ヒンドゥー教の祭り「ドゥルガー・プージャ」に登場した「悪魔」のトランプ米大統領の人形=インド西ベンガル州/Raju Saha (CNN) インド西ベンガル州マーシダバードで開催されたヒンドゥー教の祭り「ドゥルガー・プージャ」。10本の手にそれぞれ天上の武器を持ち、ライオンにまたがる女神ドゥルガーが退治するのは、いつもの悪魔マヒシャースラではなかった。 今回、女神の前に立ちはだかる「悪の象徴」とされたのは、金髪にたくましい胸板、そして米国のドナルド・トランプ大統領をかたどった顔を持つ像だった。 西ベンガル州で行われたドゥルガー・プージャで公開された像の象徴性は無視できないものだ。善が悪に勝利することをたたえる祭りにおいて、単なる政治風刺以上の意味を持っていた。 かつては固く結ばれていたインドと米国との友情は、トランプ氏が世界貿易の枠組みを自国中心に再編しようとする試みによって、もろくも崩れ去

インド政府は、米国が課す関税によって生じかねない経済的打撃を抑えようと慌てている。トランプ大統領による関税の脅しに、インド政府は衝撃を受けると同時に見捨てられたと感じ、どう対応すべきか分からない状態だという。 インド経済は「死んでいる」、インドの関税障壁は「不快」で、インドの人々はウクライナ人の苦境に無関心、などとするトランプ氏の厳しい言い回しは、言葉による平手打ちに等しいとインドの当局者は説明。公の場で行われたこのような非難に対してインド政府にガイドラインはなく、一連の展開が米印関係の緊張を強めたと当局者は語った。トランプ氏は5日、CNBCとのインタビューで、インドからの輸入品に課している25%の関税を「24時間以内に大幅に」引き上げると述べた。インドの高い貿易障壁とロシア産原油の購入を理由に挙げ、インドはロシアの「戦争マシーンに燃料を供給している。インドがそうし続けるのなら、自分は不

北センチネル島の地図 北センチネル島(きたセンチネルとう、North Sentinel Island)は、インド洋東部ベンガル湾内に所在する未開の島。インド領アンダマン諸島に所在し、南アンダマン島の西約30kmに位置する。この島の先住民であるセンチネル族は、外部との接触を強く拒否しており、行政当局も何度も追い返されている。行政当局は、感染症の流行による民族絶滅の可能性もあるため、干渉しない方針であり(いわゆる非接触部族)、インドの法律で島への接近は禁止されてしまっているのが現状である。 島には、センチネル族が50人から400人程度[4][5]居住していると見積もられている。彼らは、狩猟や沿岸での釣りで食料を確保しつつ、石器時代的な生活を営んでいる[5]とされるが、非常に排他的であり、外部との接触に対して、極めて否定的な態度を取っていることもあり、未だ詳しいことはよく分かっていない。 アンダ

ニューデリーの有名な鉄柱。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産「クトゥブ・ミナールとその建造物群」の敷地内にある/Allen Brown/Alamy Stock Photo (CNN) 鉄の構造物が、風雨にさらされながら1600年もの間さびることなくそびえ立つことは可能なのだろうか。建造当時の技術不足を考えると、あり得ないことのように思える。 だが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている「デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群」(インド・ニューデリー南郊のメヘラウリー地区に位置する13世紀初頭に建てられた歴史的記念碑と建造物の複合建築群)の敷地内には、まさにこの謎を証明するような不思議な建造物がある。 クッワト・アルイスラム・モスクの中庭に入るとすぐに、上部に装飾が施された高さ7.2メートル、重さ6トンの鉄柱が目に入る。 注目すべき点は、この鉄柱はニューデリーの

とら屋食堂のミールス料理教室 ミールスお礼参りツアー(「作ろう!南インドの定食ミールス」に協力していただいたお店巡り)の番外編です。 ちょっと昔の話ですが、2022年10月某日、「とら屋食堂」さんのミールス料理教室に友人と参加しました。 これは定期的に開催されるものでも、お店が主催するものでもなく、お客さん側が自発的に4~6人くらい集めてお願いすると、予定が合う日にやってくれるというオーダータイプの会です。 とら屋さんのミールスを食べた話はこちら。 www.seimen.club 自分で予約しておいてあれなのですが、どんな料理教室なのかを把握しておらず、キッチンで作る様子をカウンター越しに眺めるのかなと思ったら、店内に特設ステージが用意され、目の前でほとんどすべての作業を見ることができました。素晴らしい! 習うレシピは「とらさんの南インド料理あんちょこ本 ベジ編」という本になっていて、分量

by DFID - UK Department for International Development 「生物は不変なものではなく、長い時間をかけて少しずつ進化してきた」という進化論は多くの研究や証拠と共に定説として受け入れられ、今では教科書にも記載されていますが、宗教や思想によっては進化論を受け入れない地域も存在します。インドでは、中学・高校のカリキュラムから進化論が削除されると報じられており、さらに元素周期表や公害・気候変動などのトピックも取り扱われなくなるとのことです。 Scientists in India protest move to drop Darwinian evolution fromtextbooks | Science | AAAS https://www.science.org/content/article/scientists-india-protest

