東京・霞が関の経済産業省の敷地に、国の原発政策に反対する市民グループが設置していた「脱原発テント」が21日未明、強制撤去された。立ち退きを命じた東京高裁判決が7月の最高裁決定で確定したことを受けて国側が申し立て、東京地裁の執行官が強制執行した。 市民グループの代理人弁護士らによると、21日午前4時前に、執行官らが撤去作業を始めた。テントの中には当時、5人がいたという。執行官らはバリケードをつくって一角を封鎖し、約2時間で撤去を終えた。周辺には強制執行の知らせを聞いた市民グループのメンバーらが集まり、「撤去すべきは、テントではなく原発だ」などと抗議の声を上げたという。 撤去後に現場で記者会見したグループ代表の淵上太郎さん(74)は「日曜の寝込みを襲うとは卑劣だ。テントをなくすことはできても、私たちの脱原発の意思と行動をなくすことは絶対にできない」と話した。今後も経産省前で座り込みなどの抗議を

【脱原発エレジー】撤去命令受けた経産省前の「脱原発テント」が美術館に!? テントに絵を描き「芸術を冒涜させない」って… 東京・霞が関の経済産業省前の敷地(国有地)を不法占拠している「脱原発テント」の中に12月上旬、美術館が出現した。東京高裁が10月、「テント撤去」の1審判決を支持し、脱原発団体側の控訴を棄却しているにもかかわらず、新たな抵抗を示した形だ。テントはいつ撤去されてもおかしくない。このため、テント側は「美術を冒涜(ぼうとく)、破壊するのか」といった根拠を持って、強制撤去の阻止に向かう戦術を生み出したようだ。(原子力取材班) 「原発退散原発滅却」のお札? テントを管理していた人の許可を得て、美術館と称するテントの一角に入ると、まず目の前に大きな黒い袋(フレコンバッグ)が飛び込んだ。 この袋は、東京電力福島第1原発事故の被害にあった福島県のあちこちで積み上がっている袋と同型で、除染さ

3日午前11時45分ごろ、福島大の男子学生から「男に胸ぐらをつかまれた」と110番通報があった。福島署員が同大構内で反原発のビラを配っていた住所、職業、氏名いずれも不詳の30歳くらいの男を暴行の疑いで現行犯逮捕した。公安関係者によると、中核派系全学連関係者とみられる。逮捕容疑は、同大構内で男子学生の胸ぐらをつかむなどした疑い。 同署によると、男は反原発を訴え、複数人でビラ配りをしていた。男子学生が受け取りを拒否したところ、胸ぐらをつかんできたという。男は学生や大学職員ではないとみられるが、黙秘しているという。
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