北方領土周辺のロシア軍の最近の動向はどうなっているのか。ロシア軍事に詳しい東京大の小泉悠准教授に聞いた。 北方領土に駐留するロシア軍の第18機関銃・砲兵師団から実際にどの程度の兵士がウクライナの戦地に派遣されたかは定量的に示し難い。ただ、国後島中部のニキシロ駐屯地では戦車が6両しか確認できない状態が長く続く。国後島には戦車大隊があり、かつては十数両の戦車が確認できたが、大幅に減ってしまった形だ。 国後、択捉両島にそれぞれ1個大隊分配備されていた地対空ミサイルシステム「S300V4」も22年秋には撤去されるなど、派遣関連の可能性がある動きがみられる。S300V4の陣地跡地は、択捉の場合は完全に空っぽになり、昨秋になって捜索レーダーなどが配備された。国後には短距離地対空ミサイル「トール」が代わりに配備されたもようだ。...

NUMO幹部が「北方領土に核のごみの最終処分場を建設する」という提案に「一石三鳥四鳥」と発言した問題。先ほどから根室市内で説明会が始まり、NUMOが元島民らに直接謝罪しました。 高橋海斗記者) 「このあとNUMOの住民説明会が行われます。会場には根室市民が集まってきました。中には元島民の方の姿も見受けられます」 NUMOは午後6時から根室市内で説明会を開き「核のごみ」をめぐる一連の発言について元島民らに直接、謝罪しました。 NUMO植田昌俊理事) 「80年間北方領土問題は解決できず島に帰りたいと思っている皆さん、そういったところに思いをはせることができませんでした。北方領土において最終処分地をつくりたい、つくっていくとは毛頭思っていません。そこだけはしっかり申し上げたい。本当に申し訳ありませんでした」 根室市民) 「(根室は)北方四島の返還運動を最先端でやっているところ。本当に見下している

ニュースJR北海道、新観光列車「赤い星」「青い星」運行時期やルート、車両の改造状況を発表JR北海道は18日、現在進行中の「スタートレイン計画」新情報を発表しました。 「スタートレイン計画」とは、同社が今年4月に発表した、新たな観光列車により沿線とともに北海道を活性化するプロジェクトのこと。 キハ143形を改造し、2026年度春から新観光列車「赤い星」「青い星」の運行をスタート。車両の仕様はJR北海道と水戸岡鋭治さんが共同で検討し、ある程度の共通性を持たせつつもグレード差を設けます。 今回明らかになったのは、両編成の運行情報とルートの概要。そして車両の改造状況です。 どこを走る?運行時期とルート 「赤い星」「青い星」はそれぞれ運行時期とルートが異なります。 「赤い星」編成は4月下旬~7月中旬に釧網線の「釧路~知床斜里」間を運行。列車でしか入れない釧路湿原の雄大な車窓を楽しめるルートになる

ロシアのプーチン大統領江戸幕府は、ロシアの脅威に応じて、蝦夷地(現北海道)や樺太、千島を、松前藩統治と幕府直轄統治で、わが領土として防衛、交渉してきた。同時に領土確定に必要な地図作製も幕府は怠っていない。 1644年の「正保日本御絵図」には、松前藩が自国領とした蝦夷地・樺太・千島が含まれていることをすでに説明したが、1790年には最上徳内が、1802年には近藤重蔵が、蝦夷地・樺太・千島のより実態に近い日本図を作製した。 さらに、幕府の命を受けた北方探検家、間宮林蔵は樺太が島であると確認し、伊能忠敬の蝦夷地未測量地を再測量した。忠敬の21年の「大日本輿地全図」完成に寄与している。 このように、江戸幕府が懸命に守ってきた蝦夷地・樺太・千島のうち、すでに樺太・千島が奪われ、残る蝦夷地も「アイヌのもの」を理由に奪われる恐れが指摘されている。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2018年12月、

いまから47年前の1976年、当時の冷戦下のソ連から北海道・函館空港にミグ25戦闘機で飛来したベレンコ元中尉が、亡命先のアメリカで死亡しました。 旧ソ連軍のベレンコ元中尉は1976年9月6日、函館空港に当時の最新鋭の戦闘機ミグ25で着陸しました。 スクランブル発進した自衛隊機は、超低空で侵入したミグ25に対応できなかったということです。 降り立ったベレンコ元中尉は亡命を希望し、アメリカに移りました。 死亡を報じたアメリカのニューヨークタイムズによりますと、アメリカでのベレンコ元中尉は航空宇宙企業や政府機関で働き、冷戦終結後は航空ショーにも出演するなどしていたということです。 かつてSTVの取材に対し、函館空港着陸時の様子を語っていました。 (ベレンコ元中尉)「最初は超低空で飛びソ連防空網から逃れ、日本に近づいたら高度を上げ自衛隊の迎撃機に見つけてもらう計画だった。しかし、自衛隊機は来なかっ

