告発されたズマ前大統領の娘、ドゥドゥジレ・ズマ・サンブドラ氏=11月28日/Rajesh Jantilal/AFP/Getty Images (CNN) 南アフリカのズマ前大統領(83)の長女はこのほど、異母妹が男性17人を欺いてウクライナに送り、ロシア側で戦闘に従事させたと告発した。17人のうち半数は親族とされ、家族関係がきしむ可能性もある。 今回の騒動は、ロシア人新兵の不足でアフリカ人のロシア軍への勧誘が増えていること、ロシア政府とアフリカ民族会議(ANC)出身者の間に緊密なつながりがあることを浮き彫りにするものだ。ANCは南アフリカの民主化を求めて戦った解放運動に起源を持ち、かつてはズマ氏も所属していた。 ズマ氏は相次ぐ汚職疑惑を受けて2018年に大統領辞任に追い込まれ、24年にはかつて率いたANCから除名された。黒人と白人を人種隔離していた「アパルトヘイト」の時代に、ソ連で軍事訓練

ロシアの代表的な反政権活動家であるアレクセイ・ナバリヌイ氏。機内で体調を崩し、側近らが「毒を盛られた」と主張している=2017年10月、中川仁樹撮影

米ニューヨーク(New York)で開かれた国際女性メディア基金(International Women's Media Foundation)の「勇気ある報道賞(Courage in Journalism Awards)」授賞式でスピーチする露ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤ(Anna Politkovskaya)さんの生前の写真(2002年10月16日撮影)。(c)AFP/STAN HONDA 【5月22日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領政権に批判的な報道で知られたジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ(Anna Politkovskaya)さんが2006年に暗殺された事件で、モスクワ市裁判所(Moscow City Court)は20日、被告5人に有罪評決を出した。だが、遺族と支援者らは、暗殺を命じた人物を突き止めるよう露当局に

ロシアに拘束されているウクライナの戦争捕虜に対し、ロシア当局が組織的な拷問や虐待を行っているとして、国連はロシアへの非難を強めています。こうしたなか、2年半近くにわたって捕虜となり先月解放されたばかりのウクライナ兵の男性がNHKの取材に応じ「尋問のために耳や手を焼かれた捕虜もいた。とにかく飢えに苦しみ、食べることだけを夢にみた」などと実態を証言しました。 目次 国連戦争犯罪にあたると非難強める 解放された兵士への支援は 首都キーウに住むオレフ・ネチャイエフさん(33)はおととし4月、ウクライナ東部マリウポリでのロシア軍との激しい戦闘に海兵隊の運転手として参加し、ロシア軍に拘束されました。 ネチャイエフさんはロシア軍から解放されたあと、今月13日に首都キーウの自宅でNHKのインタビューに応じ、収容されたロシア国内の施設ではロシアの刑務官らが捕虜に対し、軍での階級などを尋問した上でとりわけ上

双子であることが判明したエレネ・ディサゼさん(右)とアナ・パンチュリゼさん。ジョージアの首都トビリシで(2024年3月23日撮影)。(c)Vano SHLAMOV / AFP 【9月19日 AFP】ジョージアの大学で心理学を学ぶエレネ・デイサーゼさんは2022年、ティックトックを眺めていた時、自分とうり二つの顔をしたアナ・パンチュリゼさんのプロフィルを見つけた。 数か月後には、二人はチャットで会話する仲になっていた。共に、自分が養子であることを告知されていた。 そして昨年、二人はDNA鑑定を受けることにした。その結果、血がつながっているだけでなく、一卵性双生児であることが分かった。 二人は現在19歳。大学で英文学を学ぶアナさんはAFPに「幸せな子ども時代を過ごしたけど、過去の全てが偽りだったかのように感じる」と話した。 エレネさんとアナさんは、ただ生き別れになったわけではなかった。ジョージ

ロシアの首都モスクワ西部のポクロンナヤの丘にある第2次世界大戦の戦勝記念公園で、同国軍がウクライナで鹵獲(ろかく)した米国製主力戦車「M12A1エーブラムス」のそばを歩くロシア兵(2024年6月27日撮影)。(c)Alexander NEMENOV / AFP 【6月28日 AFP】ロシア連邦捜査委員会(Investigative Committee)のアレクサンドル・バストリキン(Alexander Bastrykin)委員長は27日、同国の市民権を取得した移民約1万人をウクライナ侵攻に投入していると明らかにした。そうした移民の中には、軍への入隊よりも出国を選ぶ人もいるという。ロシアはウクライナ侵攻の兵力を増強するため徴兵を強化する中、中央アジア出身の移民に軍に入隊するよう圧力をかけていると非難されている。 バストリキン氏は、ロシア市民権を取得しながら軍当局に登録していない移民を取り締