2020年にしか出せなかった旅の本『0メートルの旅 -日常を引き剥がす16の物語-』が、本日発売されます。「旅行」が失われつつある世界で、わたしたちは「旅」を取り戻せるのか。地の果て南極から「自分の部屋の中」まで、16の旅を通して検証する本です。 2020年が終わる前に、この本に収録した3つの「旅」を特別公開します。第一回の舞台は、バックパッカーの聖地「インド」です。(構成:編集部/今野良介) 世界の火薬庫、2%のターバン、串刺しの握手 インドといえば、世界に名を轟かすバックパッカーの聖地。そのあまりに強烈なカオスは様々な伝説として語られ、この世の人間はインドの魔力に魅了される者と、トラウマを発症する者に二分されるという。 僕は後者だった。できれば前者でありたかった。インドの深淵に入り込んで、人生の意味とかを見出したかった。しかしすぐに心が折れた。声をかけてくるペテン師たちは鬱陶しいし、金

インドの2大叙事詩の1つでありで、 ヒンドゥー教の聖典の1つでもある「ラーマーヤナ」。 成立は紀元3世紀頃で、古代インドの詩聖ヴァールミーキが、 古代英雄コーサラ国のラーマ王子の伝説と、 ヒンドゥー教の神話を編纂したものと考えられています。 1993年には、「ラーマーヤナ」に基づいた、 日本とインドの合作アニメ(主要スタッフの大半は日本人)、 「ラーマーヤナ ラーマ王子伝説」が製作されており、 今でも傑作としてインドで愛されています。 そして今日には、来年1月12日に公開される、 やはり「ラーマーヤナ」を題材にしたインド映画、 「アディプルーシュ」の予告編がアップされたのですが 印映画史上最も多額の予算が投じられた作品の1つにもかかわらず、 30年前に作られた日本アニメ版に負けているとして、 現在インドのネット上で大きな議論を呼んでいます。 その件を地元紙「Hindustan Times」

三井昌志 @MitsuiMasashi インドでは、お金を払ってチャイを飲むことは滅多にない。街を歩いていると、必ず誰かが「チャイ飲むかい?」と声をかけてくれて、ご馳走してくれるからだ。インド人にとって、チャイはただの飲み物ではない。初対面の人との距離を縮めたり、親愛の情を伝えるコミュニケーションツールでもあるのだ。 pic.twitter.com/CJpCT2ib9q2022-03-11 11:27:13 三井昌志@ラダック旅中 @MitsuiMasashi 写真家。アジアの辺境をバイクで旅しながら「笑顔」と「働く人」をテーマに撮影を続けている。2025年3月には通算11回目となるインド一周バイク旅を行う。著作は「渋イケメンの国」「Colorful Life」「アジアの瞳」など11冊。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2018グランプリ受賞。公式サイト「たびそら」 tabisora.

Published2022/03/11 10:05 (JST) Updated2022/03/11 10:23 (JST) 【イスラマバード共同】パキスタン軍によると9日、インド北西部からミサイルとみられる超音速の飛翔体がパキスタン領内に侵入し、同国中部パンジャブ州に落下した。飛翔体は爆発物を積んでいなかったとみられ、負傷者はいなかった。軍が10日、記者会見で明かした。ミサイル発射実験だった可能性がある。 パキスタン軍はインド側に事態の説明と再発防止を求めた上で「(インドの)技術力の低さを示している」と指摘した。 飛翔体は当初、南西に向かっていたが、途中で進路が北西に変わりパキスタン側に侵入した。最高速度はマッハ3に達した。