開戦直後に「戦争終結」を構想していたアメリカ 日本が太平洋戦争を決議したとき、当時の政府および軍部は、戦争終結をどのような形で行うかについてほとんど研究しないで、というよりも、万事あなたまかせで突入した。一言でいえば、ナチス・ドイツのヨーロッパでの勝利をあてにして、そのときには、孤立して戦うアメリカは戦意を失うであろうから、有利な条件で講和にもちこめばいい、という非常に手前勝手な政策しかもち合わせていなかった。 いっぽうアメリカは、もちろん、日本が開戦した当初には、さすがに戦争計画を持っていなかったが、真珠湾攻撃によって戦争が始まった直後に、すでに戦争終結までの計画を構想しはじめている。 具体的にいうと、昭和十七(一九四二)年八月、開戦の翌年に、まず東アジア政策研究委員会を作った。もちろん、ヨーロッパにおける対ドイツ戦争の終結方策も同時に別なところで考えている。こうして昭和十七年八月から、

東京大学先端研専任講師の小泉悠氏と、作家・元自衛官の砂川文次氏によるマニアック戦争対談を一部公開します。(「文藝春秋」2022年7月号より)) ◆◆◆ 「戦争自体をありのままに描写したい」 小泉 砂川さんが書かれた『小隊』を読んだ時、ロシアが北海道に攻めてくるという設定にすごく驚きました。作品が文芸誌(「文學界」)に掲載されたのは一昨年の夏ですが、私も当時はロシアが侵略戦争を始めるとは考えもしませんでしたし。 もちろん米ソ冷戦時代には、ソ連軍の日本侵攻モノは非常にポピュラーな架空戦記のジャンルとして確立されていました。小林源文さんの『バトルオーバー北海道』(1989年)などが代表的な作品ですね。 砂川 小林源文さんは私も読んでいました。新潟から上陸したソ連軍が東京を目指す『レイド・オン・トーキョー』が好きでしたね。 小泉 それが冷戦終結の後になると、ロシアが架空戦記のテーマになることは少な

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お待たせしました。かつてのYahoo!ニュースの人気コラム「無縫地帯」の新装開店です。切込隊長の辛辣なブログに恐れをなし、Yahoo!が強引に閉鎖した経緯から、過去ブログ全編はストイカ・オンラインに引っ越しました。いよいよ満を持して、新規ブログの登場です。第一回はウクライナ。山本君は隠れたロシア通で、その切れ味をお試しあれ。(編集部)=無料、約5600字仕事柄、紛争当事国に足を向けることがあるのですが、毎回人生退屈しないぐらいの刺激的なイベントに出くわすことがあり、生きている実感とスリルを覚えること請け合いです。 リスクと隣り合わせの仕事ですよねと言われても、まあずっとそれをやってきたのであまり気にすることもないのですが、なんだかんだ50歳目前まで生きていられたことを考えると、人間というものは生きるときは生きる、死ぬときは死ぬ、リスクが直撃するかどうかは運次第で、力を抜くことが肝心と毎度

ロシア国防省は、北方領土の択捉島と国後島で軍事演習を開始したと発表し、日本との平和条約交渉などを中断してから立て続けに演習を行ったもので、日本をけん制するねらいがあると見られます。ロシア国防省は1日、択捉島と国後島で陸軍の兵士合わせて1000人以上が参加し、およそ200の軍用車両などを使った演習を開始したと公式サイトで発表しました。 演習では対戦車ミサイルシステムの発射準備や最新の無人機を使った砲撃のための偵察の訓練を行っているということです。 また、同じ1日に千島列島の松輪島でも、地対艦ミサイルシステム「バスチオン」を使って仮想した敵の上陸を阻止するための訓練を実施したと発表しました。ロシアは先月、日本との平和条約交渉などを中断すると一方的に表明したあと、先週にも北方領土を含む地域で3000人以上の兵士が参加する軍事演習を行い、日本側は日本の立場と相いれず受け入れられないと抗議してい

岸田文雄首相は17日午前の参院予算委員会で、北方領土について「ロシアにより不法占拠されているという立場だ」と明言した。政府はロシアによるウクライナ侵攻を受け「法的根拠のない占拠」、「法的根拠を何ら有していないという意味で不法」などと表現していたが、自民党から「4文字で『不法占拠』と明言すべきだ」(佐藤正久外交部会長)との意見が出ていた。 【地図】「不法占拠」されている日本の領土 北方領土の表現をめぐり、政府は日露平和条約交渉を前進させる狙いから「日本固有の領土」や「不法占拠」といった表現を控えてきた。露軍によるウクライナ侵攻後は、首相が「固有の領土」との表現を復活させた。 「法的根拠を何ら有していないという意味で不法」との表現について、佐藤氏は「少し踏み込んだが回りくどい」と指摘。平成21年の麻生太郎政権までは「不法占拠」と明言していたとして、ロシアへの厳しい姿勢を明確にするためにも表現を

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