【読売新聞】 「新型コロナは利権団体によるデマ」「ワクチンにはICチップが入っている」など、新型コロナの感染拡大を機にSNSなどで広まった陰謀論。そんな陰謀論に「ハマりやすい」人の特徴をあぶりだした日本人社会心理学者の論文が学術誌「


12・3内乱後に行われた選挙の出口調査で、30代以下の男性たちから非常に論争的な結果が得られた。若年男性が保守化にとどまらず、とうとう極右化しはじめているのではないかという懸念が提起されている。 性別を問わず、青年世代の保守化と極右化は全世界的な現象であり、韓国だけは安全だという保障はない。ただ、韓国の青年女性が戒厳に反対する「ペンライトデモ」に積極的に参加していたことを根拠に、青年女性のことを韓国社会の一筋の光のような存在だと信じる人も見うけられる。しかし30代以下の女性有権者も内乱を擁護したり、嫌悪政治の扉をこじ開けたキム・ムンスとイ・ジュンソクに投票したりした人の割合が40代と50代に比べてかなり高いということを無視しては通れない。 では、韓国の若者たちも程度の差に過ぎず、性別を問わず極右化が進んでいるのだろうか。もちろん「民主・進歩」派の候補に投票しなかったからといって極右と規定す
【年末年始】生活に困ったときの相談先リスト(2024~2025年)大西連 年末年始は、「閉庁」といって多くの公的機関が休業に入ります。 今年(2024年~2025年)の年末年始の閉庁は12月28日~1月5日までの9日間となります。例年よりかなり長い期間です。 その結果、生活に困った時の公的な相談先が、この期間、事実上なくなってしまう自治体があります。生活保護の申請等はFAXや夜間休日窓口等でも可能です。しかし、一時的な金銭の給付や宿泊場所等の公的な支援は、市役所等の夜間休日窓口等での対応となり、自治体によって対応は大きく異なります。 11月25日には、厚労省から、都道府県、政令市、中核市に「年末年始における生活困窮者支援等に関する協力依頼について」という事務連絡が発出されました。 この文書の内容としては、厚労省から各自治体に対して、年末年始の対応として、生活保護の申請を受け付けることはも


序章 この報告書を読めば分かること 0.1 付記 1 ―― 筆者とこの報告書の目的について 0.2 付記 2 ―― この報告書が立脚する資料と証言、そして報告書の達成と限界について 第1章 デマの拡散プロセス ―― 告発、反響、波及 1.1 告発 ――「ガザの身元確認を合言葉を言って理解できなかったらAIと判断してた人」 1.2 反響 ――「シボレス」というレッテル 1.3 波及 ―― ネットリンチへ 第2章 事実確認 2.1 告発された発端の提案 ―― グループ DM に投稿されたボイスメッセージ 2.2 発端の提案について、ボイスメッセージのみから分かること 2.2.1 「合言葉」ではない 2.2.2 「シボレス」ではない 2.2.3 相互の信頼を築きながら希望をつなぐ言葉だろう 2.2.4 小結論 ―― 発端の提案に「合言葉」「シボレス」という誤解の責任を負わせる主張は不当だろう





後藤正文さん。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターを担当。Gotch名義でソロ音源も発表している(写真:鈴木成一デザイン室) この記事の写真をすべて見る 書籍『朝からロック』を上梓した後藤正文へのロングインタビュー後編をお届けする。(前編はこちら) 【写真】後藤正文さんらが参加したセカンドアルバム『PURSUE』をリリースした「のん」 * * * ――本に収められたエッセー「音楽と政治」(「良い音楽家は奏でる前に、聴く〈ロッカーの章〉」)では映画「アメリカン・ユートピア」(デヴィッド・バーンのブロードウェーの舞台を記録した映画/スパイク・リー監督)を取り上げ、「音楽的な魅力が社会的なイシューと切り離されていないところにも感銘を受けた」と評価しています。アートと社会的なメッセージのバランスも重要な問題ですよね。 とても大事な視点だと思います。「アメリカン・ユート

後藤正文さん。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターを担当。Gotch名義でソロ音源も発表している(写真:鈴木成一デザイン室) この記事の写真をすべて見る ロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターとして知られる音楽家の後藤正文が、書籍『朝からロック』を上梓した。2017年から始まった朝日新聞の連載エッセーをまとめた本作は、音楽、社会、政治、そしてコロナ禍のなかで考え、気づいたことを記した作品。時事的なテーマを取り上げつつ、立ち止まって考え続けることに重きを置いた文章は、読む者の思考を促し、視野や価値観を広げることにつながりそうだ。 【写真】後藤正文さんらが参加したセカンドアルバム『PURSUE』をリリースした「のん」 東日本大震災の被災地における活動や、社会の未来を考える新聞『THE FUTURE TIMES』の編集長を務め

