こんにちは、リテールアプリ共創部の戸田駿太です。 今回はChrome DevToolsを利用した手動テスト時の入力を効率化する方法をご紹介します。 この方法を使えば今まで手作業で行なっていた入力を簡易的に自動化することができるため手動テストの効率が向上します。 まずは実行動画から! 左のカード登録画面(仮)のバリデーションテストをしている様子です。 この動画で行なっていること 正常な値を入力して登録 正常登録の確認 正常な値の状態から1つの入力を編集してバリデーションエラーの状態で登録 エラーが発生することを確認 Recorderを使うメリット ✅ 手動テストの効率が向上する 今までテスト項目毎に入力していた値をミスなく入力できるようになります。 コードベースの確実な操作ができるのでテストのミスも少なくなるので安心感も増します。 ✅Chromeの開発者ツールであるため、環境構築が必要ない
昨今、 Cline 等のAI エージェントによる開発支援を試されている方が多いかもしれません。Ubie でも先日から Devin をトライアルしており、生成AIによる開発生産性の向上を模索している最中です。(この様子は下記記事によく書かれています) Devinはアウトプットを考えるとコストが安いとは感じますが、 Cline のようなローカルで動作するエージェントはさらに安く高速動作します。これらがUbie の一定規模になったコードベースで動作するのか、どのようなツールが有力候補となりえるのかを軽く検証してみました。 TL;DR ローカルで動作するAIエージェントはコスト・速度・機能においてかなり活用しうる。今回は Cursor や Roo-Cline を使用して、「一定規模のコードベース」において「テストコード追加や簡単な改修」が数十~数百円程度のコストで実現 できた。ただし現状エン

When we introduced a default setup for system tests inRails 5.1 back in 2016, I had high hopes. In theory, system tests, which drive a headless browser through your actual interface, offer greater confidence that the entiremachine is working asit ought. And becauseit runs in ablack-boxfashion,it should be more resilient to implementation changes. But I'm sad toreport that I have not found

はじめに この記事は レガシーコード改善ガイド: 保守開発のためのリファクタリング を参考に手を動かしてみて、ある程度自分の中で体系的にまとまった知識のアウトプットです。 この記事で扱う内容 この記事で扱うのは主にレガシーコードで単体テストを書く際のハードルになりがちな 依存関係の排除 に関する手法を紹介します。 この記事を読んだ後に、 『この観点を持っておけば単体テストをスムーズに書いていけそう!』 『今までモック使ってたけど意外とモック使わなくても書けるね!』 となったらいいな、と思います。 ちなみに、今まであんまりテスト書いたことないよーて人は以下の記事など参考にして一度やってみてください。 もくじ テスト駆動不具合修正 or リファクタリング手順 なぜテストが書けないのか 依存関係を排除できればテストは書ける 依存関係を排除するためのカギになる考え方 書けない単体テストがなくなる2

小学校小6~中学1年まで極度に勉強ができなかった。 テストの問題文の理解ができなかったり、問題文の日本語は読めるが表現が気になってその所を何度も確認して先に進めず1問目以降白紙などもあった。 このような状態だと学校や集団塾では改善はしないだろうと感じたので、自分が勉強につきっきりになることにした。 幸い、私はある程度勉強はでき、中学レベルなら英国数ならほぼ満点はとれる。 まず、問題文を読んで頭がパンクしてしまうことに関しては、深く考えるとパンクしてしまうということなので、そのパンクの兆候がでたらその問題から離れる訓練をした。 日々の家庭学習で問題集をとかせ、それが発生しそうなら知らせてスキップする。 テストのときでも、損切して0点を防ぐ効果がでた。 そのあと、問題文でパンクする問題を一緒に説いて、問題文は何を求めているのか2人でじっくり考えるようにした。 そうすることで、問題文の表現のパタ

リクルートデータ組織のブログをはじめました。※最新情報はRecruit DataBlogをご覧ください。 Recruit DataBlogはこちら 汎用人型雑用AIの stakaya です。 たまたま数年前に社内のBLOGに書いたABテストのロジックのまとめ&比較記事を発掘したので、 このまま眠らせているのはもったいないぞと、 圧倒的もったいない精神を発揮し、シェアさせていただきます。 あの頃は私も若かった。 社内では”堅物・真面目・一途”で有名なものでして、下記文章がお硬いのはご勘弁ください。 はじめに本記事は、施策の評価手法としてしばしば用いられるA/Bテスト(A/B testing)について、できる限り背後にある仮定を明記した上で、まとめたものである。 A/Bテストとは、主にインターネットマーケティングにおける施策の良否を判断するために、2つの施策(通常、A・Bと記載)を比較す