Published 2024/04/25 18:43 (JST) Updated 2024/04/25 18:56 (JST)ロシアのプーチン政権を批判し、ウクライナ侵攻開始前に日本に事実上亡命して難民認定を求めているロシア人男性に対し、法務大臣の裁量で例外的に滞在を認める「在留特別許可」が3月中旬に出たことが25日、分かった。男性本人や関係者が明らかにした。難民認定を申請したロシア人に在留許可が出るのは異例。ロシアではウクライナ侵攻以降、政権が反体制派の市民を徹底的に弾圧しており、日本政府が事情を考慮した可能性がある。 男性は「強権的なプーチン大統領が支配するロシアから離れたかった」と強調。ロシアに戻れば「刑務所に入れられるかウクライナの戦場に送られる」と話した。

アレクセイ・ナワリヌイ氏の死を追悼するためロシア・サンクトペテルブルクの政治弾圧犠牲者の記念碑を訪れ、警官に拘束された男性(2024年2月17日撮影)。(c)Olga MALTSEVA / AFP 【2月19日 AFP】ロシア・サンクトペテルブルク(St. Petersburg)の裁判所は、反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏の追悼集会などに参加して逮捕・拘束された154人に対し、無許可集会を禁じる法律に違反したとして、最長14日の実刑判決を言い渡した。17、18両日に公表された文書で明らかになった。 人権団体や独立系メディアによれば、国内の他の都市でも同様の判決が下されるケースが相次いでいる。 当局は先週末、16日に亡くなったナワリヌイ氏のために政治弾圧犠牲者の記念碑に花やろうそくを供えた数百人を拘束した。ロシアでは、反政府デモや公の場での政権批判が事

フィンランドに「ハイブリッド戦」 NATO入り受け移民送り付け―ロシア2023年11月24日07時04分配信 フィンランド東部サッラで、自転車を押してロシアとの国境地帯を歩く移民=21日(AFP時事)ロシアのプーチン政権は、ウクライナ侵攻開始後に隣国フィンランドが北大西洋条約機構(NATO)に加盟したことを受け、対抗措置として国境地帯に中東出身の移民を送り付けているもようだ。危機をあおるため、軍事力と非軍事力を組み合わせた「ハイブリッド戦争」に着手したとの指摘がある。 EU、フィンランドに追加要員派遣 ロシア経由の不法移民殺到で 移民を「武器」とする手法は2021年、ロシアの同盟国ベラルーシが20年大統領選に絡んで反体制派を弾圧した際、それを批判するポーランドとリトアニアに対しても用いられた。人権重視を掲げながら移民流入を嫌う欧州連合(EU)加盟国を混乱させ、強くけん制する狙いがある。

ロシアのプーチン大統領江戸幕府は、ロシアの脅威に応じて、蝦夷地(現北海道)や樺太、千島を、松前藩統治と幕府直轄統治で、わが領土として防衛、交渉してきた。同時に領土確定に必要な地図作製も幕府は怠っていない。 1644年の「正保日本御絵図」には、松前藩が自国領とした蝦夷地・樺太・千島が含まれていることをすでに説明したが、1790年には最上徳内が、1802年には近藤重蔵が、蝦夷地・樺太・千島のより実態に近い日本図を作製した。 さらに、幕府の命を受けた北方探検家、間宮林蔵は樺太が島であると確認し、伊能忠敬の蝦夷地未測量地を再測量した。忠敬の21年の「大日本輿地全図」完成に寄与している。 このように、江戸幕府が懸命に守ってきた蝦夷地・樺太・千島のうち、すでに樺太・千島が奪われ、残る蝦夷地も「アイヌのもの」を理由に奪われる恐れが指摘されている。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2018年12月、

ロシア大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官(2023年10月10日撮影)。(c)Sergei BOBYLYOV / POOL / AFP 【11月11日 AFP】ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は10日、受刑者がウクライナの戦場に送られ、恩赦を与えられている問題について、受刑者は「血で罪をあがなっている」として動員を正当化した。元交際相手を殺害して懲役17年を宣告された元受刑者が恩赦を受け、物議を醸している。ロシアでは、殺人やレイプなどの凶悪犯罪で有罪となった受刑者数万人が恩赦と引き換えに兵士としてウクライナに派遣され、前線で戦った後に自由の身となっている。 ウラジスラフ・カニウス(Vladislav Kanyus)元受刑者も、元交際相手の女性を殺害した罪で懲役17年を言い渡され、最も警備が厳重な刑務所で


