11月30日の裁判に関する写真に替えて「アフロ」から過去の写真を使用しています(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ) 11月30日、伊藤詩織さんが漫画家・はすみとしこさん他2名を名誉毀損で訴えていた裁判で、東京地裁は、伊藤さんの訴えを認める判決を出した。この勝訴については、各紙が報じている。 リツイートも「本人の発言」と認定 名誉毀損訴訟、伊藤詩織氏が勝訴 (朝日新聞デジタル11/30(火) 配信) 伊藤詩織さん中傷ツイート訴訟、漫画家らに賠償命令 東京地裁 (毎日新聞11/30(火) 配信) 問題となった「枕営業失敗」などの言葉は、人の社会的評価・信用を貶めるもので、名誉毀損に当たる。そこはまず争いのないところだろう。しかし、この裁判は、勝訴して当然というイージーケースではなく、いくつかの注目点があり、この勝訴には大きな社会的意義がある。イラストによる名誉毀損この件で

私は誰かに「表現の自由戦士ですか?」と聞かれれば、「そうですよ?」と真顔で、しかも相手のことを若干哀れみながら即答する程度には表現の自由戦士であるつもりだ。なぜ哀れむかというと、表現の自由戦士という言葉が私には「黒人と女性の選挙権戦士」と同じ感触を持って聞こえるからだ。「それ、大分昔に結論が出てて、しかもその結論に従わないと野蛮人みたいな扱いをされるはずじゃなかった?」と。このあたり、「野蛮な西洋思考から脱却してイスラムを根本に据えた政治をやれ」と言って戦っている人と思考形式としては似通っているかもしれない(主張にも方法にも同意しないが)ので、戦士と呼ばれるのもむべなるかな、と思う。 そんな私の政治的立場は、やけくそになって後藤輝樹に投票した一回の過ちを除けば、10年ほど毎回共産党に投票してきたし、だいぶ左寄りであるとは思ってきた。とは言えきょうび共産主義を目指すというのは頭がおかしいとし

日本共産党の「2021総選挙 分野別政策 7、女性とジェンダー」に掲載され話題となっている非実在児童ポルノ問題について、やはり直接問い合わせる必要があると感じ、電凸をさせていただきました。本件架電前の、筆者が把握していた本件概要については以下を参照してください。 あいさつ、自己紹介、担当者さんへの取次的な部分は端折ります。最初の質問として、「7,女性とジェンダー」の児童ポルノの部分についてその真意をお聞きしたいのですが、と伝えました。 担「どういった質問でしょうか」 ――従来、日本共産党は、児童ポルノを名目にした表現規制に反対の立場を採っていたと承知していますが、児童ポルノについては「漫画、アニメ、ゲーム等の『非実在児童ポルノ』」というものの法規制に舵を切るということでしょうか。 担「違います。「60の『文化』」のところには、児童ポルノを名目にした法的規制には反対ですということが書いてあ

なんでそんなにおっぱいを揺らしたがるの? https://anond.hatelabo.jp/20210920015426 思考力の低さを露呈する文章とブコメです。 1,誰があなたの乳やあなたの日常の話を?私は胸が揺れる表現が苦手です。 自分の日常生活にない表現だからです。 いきなりですが、アホでは? 私も胸が揺れる表現が苦手です。 笑っちゃうから。 でも「自分の日常生活にない表現だから嫌」なんてマヌケな説明はしません。 なんであなたの日常生活にある表現しかしちゃいけないの? 胸が揺れたら不快なのと胸の形をキープする為にブラジャーをつけています。 胸は上向きでいてほしいので、ホールド力の高いブラジャーが好きです。 だから日常生活の動作で揺れる事は殆ど無いです。 だから、友人知人の胸が揺れているところは、殆ど見たことがないです。 でもそれって、私にとっては非日常で、できるだけおっぱいが揺れな

統合失調症当事者として考える。 公開されるや否やソーシャルメディアで大評判となり、あっというまに数百万回のアクセスを記録し、そして瞬く間にその表現を問題視されたマンガ『ルックバック』が、やはり記録的な速さで内容を修正されたようである。 ルックバック -藤本タツキ | 少年ジャンプ+学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられるが…!?shonenjumpplus.com 『ルックバック』作品内に不適切な表現があるとの指摘を読者の方からいただきました。⁰熟慮の結果、作中の描写が偏見や差別の助長につながることは避けたいと考え、一部修正しました。 少年ジャンプ+編集部https://t.co/Vag51clfJc — 少年ジャンプ+ (@shonenjump_plus) Augu

