日本の大手メーカー、いわゆるJTCで課長になって4ヶ月が過ぎた。世の中でよく言われる中間管理職みは確かにあるって実感と、それを生じさせる要素や機序も少しは見えてきて面白いなって気持ちもあり、忘れないようにメモしておこうと思って。 基本情報 新卒で入社(22歳)→品質管理系の部署で係長クラス(33歳)→別の生産管理系の部署で係長クラス(37歳)→前の部署に戻って課長(39歳)、という流れ。 課の人数は自分を含めず20名いる。課には機能別ではなく、担当製品で分けた2つのグループがある。 巷間で言われる中間管理職み よく世の中で語られる中間管理職のつらさは以下のようなものがあるだろうか。 板挟みの立場:経営層と現場の間での板挟み、裁量が小さい割に責任が大きい。 心身への負担:労働時間の長さや業務負荷の高さ、プレッシャーの大きさ。 報酬面での不満:残業代のなさ、業務量や責任に対する報酬の低さ。 人

グーグル(正確にはその親会社のアルファベット)は2023年1月、約1万2000人をレイオフする長期計画を発表しました。これは、全従業員の6%に相当する数です。グーグルの幹部が「従業員は我が社のもっとも大切な財産です」というようなことを言っているのを聞いたら、そのあまりの言行不一致ぶりに目を剥いても無理ないでしょう。 しかし、同社が従業員をもっとも大切な財産と考えていることは確かなのです。グーグルの人事部門は長年にわたり、従業員の職場での生活に関してありとあらゆる側面を分析し、生産性やイノベーション、エンゲージメントの向上に取り組んでいます。 その一例が今回紹介する「最高のチームをつくる方法」の分析です。グーグルも大半の企業と同様に、賢く、創造性が高く、努力をいとわない人たちを雇っています。それでも、会社で成果をあげる人がいる一方で、なかなか成果を出せない人も存在します。 賢く、創造性

最近は、政府統計やコンサルの調査データを意識的にチェックするようにしています。マッキンゼーが人材・組織の領域で最近出したレポートがなかなか面白かったのでご紹介します。 職務満足と外的報酬との関係性は低い16,000人以上の勤務者を対象としたマッキンゼーの調査では、職場での良好な対人関係と興味深い職務に携われていることが職務満足の約20%を説明できるのに対して、外的報酬は約4%しか説明できないとしています。興味深いのは、調査対象者はあらゆる職位・報酬レンジの勤務者であることをマッキンゼーは強調しています。 つまり、職位や報酬が高い人材が上記のようなことを述べているのではなく、相対的に職位や報酬に満足していない群も同じであるというのです。かつてのマズローの欲求階層説に依拠すれば、給与が一定レベルより低い群は外的報酬によって満足度を説明できるはずなのですがそうではないとしているのです。 有能感と

EVENT | 2020/06/08 ネットメディアの文脈を熟知する人気ライター・ヨッピー氏、中川淳一郎氏が「博報堂」入り!Withコロナ時代は組織の枠超えが加速?【前編】 「働き方改革」の名の下、ここ数年、多様な働き方があらゆる企業で模索されている。 言わずと知れた広告業界の雄であり、電通... 「働き方改革」の名の下、ここ数年、多様な働き方があらゆる企業で模索されている。 言わずと知れた広告業界の雄であり、電通に次ぐ国内広告業界第2位の売上を誇る博報堂が、ユニークな人材活用をスタートさせているのをご存知だろうか。 なんとあの人気ライターのヨッピー氏をはじめ、博報堂に在籍後、ネットニュース編集者やライターとして活躍し、FINDERSの連載でもおなじみの中川淳一郎氏が業務委託契約を結び、博報堂に週一で勤務しているというのだ。 このユニークな人材活用の責任者である、博報堂執行役員の嶋浩一郎氏
マネージャー マネージャーは非常に重要な役割であり、従業員の業績に大きな影響を与えます。優れたマネージャーの条件を共有し、能力開発の機会を提供し、優れたマネージャーを称賛するなどの方法で、従業員をサポートしましょう。Google はこれまで、マネジメント業務の大切さを必ずしも正当に評価してきたわけではありません。2002 年、すべてのマネージャーを廃止して管理職のいない組織にするという「実験」を行いました。しかし、この実験は失敗に終わりました。2008 年には、調査チームが、マネージャーは重要な存在ではないという一部の意見を証明しようと試みますが、すぐにまったくの正反対であることがわかりました。つまり、マネージャーはきわめて重要な存在だったのです。 そこで
異動してみた。Chrome と関係ないAndroid アプリのチームへ。 モバイルに詳しくなろうと余暇にちまちまコードを書いてみたもののまったく捗らない。いっそ仕事にしてみようという次第。座席の引越しから数日、よろよろしながらもやっと初コミットできた。めでたい。 Work Rules という本がある。Googleの人事(People Ops)のボスによるGoogle の本で、人事制度を中心に企業文化やシステムを紹介している。 いまいち時代背景が不透明な HowGoogle Works と違い大企業としてのGoogle をうまく描いている。興味深く読んだ。 中でも三つの論点が印象に残った。透明性、自由、そして管理職の権威を削ぐこと。異動の支度をしながら読むと説得力がある。一例として様子を書いてみたい。Google のエンジニアリング部門は、たまの異動を薦めている。いろいろ経験して
「知識労働者は、組織があって初めて働くことが出来る。この点において彼らは従属的である。しかし彼らは、生産手段すなわち知識を所有する」. . . . . 『ポスト資本主義社会』P.F.ドラッカー(上田惇生・佐々木実智男・ 田代正美訳、ダイヤモンド社) 前職のプロフェッショナルファーム時代から、今に至るまで友人や知人から、よく受ける質問の一つに、どうして独立しないのか、というのがある。 これだけの経験、実績があれば、一人でも十分食べていけるだろうし、その方が自由が効いて、楽しいだろう。一つの会社でやっていく意味などそれほどないのではないか、というのだ。また独立してしまえば、会社による中抜きもなくなるし(笑)、更に手取りも増えるのではないか、という。 それは確かに表面的にはそうかもしれないが、僕はちょっと違うと思っている。 Leica M7, 50mm C-Sonnar F1.5, RDPIII

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