<感染爆発で死者急増のインド、その「戦犯」は過信から備えを怠ってきたモディ首相。ただし彼は国民の悲劇を自らの利益に変えかねない> わが国は「新型コロナウイルスを効果的に抑え込み、人類を巨大な災禍から」救った──。インドのナレンドラ・モディ首相がオンライン会合のダボス・アジェンダ(世界経済フォーラム)で、そう高らかに宣言したのは今年1月28日だ。 それから3カ月。気が付けばインドは世界最悪の感染地となり、医療崩壊が現実となった。首都ニューデリーでは医療用酸素が不足し死亡する患者が続出。最先端の設備を備えた病院でさえ政府に「もっと酸素ボンベを」と訴えている。火葬場はフル稼働で、燃やす場所も薪も足りない。 遺体を自宅の庭に埋める人もいる。路上に薪を積んで遺体を焼く人もいる。首都圏以外の状況はもっとひどい。南インドにいる知り合いの記者は筆者に、「ハエが落ちるように」人が死んでいると電話で伝えてきた
政府は、新型コロナの感染が急拡大しているインドなど3か国からの入国について、日本人の帰国者以外の入国を原則、拒否することを決めました。 新たな措置では、今月14日以降にインド・ネパール・パキスタンの3か国から日本に入国する人のうち、日本の在留資格を持つ外国人の再入国を、原則、拒否します。日本人の帰国についてはこれまで通り認めますが、日本人の配偶者や永住者などは入国拒否の対象となります。 インドで確認されている変異ウイルスは、今月10日までに入国時の検疫で66例確認されていて、政府はインドなど3か国から入国した人の指定宿泊施設での待機措置を「3日間」から「6日間」に延長するなど、水際対策を強化しています。(13日00:49)
新型コロナ新規感染、初の40万人超え 世界最多更新、医療崩壊―インド 2021年05月01日22時40分 臨時の収容施設で横たわるインドの新型コロナウイルス患者ら=4月29日、ニューデリー(AFP時事) 【ニューデリー時事】インド政府は1日、この日午前8時(日本時間1日午前11時半)までの24時間の新型コロナウイルス新規感染者数が40万1993人となり、初めて40万人を超えたと発表した。1日の感染者数として世界最多を更新した。30万人を上回るのは10日連続となった。首都ニューデリーは、4月19日から今月3日までの予定で実施中の都市封鎖を1週間延長する。延長は2度目。 新規感染、再び世界最多 検査に遅れ、南部で状況悪化―インド ◇ワクチン不足、接種停滞 死者数も3500人を上回った。インド各地では都市封鎖など行動規制が敷かれているが、3月中旬からの感染再拡大に歯止めがかからなくなっている。

インドのハーシュ・ヴァルダン保健相は3月上旬、同国の新型コロナウイルスとの闘いは「終盤」を迎えていると言っていた。だが感染者は再び急増し、今や過去最多を更新するほどに状況は悪化している。 ヴァルダン保健相の「終盤」発言は、根拠がないわけではなかった。インドの1日あたりの新規感染者は昨年9月、9万3000人を超えていた。それが順調に減り続け、2月中旬には1万1000人近くにまで減少。1日あたりの死者(7日間平均)も100人を下回った。 そうした状況を受け、インドの5州が主要選挙の実施に踏み切った。投票は3月27日から1カ月以上続く。その間に繰り広げられる選挙運動では、マスク着用や社会的距離確保などの感染防止対策は取られていない。

映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は10億人の人の歴史を踏みにじる英国で政治家チャーチルを描いた映画がヒットした。だが英国に植民地として支配された歴史を持つインドから見れば、チャーチルは何百万人ものインド人を餓死させた人種差別主義者とうつるのだ。 私の実家では、食べ物の好き嫌いを言ってはならない。「この食べ物をつくるために、誰かが時間と労力をかけているのよ」と母に昔から教えられてきた。 私たちの家では、食べ物を無駄にはできない。自分が食べるものに、他の誰かが費やしてくれた時間と労力をありがたく思うことは、誰もがすること、あるいはすべきことだろう。 しかし、私の家族がテーブルに乗っている食べ物に感謝する理由は、もっと深いところにある。私の両親は、インドとパキスタンの分割とそれに続く混乱と飢饉を経験し、そのトラウマを抱えながら生き抜いてきた。 彼らは、飢えた人々が虫け

Pre-save our upcoming album NU DELHI if you like what you hear!: https://found.ee/nudelhi Originallycreated for the upcoming Ubisoft game "BeyondGood andEvil 2",Machi Bhasad is a track with a political message that celebrates the power of a new generation andits potential to be better than the last. Outside the context of the game, this song is intended as both a tribute and a call to act

あまり国内のニュースでは報道されていませんが、実はダージリンでは今、大変な事態が巻き起こっています。この一か月以上、ダージリンの全農園で生産がストップしているのです。 きっかけは、西ベンガル州の義務教育課程において、ベンガル語の履修が必修となったことでした。ダージリンエリアには、ネパール系の住民が多く、インドの多彩な公用語のひとつであるベンガル語の学習を強制されたことに反発して、無期限のゼネラルストライキが発令されたのです。 6/13には、これを受けてすべての商店がシャッターを閉め、農園もすべて操業を停止しました。ストライキは過激化し、ダージリンエリアの州としての独立を目指す大きな動きとなりました。西ベンガル州からの分離独立を目指す勢力は軍や警察と衝突し、死傷者も少なからず出ている状況です。こうして一か月が過ぎ、ダージリン全体で、生活に必要な物資が枯渇するような状況に陥っています。 このよ

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