北海道大(札幌市)のキャンパスの一角にある畑。一面に育った飼料用のトウモロコシが黄色の実をつけ、収穫時期を迎えていた。 これは「二酸化炭素(CO2)を回収する畑」だという。当真要教授(土壌学)らの研究チームが作った。 見た目は普通の畑だが、細かく砕いた粉状の玄武岩が、土の中にたくさん含まれている。仕組みはこうだ。 同時公開の記事があります。 ◇ゼロ成長でも豊かさ実現できる 「定常化社会」提唱者が示す道しるべ ※『神への挑戦 第3部』連載スタート。テーマは気候変動。気温上昇にあらがう科学技術がもたらすのは…。地球沸騰の時代をどう生き抜くべきか考えます。 第5回移住する気候難民 植物は葉からCO2を取り込んで光合成するが、その根や、根の周りの生物は呼吸をして逆にCO2を出す。根の中でCO2濃度が高まると、土の中の水分や玄武岩と化学反応し、カルシウムイオンや重炭酸イオンなどができる。イオンは

世界有数の漁場に異変 「亜寒帯化」で生態系影響―カニ100億匹が死滅・ベーリング海 時事通信 外信部2024年10月15日07時05分配信 【図解】米アラスカ州ウナラスカ 世界有数の豊かな漁場に異変が起きている。2021年、北極海に隣接するベーリング海で約100億匹のズワイガニが死滅したと判明。米海洋大気局(NOAA)は、海洋熱波と温暖化でベーリング海が「亜寒帯化」し、生態系が変化したことが大量死の要因と結論付けた。専門家は「世界で最も生産性の高い海洋生態系が、あらゆる予想よりも速く変貌しつつある」と警鐘を鳴らしている。 【特集】「北極」が教えるみらい ◇海洋熱波で餓死 切り立った岩山に囲まれた湾には野生のラッコが浮かび、崖の上ではハクトウワシが羽を休める。北太平洋とベーリング海を隔てるアリューシャン列島の中ほどに位置する米アラスカ州ウナラスカ。日本の大手水産企業も加工工場を置く漁業の一大

モスクワ、ロシア、12月5日 (AP) ―ロシアの首都モスクワが12月4日、大雪に見舞われ、道路は大渋滞し、首都圏にある3カ所の空港の発着便はいずれも大幅に遅れるなど、大混乱を来した。 3日に降り始めた雪は一晩中降り続き、既に道路などに積もっていた上に、新たに23センチ降り積もった。 国営メディアによると、除雪のために作業員13万5000人が動員され、除雪車など機材1万8000台が投入されたという。 また、モスクワ交通局によれば、過去24時間に200台近くのトラックが雪で立ち往生し、道路交通作業員による援助が必要となったという。 首都圏にある4カ所の空港のうち3カ所で4日朝、53便に発着の遅れが生じ、4便が欠航となった。遅延のほとんどは、首都北部のシェレメチェボ空港で発生した。 平常通り運営されていたのは、モスクワの南東に位置するジューコフスキー空港だけだった。 大雪はシベリア地方のサハ
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