学生時代、指が綺麗で好きと告白され付き合った女の子がいた。 就職後自然消滅したが、しばらくして同窓会で再開。 やっぱり指が綺麗だねと、酒臭い息で迫られ我慢できず一夜を過ごす。 向こうは結婚していたが旦那と仲が悪くかなり不安定で、あなたの指を切り落として旦那と入れ替えたいとめちゃくちゃなことを言っていた。 思い切り首をしめてと、行為の最中にお願いされることが増えたタイミングで、パタリと連絡が途絶えた。 このことを思い出さなくなった頃に、自宅に指を下さいと書かれた手紙が入っていた。 翌日、学生時代の友人から連絡があった。 たまに思い出したように花を供えると、あの関係は本当にあったのか疑いたくなる。 平凡な自分が体験した唯一危険な関係だった。

私の職場には、もうすぐ50歳になる独身女性がいる(以下50BA) ちなみに私は28歳、彼氏もちだ。 50BA(フィフティバー)は、とても元気。 メイクやファッションは、まぁアラフィフだからそんなもんかなという感じで、特におしゃれなわけでもないし正直美人でもない。どこにでもいる普通のアラフィフだ。 ある時、50BAと昼休憩の時間が同じになった。一緒に食べようというので断る理由もなく、一緒にランチをとることにした。 ここからが、ちょっとした地獄のはじまりだった。 私は何の気なしにに50BAに「休みの日はなにしてるんですか?」と話をふった。女性ならわかってくれると思うが、50BAの休日に興味があるわけではなく、とりあえず当たり障りのない話題をふれば勝手に喋るだろうという、年齢差故に共通の話題がない時の対処法を私は実行しただけだ。 そんなことは多分50BAもわかっている。現に私は聞いておきながらス

私が高校時代付き合っていた果穂という女が離婚したらしい。離婚した男との間には子が1人いて、旦那側は子供は育てたくないという。 果穂は子供を引き取り、子供との2人で生活しているとの事。 しかしながら、果穂は歯科衛生士になるための専門学校時代に妊娠し、出産するために学校を中退している。 よって何か特殊な資格があるわけでもなく、只の高卒の女である。 今までは旦那の高い給料に頼りっぱなしであった。 そして何故か生活の水準を下げたくないという思いで、性風俗店にて勤務することになったという。 私に知らない電話番号からSMSにて「久しぶり」と連絡があったのはこの頃だ。 何件かの世間話の後、果穂は自分が働いている性風俗店を紹介してきた。 私は衝撃を受けたが、「あぁそうなんだね」とだけ送信した。 それから数ヶ月後、私は流行りのマッチングアプリというもので女と会う約束を作っていた。マッチングアプリで女と会

現在私は工場勤務で、昼勤夜勤を繰り返す部署にいる。工場の御多分に洩れず、最寄り駅に各駅停車しか止まらないような田舎に職場があり、住んでいるのも各駅停車しか止まらない安さだけが売りのアパートである。夜勤の場合、いつ終わっても30分は電車を待つ必要がある。 私は、かつてこの30分が嫌いで仕方がなかった。 工場勤務は退屈である。ただ同じ作業を繰り返すのみ。作業をしながら考え事をするか、うるさい環境を利用してそこそこの音量で歌うくらいしか退屈しのぎがない。そんな退屈が終わった後に30分も無為な時間を過ごしたくない、早く帰って飯食って酒飲んで寝たい、以外の感情がなかった。 去年の今頃、勤務中退屈しのぎに考えていたことを、30分の退屈しのぎに文章に起こすことを始めた。工場勤務者の御多分に洩れず、私は頭が良くない。私がそれまでに書いた文章なんて、2ページと1行の読書感想文が恐らく最長だろう。四苦八苦しな


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