大阪府の吉村洋文知事は9日、府立労働センター(エル・おおさか、大阪市中央区)で16~18日に開催予定だった「表現の不自由展かんさい」をめぐり、大阪地裁が施設側の利用承認取り消し処分を一時停止し、開催を認める決定をしたことについて「決定内容に不服があるので抗告する。施設を安全に運営する観点から(利用承認の)取り消しは当然のことだ」と述べた。府庁で記者団に答えた。 吉村氏は「表現の不自由展」が開催されていた名古屋市の施設で8日、郵便物に入っていた爆竹のようなものが破裂し、市が利用を停止したことを引き合いに「もう何が起きるか分からない。明らかに差し迫った危険がある」と指摘した。 労働センター内には保育所や就業支援施設があるとして「なぜ乳幼児がリスクを背負わされないといけないのか。非常に疑問でならない」と強調。労働センター側の利用承認取り消しについて「表現の自由が大切なのは分かるが、指定管理者の裁

つい数日前、以下のツイートを見て、いわゆる「反ワクチン本」の一つがAmazon.co.jp(以下「Amazon」)のランキングから消え、取扱い自体がなくなったことを知りました。 内海聡の反医療・反ワクチン陰謀論の新著が日本のAmazon で書籍部門のベストセラー1位になっているのをどうにかしてほしいとアメリカのAmazon に訴えたところ、即日リストから削除され日本版Amazon でも取り扱いが消えました!!日本もまだ見捨てられてなかったんだ😭🙏🏻✨ https://t.co/Dp7GGFXR2q — sekkai (@sekkai) June 19, 2021 sekkai氏は学生時代から付き合いのある、心から尊敬している友人の一人であり、彼の問題意識から出た行動が大きく社会を動かしたこと自体は称賛に値するものだと考えています。 しかし、法曹の端くれとしては、アマゾン社による

受け手によって解釈が違う表現って、視聴者間のレスバトルが引き起こされて嫌な気分になるんだよね。 作品自体は面白かったとしても、その後のネットコミュニティが荒れまくると、うんざり気分に上書きされちゃう。 人類史上もっとも一般人の推し活とレスバが盛んなこの時代、揉め事の種にならないようにはっきり説明してくれる作品や解釈の幅が少ない作品が求められるのは自然だね。 つまりカップリング論争なんて最早うんざりだから、公式正史における本命CPは明示されてる方がありがたいってことよ。 そしてCPやオタクジャンル以外でも近いことが言える。 現代では、作品そのものの効用と、その作品に対してネットでお祭りすることの効用が、同じくらい重要になってる。オタクジャンルでは以前から「公式が新情報を追加し続けて、オタクの二次創作や限界萌え狂い芸やトレンド乗りといったファンコミュニティの活気を絶やさないことが大事。それっ

どうせ、悲しみを象徴する雨、みたいなあっさいあっさい演出意図でやってんだろ、カス!と思うようになってしまった だいたいの場合、傘ささずに雨に濡れてるキャラとかがいて、それも腹立つ リアルな話、雨に濡れるのはどんな状況だろうと嫌じゃん 悲しくても傘くらいさしますよ 葬式で傘ささずにズブ濡れになってる人間みて伝わってくるのは、痛々しい哀しさじゃなく、イタい自己憐憫だけなんだよな そんで、ホントに浅いんだ、雨!! 悲しくても晴れるし、嬉しくても雨降るじゃん そういうところで演出とか脚本みたいなのを感じさせないで欲しいんだよなあ ビミョーな薄曇りとかならまだわかる人生のだいたいのシーンってビミョーな天気だからな 雨、雨ねえ…… まあ降らんことはないだろうけど、やっぱ降りすぎですよ だれか統計とってたりせんのかな映画における葬式シーンの雨天率、みたいなさ 俺は、登場人物の心を語るべきは、登場人物

以下は2020年3月に書いたまま放置していたドラフトだ。ちょうど『現代ビジネス』で同じ話題を扱った記事がバズっていたので、この機に多少手を加え、成仏させておく。 上の記事で問題視されている「「10秒飛ばし」で観る」「1.5倍速で観る」のうち、私は後者のみを擁護するつもりだ。「10秒飛ばし」を含む鑑賞は、あとで論じる「回復可能な鑑賞」に該当しないと考えられる点で、私にとっても「わるい」鑑賞である。よってそちらは問題とせず、倍速鑑賞のみを問題とする。 また、上の記事はこれら不適切な鑑賞がはびこっている原因に関して「①作品が多すぎること」「②コスパが求められていること」などを指摘しているが、社会的な風潮の分析も本稿の関心事ではない。本稿が問題とするのは、「映画を倍速で見ることのなにがわるいのか」という美学的問いのみである。 ――――――――――映画を倍速で見ることのなにがわるいのか タイトルは

