MongoDBが時系列データ対応、サーバレス対応、HTTPS経由でのAPI操作対応など機能強化を相次いで発表 NoSQLデータベースには、MongoDBに代表されるドキュメントデータベース、InterSystems IRISに代表されるオブジェクトデータベース、Neo4jに代表されるグラフデータベース、Redisに代表されるキーバリューストアなど、さまざまな製品があります。 ガートナーが発表したNoSQL専業ベンダに関する調査結果によると、NoSQL市場の中で過去5年において圧倒的に高い成長率を見せ、市場のリーダーとなっているのがMongoDBです。 ガートナーは2016年に発表したクラウドサービス「MongoDB Atlas」がこの成長を支えてきた大きな要因だと分析しています。 そのMongoDBはMongoDBは、6月7日から9日にかけて米ニューヨークで開催されたイベント「MongoD

はじめに タイトルのとおり、RDBのデータモデリング・テーブル設計を行う際に参考にしている考え方と関連資料をまとめました。 P.S. なんと本記事内でいくつか参考として挙げさせてもらっている増田さん・かとじゅんさん・奥野さん・そーだいさんからコメントいただくことができました。本当にありがとうございます。 前提RDBを採用するのは事実を無駄なく正しく記録するため 正規化、トランザクション、制約とデータ整合性 基本的には始めに理想として集合論・リレーショナルモデルに基づいて正規化を考え(論理設計)、パフォーマンスなどの現実問題に対して折り合いをつけていく(物理設計) 制約を最大限利用する cf: ↑P91〜 ↑P.29,41 ↑P56〜 ↑5章 ↑P347~ 情報とデータ データ:単なる事実の値→これを永続化して蓄えるものがRDB 情報:データから生み出される意味や目的のあるもの→RDBか

IIJTechnical NIGHTは、2020年9月11日にオンラインで開催した技術勉強会です。ここで熊坂氏が、SOC(Security Operation Center)のアナリストを支援するインシデント調査システム「CHAGE(チャゲ)」を社内で開発した理由と、その実装について紹介しました。IIJのインシデント調査システム熊坂駿吾氏(以下、熊坂):IIJの熊坂から、社内で作成しているインシデント調査システムに関して紹介いたします。「インシデント調査システムが内製すぎる件」というところで、IIJの中で作成しているCHAGE(チャゲ)を紹介します。 まず私は2015年にIIJに新卒入社しまして、2018年度からSOCで業務を行っています。アナリスト的なことは詳しくやっていなくて、どちらかというとアナリストたちが業務を行うための環境の整備をしています。 具体的には、Windowsのメン

トランザクションとは 1つの作業単位として扱われるSQLクエリの集まりです。 複数のUPDATEやINSERTをひとつの集まりとして、 それらのクエリがすべて適用できた場合のみデータベースに反映します。 ひとつでも適用に失敗したクエリがあった場合は、そのまとまりすべてのクエリの結果は反映しません。 ACID特性 トランザクション処理に求められる4つの特性です。 原子性 (Atomicity) トランザクションに含まれる手順が「すべて実行されるか」「すべてされないか」のどちらかになる性質。 一貫性 (Consistency) どんな状況でもトランザクション前後でデータの整合性が矛盾なく保たれる性質。 分離性 (Isolation) トランザクション実行中は、処理途中のデータは外部から隠蔽されて他の処理に影響を与えない性質。 永続性 (Durability) トランザクションが完了したら、シス

開始コマンドがDBMSによってバラバラなのは、標準SQLで明確に決まっていないためです。中にはOracleやDB2のように、データベースへ接続したら自動的にトランザクションが始まることになっているため、開始コマンドのないDBMSもあります。確かに、最初に暗黙に開始されれば、そのあとは終了文だけあれば区切りはわかる(終了文が次のトランザクションの開始文も兼ねる)ので、合理的といえば合理的です。 構造的な単位としてのトランザクション 一方でDBMSの側から見ると、トランザクションは2つの重要な機能に関係しています。それが、「データの復旧」と「同時実行制御」です。まずは、前者から見ていきましょう。 トランザクションは復旧の単位 障害発生前に終了したトランザクション データベースに限らず、システムというのは使い続けていればどこかのタイミングで障害に見舞われます。なるべく障害に遭遇しない堅固なシス
斎藤です。こんにちは。 今日は、MySQLにてレプリケーション構成において、マスタサーバのフェイルオーバーを司るmysql-master-ha(以下、MHA)を用いる際、マスタサーバ接続先の切り替えにHAProxyを使ってみようというお話です。 ※MHAは0.53.0(公式パッケージ)、MySQLは5.5.25a(Oracle公式パッケージ)、HAProxyは1.4.22(CentOS6標準パッケージ)、OSはCentOS 6.3 x86_64を用いました。 ※MHAによる冗長化およびHAProxyによるMySQLの負荷分散の設定を経験された事がある前提で記述します。本記事では、次の流れで話題を展開します。 フェイルオーバー時の接続先切り替え方法 構成(参考) なぜHAProxyなのか 切り替え方 2台構成の問題点 その他 コツ 設定(参考) 主にMHA+HAProxyによるフェイルオー
Embulk, an open-source plugin-based parallel bulk data loader
まずは、Oracle TimesTenってなあに?というところからご説明させていただきます。Oracle TimesTenはマイクロ秒レベルの超高速なレスポンスを追求したオラクル社製のインメモリーデータベース製品です。元々は買収製品だったのですが、バージョンが進むごとにOracleDatabaseとの親和性が高くなり、最近ではOracleDatabaseのEnterprise Editionのオプションとしても提供されています。Oracle TimesTenを採用するシステムは、当然ながら厳しい性能要件があり、オラクル製品の中でも高速処理を得意とするOracle ExadataやOracle Coherenceと比較されることが多いです。Oracle Coherenceとの1番大きな違いはOracle TimesTenがSQLを使えるRDBMSであるという点です。 「そんなのデー

クラスタ技術を覚えて給料アップ!WindowsマシンとVMwareで“お試し”できる クラスタリング・システム構築 Webシステム全盛期にあって、中小規模のシステムでも無停止運用を求められるようになった。いわゆる「クラスタリング・システム」である。ところが、クラスタ技術を習得するには専用のハードウェア環境を整える必要があり、おいそれとは試せない。そこで今回の“お得情報”は、WindowsマシンとVMware、試用版ソフトウェアを使った追加コスト0円のクラスタリング・システム構築だ。 インフラ系エンジニアとして上流を目指すなら、クラスタ技術を使いこなすスキルは欠かせない。それがあれば、より重要なプロジェクトに加わる機会が増える。システムインテグレータの人材開発を考えてみても、クラスタ技術者を拡充すれば、安定して付加価値の高いインフラ構築サービスを提供(受注)できる。 そして汎用的なクラスタ
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