都営住宅で暮らす母親から、「家賃が安いからうちにおいで」と誘われるようなケースもあるでしょう。都営住宅での同居は家計に優しいうえ、親孝行にもなるかもしれません。 しかし、都営住宅は公営の住宅であり、無条件で誰でも同居できるわけではありません。本記事では、同居の条件や家賃の仕組みについて整理し、実際に同居することが可能かどうか解説します。 FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。 編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。 FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプラン

株式会社サイエンスアーツは、株式会社オーディオテクニカと共同開発した軟骨伝導ヘッドセット「Buddycom Open(バディコムオープン)」を3月18日に販売開始した。介護・医療・小売業界向けに設計されており、耳をふさがないため、介護・医療の現場において周囲の音をしっかりと聞き取りながら、スタッフ間の連携強化を図れるとしている。 介護・医療現場では、入居者や患者の声、ナースコールなどの緊急時の音を聞き逃さず、同時にスタッフ間の迅速な連携を可能にするインカムが求められているという。一方で、従来のインカムイヤホンは耳を塞ぐため、入居者の小さな声や異変などを聞き取りにくくなるほか、有線イヤホンでは業務中に引っかかるリスクがあり、現場での動きを妨げる要因になっていると同社は指摘する。 こうした介護・医療現場の課題に対応すべく、「Buddycom Open」は耳をふさがない構造により、入居者の声やナ

みちのく記念病院(青森県八戸市)で発覚した「患者間殺人隠蔽事件」。青森県警は2月14日、同病院を運営する医療法人の理事長で元院長の石山隆容疑者と、殺害された患者の主治医だった弟の石山哲容疑者を、犯人隠避容疑で逮捕した。事件が発生したのは2023年3月。被害男性はアルコール依存症で同じ病室に入院していた男性患者に歯ブラシで目や顔をメッタ刺しにされて死亡したが、あろうことか、報告を受けた両容疑者は看護師らに命じて、認知症で入院していた高齢医師(当時89歳、昨年死亡)にニセの死亡診断書を作成させるよう指示したというのだ。ちなみに、遺族に手渡された死亡診断書の死因欄には「肺炎」と書かれていた。 その後、認知症で入院していた医師がそれまでに作成した死亡診断書は、なんと100枚以上にもなることが判明。同病院で虚偽の死亡診断書の作成が常態化していた疑いが浮上しているのだ。 みちのく記念病院は急性期の患

ローマの哲学者・キケローは、”老い”は必ずしも不幸ではなく、考え方次第では人生の充実・完成の時期となることを論じた。しかし、その死を迎える場所が精神科病院だとしたら、どうだろうか―。 老人ホームを追い出されて妻の介護をしていた77歳の男性(三鷹市在住)は、いつの間にか自分自身が認知症になってしまった。混乱してか、ついには妻に暴力を振るうようになる。周囲の介護士たちは男性の負担を減らそうと、ヘルパーを入れて妻のケアをしていた。しかし、男性はヘルパーに対しても手を上げた。結局、男性が精神科病院に入院することに―。 いま日本全国で、認知症患者が精神科病院に入院するケースが増えている。厚生労働省の調査によれば、精神科病院に入院している患者数は、約25万9000人。実は、そのうち約7万3000人が認知症患者だ。入院しているうちの、3人に1人が認知症患者ということになる。 もし自分や家族が認知症にな

2013年、神戸市にある北須磨訪問看護・リハビリセンター。患者宅での訪問看護を終えて事業所に戻ってきた30代の女性看護師は、いつもと明らかに様子が違っていた。酒に酔ったような足取りで室内を歩き回り、上機嫌で職員に話しかける。ふざけているのだろうと初めは笑って見ていた所長の藤田愛さん(57)だったが、かみ合わない会話に「クスリをやられた」と直感した。 在宅医療を担う医療従事者が、訪問先の患者らから暴力やハラスメントを受けている。その被害は深刻だ。2022年1月には、医師が埼玉県ふじみ野市にある住宅に呼び出され、担当していた高齢女性の息子に散弾銃で撃たれて死亡している。医療従事者の安全をどう守るべきか。長年、この問題に取り組んできた所長の藤田さんに、現状と課題を聞いた。(共同通信=櫛部紗永) ▽訪問先で執拗に勧められたお茶 様子がおかしくなった女性看護師は、その患者宅を半年前から訪問していた。