東京2020オリンピック・パラリンピックの開催が差し迫った2021年7月19日に、ミュージシャンの小山田圭吾さんが開会式の楽曲制作担当の辞任を発表した。これまでもインターネット上で言及されてきた、雑誌のインタビュー記事での「いじめ発言」が改めて問題視されたことを受けてのものだった。それから約二ヶ月後の9月17日には小山田さんの公式サイトに、いじめ発言が掲載された雑誌記事の背景や現在の心境、謝罪などが書かれた「【いじめに関するインタビュー記事についてのお詫びと経緯説明】」が掲載され、2022年5月25日に活動再開が発表された。本記事は、小山田さんと評論家・荻上チキさんとの対談である。小山田さんの当時の心境や出来事を伺うとともに、NPO「ストップいじめ!ナビ」の理事を務める荻上さんにいじめ問題の知見をお話しいただいている。またメディアやSNSを中心としたインターネット上での反応も含めた一連の

俳優の佐藤浩市さん・亜矢子さんご夫妻は、乳児院や児童養護施設のこどもたちを週末や休み期間に預かる「フレンドホーム」の取り組みを、5年以上にわたって続けています。月や年単位で養育する「養育里親」と比べ、こどもと過ごす時間は限られています。それでも佐藤さんご夫妻は「こどもと向き合うなかで、かけがえのない時間を過ごさせてもらっている」といいます。佐藤さんご夫妻に、これまでの思いやエピソードを語っていただきました。 意を決して相談……浩市さんの答えは「いいんじゃない?」 佐藤さんご夫妻が登録しているのは、東京都の制度である「フレンドホーム」です。週末や夏休みなどの長期休みに施設のこどもを迎え入れて自宅で一緒に過ごし、休みが終わるとまた施設に送り届けます。 最初にフレンドホームをやってみたいと持ちかけたのは、亜矢子さんでした。もともと児童養護施設のこどもたちとふれあうボランティアなどをやっていた亜矢


およそ3年ぶりにさまざまな夏フェスに多くの海外アーティストが参加した2022年。国内外のアーティストのパフォーマンスはコロナ禍で盛んになったライブ配信によって現地に行けなかった人たちにも届けられ、SNSでも話題を集めた。 渡航制限の緩和などによって、海外アーティストの単独来日公演も次々にアナウンスされ、コロナ禍によって停滞していたエンタメ業界も徐々に再活性化の動きが見られる一方、クラブでのセクシャルハラスメントや、イベントラインナップでのジェンダーバランスなど、音楽の場におけるさまざまな課題も存在する。それは新しく生まれた問題ではなく、これまでずっとあった問題が人々の意識の変化とともに可視化されてきたということだろう。 『サマソニ』で長くステージMCを務める奥浜レイラと、今年の『サマソニ』ではMegan Thee Stallionのアテンドを務めていた渡辺志保は、こうした状況に対するモヤモ

借金の取り立てを無視していたら電報が来た。最後に支払いを約束した日から5年経つと時効が来るらしいので「来月には払います」の一言を取ろうとあちらも必死である。まあ、受け取り拒否したので向こうの企みは失敗したのだけれども。 私が「受給理由:思想上の理由(働きたくないため)」と書いて生活保護を受け始めて3ヶ月になる。毎月13万円、合わせて40万円ほどを貰ったことになる。これが案外にも額面の印象より素晴らしい生活なのだ。税金も年金も医療費も全て無料であるのは大きい。本稿では生活保護の素晴らしさについて語りたい。いわば、権利収入による不労所得のすすめ、あるいは完全生存マニュアルである。 働きたくないなら生活保護を受ければいい私が「ただただ働きたくないから生活保護を受けている」と言うと、多くの人は次の疑問を投げかけてくる。「そんな簡単に生活保護を受けられるのか?」――簡単に受けられる。貯金があまり無く


帝国の興亡2022.10.03 Updated by Ryo Shimizu on October 3,2022, 05:12 am JST イタリアの探検家、アメリゴ・ヴェスプッチは43歳にして初航海に出かけた。 彼の航海の記録は1503年に論文「新世界」として発表され、ドイツで出版された。以来、その大陸は彼の名にちなんでアメリカと呼ばれるようになった。 ヴェスプッチが探検したのは主に南米で、コロンブスが発見したのはカリブ海のプエルトリコで、厳密には北米大陸を発見したわけでもない。 それから一世紀後にイギリスのバージニア株式会社が国王ジェームズ一世から勅許を得て、メリーランド州、バージニア州、カロライナ州の開拓を開始した。アメリカ大陸への植民はビジネスであり、入植者は実質的にバージニア会社の社員と見做されていた。 しかし、先住民族との戦いや疫病といった障害から、最初期の200人の入

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