「𪚥」という漢字の音読みは「ショウ」ですが、現在は「テツ」と読む人が多くなっています。これは『大漢和辞典』という有名な辞典が「テツ」と記載したためです。この読みは、昔の中国の辞書『字彙補』に書かれた「𪚥」の説明を誤って解釈したことに由来します。それが『大漢和辞典』に掲載された結果、本来の読みとは違う「テツ」が広まったのです。さらに、この辞典には他にも同じような読み間違いがいくつもあり、それらは二次的な資料をそのまま使って確認を怠ったことが原因と考えられます。この記事では、こうした読みの誤りがどのようにして起こったのかを、音の変化や漢字の歴史をもとにわかりやすく説明しています。 (記事公開後の修正:ヘッダ画像を変更、第1章に一文追加、第6章の誤字三箇所を修正しました。) 1. はじめに漢字の中には、画数が非常に多い、普段目にすることがほとんどないような文字もあります。そのひとつに「𪚥」

明治安田生命保険による生まれ年別の「名前ランキング」が発表され、「凛」が女の子の名前人気トップ3の座を維持しました。一方「凜」の字は……。本来同じ字のはずの両者が人名用漢字に選ばれた経緯を調べると、衝撃に次々と見舞われました。 。 片岡凜(りん)さんという役者をご存じでしょうか。その名は知らなくても、NHK連続テレビ小説「虎に翼」を見た方なら、後半に登場し主人公の寅子を恐れさせた美少女「美佐江」と言えば、「ああ、あの怖い子」と強烈な印象とともに思い出すのではないでしょうか。 芸達者ぞろいの出演陣を差し置いて「『虎に翼』一番の怪演」「ラスボス」という声も出たとのこと。このコラムはその片岡凜さんについて……ではなく名前の「凜」の字について。ファンの方ごめんなさい。 「凜」と「凛」の違いとは 片岡凜さんはプロフィルによると2003年10月生まれ。本名らしいです。名前の「凜」は1990年に子の名前

1992年三重生まれ、会社員。ゆるくまじめに過ごしています。ものすごく暇なときにへんな曲とへんなゲームを作ります。 前の記事:無糖の飲みものに砂糖を入れる > 個人サイト >ほりげー >ライターwiki インターネットは文字化けと共にある インターネットが普及して20年をゆうに超える。メール、添付ファイル、Webブラウザなど、様々な場面で我々は文字化けに苦しめられてきたし、今でもたまに苦しめられる。「文字が化ける」と書いて文字化け。そこにはお化けみたいで悪いイメージがあるが、それも仕方がない。読めないのだから。必要な情報が読めないのはシンプルに悪いことだ。DPZの記事を無理やり文字化けさせてみると、こうなる。 でも、一方的に文字化けを避けていては、文字化けと仲良くなれない。文字が化けた先にあるのは文字だ。化ける前の文字ばかり愛していては、化けた後の文字がかわいそうではないか。我々は、化け

英語圏の人とお話しすると『東洋の漢字ってやつはクールだよな、俺にも何か教えてくれよ』と言われたりするので、そういうときはじゃあアルファベットのAとOとPで書けるやつを教えてあげようと返すと中々ウケがよい

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く