EC事業者にとって悩みのタネなのが「カゴ落ち」。購入の意思をもって入力フォームにたどり着いたユーザーが、離脱してしまうのはなぜでしょうか?エンドユーザーへのインタビューやアンケートで見えてきたもの。それは、「価格の総額を表示するタイミング」など事業者側では見落としがちな意外なポイントが、実は離脱要因になっていたことでした。A/Bテストによるカゴ落ち改善事例と合わせて、お伝えします。 改善事例1:送料や手数料が離脱理由の1位!・・「総額表示」を1ページ目で見せたところ? ユーザー調査で不安や疑問に感じた事例で多かったのが、価格について。 私たちが行った200人を対象としたアンケート調査でも、フォームで離脱する理由では「送料手数料が気になる」という回答が15.2%で1位でした。 情報入力や支払い方法の段階で、「総額でいくらかかかるか分からないのが不安」と、入力をやめた経験を語るユーザーが多くい

普段、何気なく利用している身の回りのもので、使いづらかったり分かりにくいものはありませんか?このブログをご覧いただいている皆さんであれば、必ず一度はそういった経験をされたことがあるのではと思います。今回は「料理レシピ」にフォーカスしてUX/UIを改善してみましたので、そのプロセスをプロジェクト風にまとめてご紹介します。 改善の経緯 私は現在、Goodpatch社内のCookingサークルに所属しているのですが、先日みんなでフォカッチャを作ろうとしたところ教材に使用したレシピがとても分かりにくく、作るのが久々だった私自身も含め大混乱を招いたため、勝手にレシピを改善することにしました。プロジェクトの目的・要件 既存レシピの改善。レシピ利用者の背景や思考、調理時の行動などに合わせ、理解しやすく実際に調理する際にも迷うことのないレシピのフォーマットを作成する。 実施計画 利用者の背景を踏まえた

LPO(ランディングページ最適化)と言うと、情報量が多く派手なLPを作るようなイメージもあるかも知れませんが、今はいかにユーザーの心理を汲み取り、彼らのニーズに合わせた情報を提供できるかという方向にシフトしています。 今回は国内売上No.1のLPOツール「DLPO」を提供するDLPO株式会社の方に同社の具体的な事例を交えつつ、LPOの極意について聞いてみました。 DLPOとは ― まずはDLPOについてお聞きしたいのですが、どのようなツールなのでしょうか? 「DLPO」はLPOや、もっと広義でいうとCRO(コンバージョンレート最適化)のために、各ユーザーに最適なページを出すことのできるツールです。ページ最適化の手段としてはLPOでの定番とも言える「A/Bテスト」「多変量テスト」に加えて、独自な機能として「パーソナライズ機能」があります。 パーソナライズ機能は、ユーザーの閲覧データや環境デー

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