数}は出さない) \pset tuples_only --結果のみ(ヘッダーやフッター{件数}は出さない) \pset format unaligned -- 出力形式を指定 \pset fieldsep ',' -- フィールドのセパレータにカンマ区切りを指定 フィールドのセパレータにカンマ区切りを指定 \o psql_out.csv -- 出力ファイルを指定 ここにSQL を書く \o --閉じる 出力時に改行が入ったデータを抜きたいときは、 SELECT REPLACE(comment, '\r\n',''
はじめに Postgresは結構\(バックスラッシュ)で始まるコマンドがあるが、インタネットを調べた限り、どこにもその一覧を出しておりません。備忘録を兼ねて、ポスグレのヘルプを貼ります。 この一覧を出すには、\hではなく\?です。また、OSのターミナルでpsql -?コマンドを打つと、psqlコマンドで使えるオプションが表示されます。 日本語版(PostgreSQL 9.3.5) \?オプションズ postgres=# \? 一般 \copyright PostgreSQL の使い方と配布条件を表示 \g [ファイル] または ';' 問い合わせを実行(し、結果をファイルまたは |パイプ へ書き出す) \gset [PREFIX] 問い合わせを実行し結果をpsql変数に格納 \h [名前]SQL コマンドの文法ヘルプ、* で全コマンド \q psql を終了する \watch [SEC]

こんにちは、ブログにはご無沙汰の三井田です。 今回の記事は、Amazon RDSでSSL通信を利用しているユーザ向けです。 SSL通信を使用していない場合は、特に更新作業は必要ありません。 はじめに 先日、AWSよりAmazon RDSでSSL通信を利用しているユーザ向けに脚注に引用したアナウンス *1がありました。RDSのマネジメントコンソールにも以下のようなバナーが表示されています。 要点をかいつまむと、次のような内容です。 対応が必要なのは、RDS(MySQL、SQL Server、またはPostgreSQL)とクライアント間でSSL通信を利用している方 対応期限は、日本時間で、2015年3月24日 午前5時SSL証明書が有効期限を迎えるので、引続きRDS〜クライアント間のSSL通信を行うには対応が必要 クライアントプログラムは、AWSが提供する新しい証明書バンドルを利用するように

Amazon RDS 認証局証明書 rds-ca-2019 は、2024 年 8 月に期限切れになりました。RDSDB インスタンスまたはマルチ AZDB クラスターへの接続に証明書検証付きの Secure Sockets Layer (SSL) または Transport LayerSecurity (TLS) を使用しているか、使用する予定がある場合は、新しい CA 証明書 rds-ca-rsa2048-g1、rds-ca-rsa4096-g1、または rds-ca-ecc384-g1 のいずれかの使用を検討してください。現在、証明書検証付きで SSL/TLS を使用していない場合でも、CA 証明書の有効期限が切れている可能性があり、証明書検証付きで SSL/TLS を使用して RDS データベースに接続する予定がある場合は、新しい CA 証明書に更新する必要があります。 Ama
RDSのスナップショットがS3にエクスポートできるようになりました。Parquet形式でエクスポートできるのでユーザ側で変換処理しなくてよくて便利です。 まいど、大阪の市田です。 先日RDSのスナップショットを「Apache Parquet」形式でS3にエクスポートできる機能がリリースされました。 AnnouncingAmazon RelationalDatabase Service (RDS) Snapshot Export to S3 対象のサービスとバージョン 現時点の対象は下記になります。Amazon RDS for PostgreSQLAmazon RDS for MariaDBAmazon RDS forMySQLAmazonAurora PostgreSQLAmazonAuroraMySQL また、利用できるエンジンのバージョンも指定があります。 Mar
![[新機能]RDSのスナップショットがS3にエクスポートできるようになりました。 | DevelopersIO](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f3b6eedbd02faf420a06aa05ca78d478cfa7b4cca%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fdevio2023-media.developers.io%252Fwp-content%252Fuploads%252F2019%252F05%252Famazon-rds.png&f=jpg&w=240)
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