山口組の謎が明らかに圧巻は、6代目山口組に対する「謀反の会合」を回想するシーンだ。一心会の川崎昌彦会長(当時)が次の一言を放つ。 「やるんやったら、黙っとらんと、俺のまえに道具とカネを積まんかい」 即座に、太田会の太田守正会長(同)がこう反応した。 「川崎の兄弟がやると言うのなら、わしもやるで!」 暴力団社会では謎とされ、暴力団の世界を追う実話系雑誌にも真相が明らかにされていない2008年の「6代目山口組造反劇」の経緯が、初めて綴られた。6代目山口組執行部に対する造反は、計画が整わないまま未遂に終わり、太田や川崎らの除籍処分につながっている。 構成員と準構成員を合わせて約1000名を擁し、広域暴力団山口組のなかでも最大級の勢力を誇っていた「太田会」。このたび、サイゾーより太田守正執筆の注目の書が発売された。タイトルは、「これはわしからの血の証言であり、別れの書である」(帯のキャッチコピー)

東京電力福島第1原発の事故収束作業に作業員を違法派遣した容疑で暴力団組員が逮捕された事件で、組員が直接取引した「ひ孫請け」の会社だけでなく、その上の「孫請け」の建設会社にも取引を求める連絡を取っていたことが27日、福島県警への取材で分かった。暴力団と、下請け構造が重層的につながる建設業界との癒着の根深さが浮かび上がった形だ。 福島県警の捜査関係者によると、労働者派遣法違反(建設業務への労働者派遣)容疑で逮捕された指定暴力団住吉会系4次団体幹部、大和田誠容疑者(33)が連絡を取ったのは、栃木県の孫請け会社。 第1原発の事故が起きた昨年3月以降、大和田容疑者は電話で全国の建設会社に「俺のところを使ってくれ」と求めたところ、応じた同社が作業員の派遣を要請。ひ孫請けにあたる建設会社(福島県いわき市)の所属と偽装した組員らを派遣したという。
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