コロナ禍で、改めて重要視されるようになった常連客。日本リテンション・マーケティング協会*理事の岡田氏が、常連客の育成方法を基礎から解説する。 *企業のリテンション領域の確立のため、マーケティングノウハウを研究・学習・確立する場を提供する非営利団体。 まず初めに、以下の3つの点について考えてみてください。①自社にとって常連客がなぜ重要なのか②現状、どれだけ常連客をつくれているか③Withコロナ、アフターコロナにおける自社の課題は何か。貴社の現状を前提に、本稿を読み進めていただければと思います。 8割がリピーター育成に注力 貴社の、コロナ禍の売上における常連客の貢献度はどうだったでしょうか(常連客の定義は自社基準にお任せします)。 実は、エムズコミュニケイトが5月下旬から6月上旬にかけて上場企業・大手企業を対象に実施した「アフターコロナの顧客戦略に関する実態調査」でもこの質問をしました。そして

21世紀型のブランドをどのように構築するか 近年、オンラインで顧客と直接関係を築いて製品やサービスを提供するDTC(Direct To Consumer)ブランドが、さまざまなカテゴリで躍進しています。 例えば米国では2010年代に、ワービー・パーカー(眼鏡)やボノボス(アパレル)、アウェイ(トラベルグッズ)、グロシエ(化粧品)などデジタルネイティブのベンチャーが次々と登場。革新的なサービスとブランド体験を通して顧客の支持をつかみ、急成長しています。 こうしたDTCブランドの隆盛について、米国IAB(Interactive Advertising Bureau)は、2019年7月にレポート「Disrupting-Brand-Preference Study」を発表。大規模な消費者調査に基づいた発見を紹介し、新しいブランド構築モデルを示唆しました。 20世紀型のブランドは、マス広告やマスチャ

Cassandra Naji氏は、Webアプリやモバイルアプリ用のプロトタイピングツールJustinmindのマーケティングコンテンツ編集者です。 たとえばあなたがECサイトを運営していると考えてください。訪問者が検索エンジン経由でサイトを見つけてWebサイトを閲覧していることはわかっています。訪問者は購買手続きを始めました。ところが途中で手続きを止めてしまいコンバージョンまで至りませんでした。 何が原因で手続きを止めてしまったのかわかりません。情報ヒエラルキーやユーザーフローをアップデートすべきときなのかもしれません。どのようにすれば、手直しすべき部分がわかるのでしょうか。UX監査は、Webサイトやアプリといったデジタルプロダクトの中で、ユーザーを悩ませコンバージョンを妨げているポイントを明らかにして、不完全な箇所を突き止める方法です。UX監査は会計監査と同じように実証的な手法で既存

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