肩を怒らせて必死に主張しても、世の中って変わらない。どんな考えを持とうが勝手なんだけど、状況を変えられた方が面白いよね。これまで、少しずつだけど世の中を動かそうとするときに、僕が気をつけていることをまとめてみた。 君が理不尽とおもうことには他にも理由がある。憤る前に背景や経緯を調べてみよう。 みんな立場があるけど、立場を守るだけじゃなく理想や正義感を持っていることもある。きっとこう考えているだろうとか決め付ける前に、会って話してみよう。 どうすれば世の中が変わるのか道筋をつけよう。人々の意識を変えるのか、国かどこかで予算をつけるのか、法律を変えるのか、等。物理的に無理なことを頑張っても報われない。行動する前に、現実的な計画を立てよう。 味方を増やさないと世の中は動かない。共感を持ってもらえる理想を持とう。全ての利害が一致する相手よりは、一部の利害が一致する相手の方がずっと多い。優先順位と順
ケータイ小説がミリオンセラーとなったところで出版文化のネット化は面白いほど進んでいる気がするし、家電メーカーの電子書籍リーダーが売れなかったところで気にする必要。結局のところ新技術で既存の何かを模倣しても駄目。新しい文法に合わせて、新しい文化をつくらなきゃ。 今回の失敗は、あまりにも既存の書籍ビジネスを電子的に転換することに集中・配慮しすぎたことではないかと思う。携帯書籍のようなまったく新しい流通を生み出すインフラが、ネット上に構築できなかったというのは、「ネットの自由」からはほど遠い現実として受け止めなければならない。 いまじゃ笑い話だけど、10年くらい前は電子マネーについて大真面目に語られていた。SSLはカード番号を加盟店に渡すところが危ないので、SETで三角決済にしようとか、いやデジキャッシュのブラインド署名だとか、Mondexもネット対応しまっせとか。10年以上経って、けっきょくS
私的録音録画補償金について、もうちょっと真面目に考えて寄稿したよ。本当は今時のレーベル経営について踏み込んだ指摘をすることも考えたんだけど、業界外から突っ込みを入れるには余計なお世話だし、手元に数字とか証拠がなかったのでボンヤリとしか書かなかった。 大手レーベルの市場支配力が強かった時代は、売れ筋アーティストでの儲けが新人発掘や育成、売り出しに再投資されてきたが、最近は売れ筋アーティストの交渉力が高まったことで、新人の発掘やプロデュースにかける投資が難しくなっているという。 以下は僕は小耳に挟んだだけで、ちゃんと調べるのはこれからなんだけど、要はレーベルが昔ほど儲からなくなっており、後ろ向きの経営をしているというのと、ネット配信だから利用を追跡して本来の権利者に利益を還元できる訳でもないという話。これらが本当だとすると、どこにお金を落とせば音楽文化を涵養できるのか、ちょっと考えさせられるよ
これはひどい、役所仕事の最たるもの。何が起こったか明らかなのだし目撃者だっているんだから、事情聴取くらい病院に出向いて5分でこなせよ。という以前に犯行を認識した上で、事情聴取の時間をとれないから逮捕しないという官僚主義的な無責任さに呆れる。 通報で警察官が駆け付け、騒ぎは収まった。しかし、警察官は「逮捕するなら被害届と4〜5時間程度の事情聴取が必要」と説明。医師らは「(事情聴取のために)救急診療を中断することは困難」と、被害届を出さなかったという。 こんなに主体性のない役所仕事なら、逆に手続き的に逮捕できるんだったら濡れ衣と分かっていても逮捕するんじゃないかな。恐ろしいことだ。こんなことが罷り通ったら、救急医療も早晩に崩壊しかねない。 ところで、ひろゆきが2chに張り付けて有名になったけど、警視庁がネット掲示板で犯罪予告などの書き込みをみつけたら110番に電話しよう、という告知を書き込むよ
IPv6では地域IP網がNTT東西で繋がっているのね。id:tomochaがフレッツ.NETとフレッツ光プレミアムの間でsshを使えたというので調べてみると、一昨年の段階で活用業務申請が出ていた。東西をまたいで事務所のある会社とか、これを活用すれば通信費を大幅に下げることができそう。 もう少し詳しく説明すると、NTT東西のサービスって原則としてはNTT法で県域規制がかかっていて、県を超える通信サービスを提供する場合は活用業務申請というのを出す。それが他の通信事業者の事業を圧迫しないという話になれば、活用業務として認可される。この仕組みのお陰で、今や東京大阪にルータを置くだけで全国規模のISPを運営できるようになった。で、IPv6に限れば東西の垣根さえなくなっているらしい。 個人的にはインフラ会社を2つに地域分割した理由が全く理解できないし、ISP専業事業者が山ほど必要なのか疑問だ。いまはP
役所でネット規制へ向けた動きが急。この夏くらい頭を冷やして本質論を組み立て直したかったんだけどねー、ぜんぜん暇にならない。青少年ネット規制法の附則に違法情報対策が入って、秋の臨時国会までに何かしら方向性をみせないと、またぞろ国会で吹き上がるぞ的な恐怖もある訳で、仕方ないのかなぁ。 という訳で児童ポルノの閲覧抑止とか、犯罪予告対策とか、フィルタリングよりも微妙な議論は猛スピードで始まったばかりで、青少年ネット規制ではお疲れ様でした、みたいなことをよくいわれるんだけれども、実は官主導で全国民ネット規制の議論が始まってしまいました、こっちの方がずっとヤバいのに安堵してる場合じゃないぜ、という状況がある訳だが。 ところで昨晩は久々にひとりで風花で飲んでいた。普段はストレートのところを水割りをちびちびやっていただけなのに不覚にも酔った。夕飯を食べずに飛び込んで、お通しだけで頑張ったからか。静かに飲み
わたしも一端の物書きだが、原稿料に不満を持ったことはない。だいたい原稿料を聞いてから原稿を書いた試しがない。筆一本で食えないだろうってことは初めて雑誌に原稿を書いた大学に入る少し前で思い知ったし、大学に入って間もなく原稿執筆よりも効率的な知に対する付加価値のつけ方を学び、いまの本業だってその延長線上にある。 今こそ、コンテンツ制作者たちは真剣に怒るべきである。クーデターを起こすべきである。アーティストやその周辺の人がその気になれば理不尽な行いを糾せることは、昨年のハリウッドの脚本家のストライキからも証明されている。そんなヒマがないなら、海外に避難する道を考えるべきであろう。 権利者の方々はしばしばリスペクトという言葉を使うが、iPodやHDレコーダを買う際に数百円余計なカネを、顔の見えない権利者に支払うことのどこがリスペクトなのか。僕は一端のクリエイターとして自分の書いた記事が論評されたり
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