中学受験について、匿名でないと書けないことを伝えたい まぁこんなウダウダ書かなくても公立中出身者ならあの動物園に通わなくていいってので十分良さはわかるよ。2020/12/08 22:32 公立中学を「動物園」と表現したブコメに日頃ポリコレや反差別にうるさい「はてなリベラル」が多くスターを付けているのはダブスタだという論争が話題になっている。 この論争には、私が以前からネットで多用される詭弁的論法の最たるものだと認識している「ダブスタ指摘」論法の問題点が表れていると感じたので、その観点に絞って書きたい。 問題点を指摘する増田を書く 論争が起きているのははてな匿名ダイアリー(通称増田)なので、私も久しぶりに上の増田を書いてみた。 他者の表現の自由を侵害しようと言うのであれば、その表現がどのように表現対象の人権(自由)を侵害する差別的な表現なのか、ということを十分に社会的合意が得られるレベルで示
セクシーすぎると批判され差し替えられた香港のイラスト看板の問題 https://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/2004043.html はてサ及びフェミニスト達はいつも通りの反応を見せている訳だが、 彼らは分かっているのだろうか?これは権力からの表現への攻撃である。 彼らはよく「表現の自由は政府からの自由であって、個人からの攻撃は表現の自由ではない」といった理屈を持ち出す、 けれど件の看板への批判は劉佩玉議員が主導している事は話題の元になったツイートでも明言されている。 さて、この劉佩玉議員について簡単に(本当に簡単にだが)調べてみた。 民建聯という香港の親中政党に所属する地方議員であるらしい。 では民建聯とは?Wikipediaのページは以下の通り。 https://ja.wikipedia.org/wiki

「戦争が憎い」という言葉は、これまで何度も朝ドラの中で発せられてきた。戦争は自由を抑圧し、表現を検閲し、主人公の夢を阻むものとして描かれ、終戦の玉音放送はその抑圧からの解放として、美しい青空とともに描かれるのが定番だ。 だが『エール』では「僕は音楽が憎い」という言葉が象徴するように、戦争は主人公の夢の達成そのものが招き、実現したはずの夢が悪夢に変わる光景に主人公は立ち尽くす。 これまでの朝ドラが「表現の自由」を戦争の反対側に置いてきたとしたら、『エール』は戦争に加担した側のクリエイターの『表現の責任』について、この時代の自分たちへの問いかけとして置いているように見える。 『二十四の瞳』に対する大島渚の激しい批判 1954年に公開された『二十四の瞳』という美しい反戦映画がある。1928年、瀬戸内海の小さな島に赴任した新しい時代の価値観を持つ若い女教師が、12人の子どもたちに「おなご先生」と慕

銀英伝まわりで 「社会学者が変えろと言ったら圧力だ!」 「『変えるべき』って発言している以上強制だ!」 っていってる人いるけどさ お前ら「表現の自由」どこにやっちゃったの? 「この作品のここはこうよくないから変えた方がいいと思う」 って批評自体がもう許されないものだと本気で思ってんの? つうかこれほんとにこれからの社会で合意とってかなきゃいけない問題だと思うんだけど どこまでが自由な批判・批評で、どこからが圧力か ってその場その場でブレないそれなりの基準がいると思うわ みんな自分に甘くて相手に厳しいんだもん あいちトリエンナーレ潰そうとしたネトウヨにせよ 宇崎ちゃんに抗議したフェミにせよ 今回の社会学者にせよ 全員が「表現の自由」を持ってるというのが前提だろうよ お前らヴォルテール大好きなんじゃなかったの? 個人的な基準はこんなかんじ 異論は認める 圧力・法的な表現規制 ・国会議員・市議会

国を、郷土を、家族を、愛する人たちを守るため率先して戦った誇りある方々を惨めにマンガで表現するのはいけないと思います。 水木先生は落伍兵です。僕は水木先生の作品の戦争の行われたパプアニューギニアの現場検証しました。 健気によく戦っ… https://t.co/IL16TCobXV

富山県朝日町教育委員会は11日、町内で13日に開催予定だった作家の竹田恒泰氏の講演を中止すると発表した。開催を妨害するとの予告連絡があり、会場の安全確保に支障があると判断したという。 予定では、町立朝日中学と県立泊高校の生徒らの活動発表の後に、「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」とのテーマで竹田氏が講演することになっていた。町によると、先週から竹田氏の講演に対する意見が電話やメールで多い日には数十件届いた。10日には妨害を予告する連絡があった。活動発表は会場を変更して行うという。 ","naka5":"<!-- BFF501PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- B

ドイツ・メクレンブルク・フォアポンメルン州で記者会見するドイツ国家民主党(NPD)のウド・パステルス氏(2012年12月5日撮影)。(c)JENS BUTTNER / DPA / AFP 【10月4日 AFP】人間にはホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)を否定する権利があると主張したドイツのネオナチの政治家に対し、欧州人権裁判所(ECHR)は3日、そのような基本的人権は存在しないとの判断を下した。 極右のドイツ国家民主党(NPD)に所属するウド・パステルス(Udo Pastoers)被告は、独北東部メクレンブルク・フォアポンメルン(Mecklenburg-Vorpommern)州議会議員だった2010年、議会演説でホロコーストが実際に起きたかどうかは疑問だと主張。ECHRによると、「いわゆるホロコーストは、政治的・商業的目的に利用されている」と発言したとされる。 2012年

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