国際刑事裁判所(ICC)の裁判官就任式で宣誓するピオトル・ホフマンスキ氏(2015年3月10日撮影、資料写真)。(c)Koen van Weel / POOL / AFP 【9月25日 AFP】ロシア内務省は25日、国際刑事裁判所(ICC)の所長を指名手配したと発表した。ICCは、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に逮捕状を出している。 同省データベースには、「ポーランド人のピオトル・ホフマンスキ(Piotr Hofmanski)を、ロシア連邦の刑法に基づき指名手配した」との記載がある。容疑の詳細には言及していない。 ICCは3月、ウクライナの子どもたちを国外へ違法連行した戦争犯罪の疑いで、プーチン氏に逮捕状を出した。 一方、ロシアは7月、ICCのカリム・カーン(Karim Khan)主任検察官や複数の裁判官を指名手配している。(c)AFP

ロシア・サンクトペテルブルクで開催された「ロシア・アフリカ首脳会議」で握手するウラジーミル・プーチン大統領(右)とマリのアシミ・ゴイタ暫定大統領(2023年7月27日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / TASS Host Photo Agency / Sergei Bobylyov 【8月31日 AFP】ロシア政府は30日、国連安全保障理事会(UNSecurity Council)の会合で、西アフリカのマリに対する制裁と独立監視団の任務を延長する決議案に対し、拒否権を発動した。 同監視団は、マリで横行している人権侵害に外国の武装勢力が関与していると指摘していた。暗にロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)を指しているとみられている。 決議案は、今週失効する制裁措置を1年延長するとともに、監視任務を継続させるもので、マリの旧宗主国フランスとアラブ首長国連邦(UAE)が提出。

ウクライナへの軍事侵攻をめぐっては、多くの子どもたちがロシア側に連れ去られているとみられています。ウクライナに戻った子どもたちが8日、記者会見し、両親は再会を望んでいないなどと、ロシア側からうその情報を伝えられていたと証言しました。 子どもたちの帰還を支援する人権団体「セーブ・ウクライナ」などが8日に開いた記者会見で、3月にウクライナに戻った子どもたちが、自身の経験を証言しました。 ロイター通信によりますと、証言したのは、ロシアが「サマーキャンプ」と呼ぶ場所に最長で6か月間滞在させられていたという3人の子どもたちです。 “親に拒絶され 必要とされていない” このうち、南部ヘルソン州出身のビタリー君は、「僕たちは毎日、『親に拒絶され、必要とされていない』と聞かされていた」と話し、両親が再会を望んでいないなどと、ロシア側からうその情報を伝えられていたと証言しました。 そのうえで、「僕たちは動

「もう、会えないかと思った」 3か月半ぶりに母親と再会したウクライナ人の少女は、涙を流し母親に抱きつきました。 “サマーキャンプ”に行くだけのはずだったのに、帰る予定の日が過ぎてもロシアから帰れませんでした。 国際刑事裁判所(ICC)は3月17日、占領した地域から子どもたちをロシア側に移送したことをめぐり、国際法上の戦争犯罪の疑いで、プーチン大統領に逮捕状を出しました。 今ウクライナでは、“ロシアによる子どもの連れ去り”とみられる事案が相次いでいます。 13歳の次女ベロニカさんと3か月半ぶりに再会したときの様子について、こう話すのは、ウクライナ東部ハルキウ州在住で3人の子どもを持つリュドミラさんです。 リュドミラさん(右から2番目)の家族写真、ベロニカさんは一番左ロシアによる侵攻が始まってから半年ほどがたった2022年8月。 ベロニカさんは、“サマーキャンプ”に行きたいと、リュドミラさん

「戦争を防ぐことができなかったわれわれは受賞に値する団体なのか」 ことしのノーベル平和賞に選ばれたロシアの人権団体「メモリアル」の幹部はこう語り、複雑な胸の内を明かしました。 ソビエト時代に創設され、一貫して人権侵害の監視に取り組んできた「メモリアル」。2000年のプーチン政権発足後のロシア社会をどう見てきたのか。ウクライナ侵攻後のロシアはどうなっているのか。話を聞きました。ロシアの人権団体「メモリアル」とは 「メモリアル」はソビエト時代の1987年に創設され、政権による政治弾圧を記録するなど人権侵害の監視に取り組んできました。 ノーベル平和賞の受賞が決まり取材に応じる「メモリアル」のメンバー(2022年10月) 2016年にはプーチン政権からスパイを意味する「外国の代理人」に指定されます。 そして2021年12月。ウクライナへの軍事侵攻直前に、外国の団体から資金を得て活動しているなどと

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く