【前編のあらすじ】関東在住の庄司照章さん(仮名・50代)は、33歳のときに、2歳年下の女性と結婚。2年後には長男、さらに2年後に長女に恵まれ、穏やかに暮らしていた。ところが長女が2歳になった年、妻のギャンブルによる借金が発覚。庄司さんは話し合いや止めさせる努力を重ねてきたが、妻は数カ月〜5年ごとに借金を繰り返す。そのため庄司さんは、家族会議を開き、離婚を決意。しかし妻は、原因不明の体調不良を訴え、更年期障害と診断されるが、更年期障害とは思えない状態にまで、どんどん悪化していった。妻の異変 現在50代の公務員・庄司照章さん(仮名)は、49歳のときに家族会議をしたうえで離婚を決意したが、その後も特に変わった様子のない2歳下の妻に対して内心憤っていた。 庄司さんは日中の仕事に加え、妻が体調不良でますますやらなくなったため、家事まで一人でこなさねばならない。 一方妻は、しんどい様子ながらも仕事(

施設サービスは、親のため、家族のため 「施設を利用することは悪ではありません。むしろ、無理をすることのほうが禁物。介護の負担が増え、仕事を辞めてしまう人が年間10万人ほどいますが、家計が立ち行かなくなって家庭不和になったり、不幸を招く例は少なくありません。親もそんな状況は望まないはずです。施設サービスは、親のためでもあり、また家族のためでもあるのです」 と介護アドバイザーの横井孝治さんは語る。 週末だけショートステイを利用してみる 介護度が低ければ、送迎付きのデイサービスに送り出したり、週末だけ短期間の宿泊サービスであるショートステイを利用する方法もある。親にとっても家族にとっても、心身のリフレッシュにつながる。 実際に、ショートステイを利用し、その期間に家族が旅行に出かけるといった使い方をしている人も多くいるという。 →ショートステイを賢く利用するコツ<1>~プロが教える在宅介護のヒント

数ある施設の中でも、圧倒的に人気なのは「特養」と呼ばれる特別養護老人ホーム(以下、特養)だ。社会福祉法人や地方自治体が運営しており、民間の老人ホーム等では受け付けていない場合が多い「看取り」までしっかりケアしてくれる。 そして、なんといっても、月5万~15万円前後という年金でまかなえる安さが魅力だ。 かつては全国でおよそ50万人以上が入居待ちを余儀なくされていた特養だが、現在は30万人を切るほどまで減少した。 しかし、待機者が減ったからといって、決して入居しやすくなったわけではない。介護評論家の佐藤恒伯さんはこう解説する。 「2015年4月から制度が変わり、『要介護3』以上の判定がなければ特養には原則として入居できなくなりました。『要介護3』ともなると、家庭での介護がすでに限界に達している場合が多いのですが、優先されるのは介護度の重い人です。自分より重い人がいれば、先を越されます。さらに都

82歳の母親を「入居金0円」の老人ホームに入れて、大後悔した一人娘の悲劇 「値段相応」のヒドい施設だった 突然やってくる親の介護。多くの人はどこか他人事と思っていて、準備ができていない。特に重要なのが介護資金だが、親の預貯金を当てにしていると足りないことも多い。 親の介護が必要になったその時、どう対処するべきか。母親が突然倒れて介護資金を十分に用意できず、破産寸前にまで陥った会社員・鈴木恵子さん(仮名・55歳)の例から“介護の初動でやってはいけないこと”や“普段から考えておくべきお金のこと”を紹介したい 。 元気だった母親が、突然ICUに 重要な会議中に、恵子さんの携帯が鳴ったのは5年前のことだった。 電話は隣町の大病院からだった。一人暮らしをしていた母親の初江さん(当時82歳) が脳梗塞で倒れ、救急車で運び込まれたとのことだった。 「その前の週も一緒にショッピングに行ったばかりで、本当に

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