開発スピードの速い企業は品質が高く、遅い企業は品質が低い。和田卓人氏による「組織に自動テストを根付かせる戦略」(その2)。ソフトウェア品質シンポジウム2022 9月22日と23日の2日間、一般財団法人日本科学技術連盟主催のイベント「ソフトウェア品質シンポジウム2022」がオンラインで開催され、その企画セッションとして行われた和田卓人氏による講演「組織に自動テストを書く文化を根付かせる戦略(2022秋版)が行われました。 講演で、企業の業績はソフトウェアの開発能力に左右されるようになってきていること、その開発能力を高める上で重要なのがコードの「テスト容易性」や「デプロイ独立性」であると和田氏は指摘。その上で、それを実現させるような「自動テストを書く文化」をどうすれば組織に根付かせることができるのか、講演の後半ではこの本質的な議論へと踏み込みます。本記事は、2時間におよぶこの講演をダイジェス

modules: jmeter: version: 5.4.1 # ここに書いてあるバージョンを勝手にダウンロードしてくれる properties:log_level.JMeter: WARNlog_level.JMeter.threads: WARN system-properties: org.apache.commons.logging.simplelog.log.org.apache.http: WARN 既存ツールのラッパーとして動作 デフォルトでは内部的にJmeterが実行されますが、以下のようなツールで作成されたスクリプトを流用することが可能です。 JMeter Gatling Locust Selenium Vegeta つまり、さきほどはYAMLでシナリオが記述可能とは言いましたが、もちろん既存のスクリプトを流用できるってことです。 いままで作り上げてきたスクリプトや

「他人が握ったおにぎり」を食べられる?センター試験の後継テストとして、2021年から実施される「大学入学共通テスト」の影響もあるのだろうか。医学部一般入試、推薦入試の2次試験で問われる小論文試験や面接試験の内容が、大きく変容しつつある。 ひと言で言うと、従来のように定型的で1つのテーマに絞られた「1行問題」ではなく、実質的で具体的な出題が増えているのだ。いわば、日常で遭遇するさまざまな題材を引用し、考えさせる問題が増えていると言える。これは現在進んでいる大学入試改革の方向性とも合致している。 新たに実施される「大学入学共通テスト」は、その概要で「社会生活や日常生活の中から課題を発見し、解決方法を構想する」場面や「資料やデータなどをもとに考察する場面」などを重視するとしている。 今回は実際に医学部入試で出題された問題をもとに、試験がどう変化するかについて考えてみたい。 上に述べた傾向は、この

くっ、名前だけ知ってたけどこんなの便利だとは…!! marketplace.visualstudio.com AzureAPI Management の Visual Studio Code拡張機能でAPI のテスト呼び出しに REST Client が使われてるので使い始めてみたのですが「あっ、ハイ。便利っすね…」という感想しか出てこないくらい便利でした。 普通に HTTP のリクエストをテキストで用意しておくと Send Request 押すだけでレスポンスを出してくれる…。 先人の方々が沢山紹介してくれてる記事があるので詳しい使い方とか推しのポイントはそちらを見るとわかりやすいと思います! qiita.com 私の推しポイント 上記記事にも書いてありますが、1ファイルで複数のリクエストを書いておいて、個別に実行できるので特定のAPI をテストで叩くためのファイルを 1 つ用意

はじめまして。ピクシブで広告関連のプロダクトを開発しているeastです。今回は、社内で運用している広告配信サーバーの負荷テストを実施したので、その話をしたいと思います。 経緯 ピクシブの広告配信サーバーは、pixiv本体を中心に複数のサービスに対して広告配信を行なっています。現在私はこの広告配信サーバーの大規模改修を行なっているのですが、先日ついに広告配信サーバーの改修がほぼ完了したので、試しに負荷試験を行なってみたいと思い立ちました。 目標は毎秒1万リクエスト ピクシブの広告配信サーバーへのリクエスト数はDailyで 4〜6億req もあり、これは毎秒平均に直すと約 5,000RPS(Request Per Second) になります。さらに、ピークタイムである休日の深夜帯には 12,000RPS にも達します。つまり新しい広告配信サーバーにも、毎秒12,000のリクエストを捌く性能が必

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? あまりにバズってしまったので、前書きを追加 ここまでバズってしまって正直すまんかった。 この記事はもともと愚痴記事をマイルドにして投稿しただけなので「テストを勧める」とか「テストを信奉する」とかそこまで強い意図は特にありません。(私がテスト好きなのは否定しません) 「テスト書こう」に対して「そんなコストはない」と言いながら、いろいろ問題が生じる現状を愚痴りたかっただけです。愚痴るだけだと生産性がないから、なんでこんなに認識が違うんだろうと原因を考えた結果、テストを書くことに対する技術で実際にコストが大きく異なるなと気づいて書いた次第です

HTTP通信の機能を持ったプログラムをテストするときに、どこにアクセスするか、迷うことがある。(モックが使えるならそれがいいけど) そんなときにおすすめな、example.comとhttpbinとbadssl.comを紹介してみる。 example.com 名前がそのままだが、example.com はちゃんと動くサイトである。よくサンプル文字列として(例えばメールアドレスとかで)仕込んでたのだが、最近まで本当に生きたサイトだとは知らなかった。 亜種に example.org とか example.netもある。RFC 2606に定義されているそうで、第三者に悪影響が及ばないことを保障することができるとある。Wikipediaにも記事がある。 ただ、あくまで普通のウェブサイトであり、「403をテストしたい」といった特殊なテストには合わない。そんな人にhttpbinをおすすめしたい。 htt
本稿は、JavaScriptのテストについて最も重要な根拠、用語、ツール、アプローチなどの知識を身に着けることを目的とした簡略版ガイドブックです。本稿で検討する数々の側面に関する最新の秀逸な記事も紹介しつつ、私たちが経験的に得たことも多少付け加えたいと思います。 Facebookによるテスト用フレームワークであるJestのロゴをご覧ください。 見てお分かりのように、このフレームワークは「苦痛のない」JavaScriptのテストをスローガンに掲げています。しかし、 “次のように言う人” もいます。 苦痛のないテストなんてあり得ない。 実際、Facebookはこのスローガンを掲げるだけの素晴らしい理由があります。一般的にJSのデベロッパは Webサイトのテストにあまり満足していません 。JSのテストには制限があり、実装が難しく、低速である傾向があります。 一方、正しい戦略を立てて適切にツールを

渡辺です。 先日、「JUnitのオブジェクト等価比較を怠けたい!」というスライドが公開されました。「オブジェクトのカスタムアサーションをどのように実現するか」という問題は、ユニットテストを実践していくとよく発生します。この問題に関して、先日のJJUGCCCでも相談されました。また、簡単に書ける仕組みは共有した方が良いのですよね。そんなわけで、cmtestというライブラリにまとめましたので紹介したいと思います。 ObjectクラスのequalsメソッドJavaではオブジェクト同士の比較にはObjectクラスのequalsメソッドを利用することが定石です。これはユニットテストのアサーションでも同様です。テストした結果に作られる実測値と、テストの期待値を比較する時、通常はequalsメソッドを利用します。equalsメソッドを使った比較を行うのであれば、定番のassertThat構文を利用で

操作の手順を記録したいWindows 7 からアプリケーションの操作をステップごとに記録してくれる便利なツールが付属しています。それが、「ステップ記録ツール」です。Windows 7 では、「問題ステップ記録ツール」という名称でした。Windows 8, 8.1, 10 では、「ステップ記録ツール」という名称で統一されています。 スタートメニューに表示されないため、知らない人も多いツールです。エンドユーザーで知っている人はまずいないでしょう。 このツールを利用することで、操作を記録して、その様子をまとめたレポートを作成してくれます。アプリケーションのユーザーさんから問い合わせがあったときに、手順を教えてもらったり、不具合の再現方法をいただく際に重宝します。 起動Windows の検索にて、「記録」や「ステップ」と入力してみましょう。「ステップ記録ツール」が検索結果に表示されます。 上図は

Twitter等でアナウンスしましたが、ついに著書『JUnit実践入門』がAmazonに登録されました。11/14発売予定11/21発売(1週間ずれました、すみません><)で、480ページと大ボリュームとなっています。 JUnit実践入門 ~体系的に学ぶユニットテストの技法 (WEB+DB PRESS plus) 作者: 渡辺修司出版社/メーカー:技術評論社発売日: 2012/11/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 14人 クリック: 273回この商品を含むブログ (69件) を見る 副題の『体系的に学ぶユニットテストの技法』は、レビュワーとしても参加していただいた@irofさんの案を元にしました(ありがとうございます!)。 この本の特徴は、この副題に集約されていると言っても過言ではありません。 フィクスチャ、モック、パラメータ化テストなどなど、xUnit Test Patt

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