政府は27日、クマによる人身被害が相次いでいることを受け、自衛隊を秋田県に派遣する方針を固めた。近く小泉進次郎防衛相が命令を出す。複数の政府関係者が明らかにした。 派遣部隊は、箱わなの設置や駆除した個体の輸送など後方支援に当たる。市街地などへの二次被害を避けるため、銃を使っての駆除は行わない。 秋田県の鈴木健太知事が27日、自衛隊の派遣を要望する考えを示していた。鈴木氏は28日に防衛省を訪れ、小泉氏との面会を調整している。秋田県側も自衛隊に直接的な駆除ではなく、後方支援を求める見通しだ。 秋田県内では田畑だけでなく住宅地にもクマの出没が相次いでいる。24日には東成瀬村役場付近で4人が襲われ、1人が死亡、3人が重傷を負った。 防衛省幹部は「自衛隊は便利屋ではないが、秋田県のクマの被害状況はあまりにひどい。できることから支援していく」と話す。一方、秋田県以外への派遣については、自衛隊の通常の活

(大井 赤亥:政治学者) 「改革反対」勢力と見なされる左派 「保守と革新」は55年体制の日本政治を枠づけてきたイデオロギーの型だが、現在、40代以下の若年世代は「革新」の側に維新を、そして「保守」の側に自民党と共産党をおくという(遠藤晶久)。現在の日本政治は、有権者の世代交代に伴い、旧来の常識では理解できない展開を示している。 不透明な政治において一つたしかなことは、かつての「革新」勢力を引き継ぎ、現在、ジェンダーや反差別、社会保障の充実を掲げて権力を批判する左派やリベラル派が、時代の変化のなかで有権者から乖離し、現役世代にとって「保守的」な人々と映っているという現象である。 現在の日本社会は人口減少や少子高齢化に規定され、快刀乱麻を断つ根本的解決や、利害調整を度外視した革命的決着というのは存在しない。誰が政権を担おうと、行政のとれる政策の裁量は限られており、眼前の課題に対して、プラグマテ

1 高市政権は、岸田政権から続いてきた成長と分配の好循環の実現を目指す「新しい資本主義」の看板を下ろす方針を固め、岸田元総理大臣に伝えたことが分かりました。 日本成長戦略担当 城内実大臣 「私は、赤沢先生がしてこられたことをしっかり受け継いで多少ブラッシュアップして成長」 経済再生担当 赤沢亮正前大臣 「良い所もあることはちょっと認めていただけると」 「新しい資本主義」は岸田政権の肝いりとして、賃上げやスタートアップ投資に取り組んできたものです。 石破政権でも継承され、今年、最低賃金が全都道府県で初めて1000円を超えるなど、一定の成果を上げてきました。 ただ、高市総理は、総裁選の期間中には「賃上げするのは国ではなくて企業だ」と述べるなど、政府が旗を振る賃上げ政策に疑問を示してきました。 関係者によりますと、小林政調会長が23日、岸田氏と会談し、党に設けられている本部と官邸の会議体を廃止し

中国の建国記念日「国慶節」のレセプションで演説する中国の習近平国家主席=北京で2025年9月30日、AP中国の習近平指導部が、高市早苗首相に対する就任祝いの祝電の発表を従来よりも遅らせている。直近の歴代首相には就任当日に祝電を送っていたが、高市氏に対しては内閣発足から丸2日が経過した23日夕の時点でも発表はないままだ。右派色の強い高市氏への警戒感から、いったん高市政権の対中政策について出方を見守っているとの見方も出ている。中国外務省の郭嘉昆副報道局長は23日の記者会見で、高市氏に祝電を送るかとの質問に「外交慣例に基づき、既に適当な処理を行っている」と答え、23日の時点で送ったかどうかについては明言しなかった。その上で「(高市政権が)歴史や台湾などの重大な問題を巡る政治的な約束を守り、戦略的互恵関係を全面的に推進していくことを望む」と述べた。 習氏は国家主席に就任した2013年以降、20

1 鈴木農林水産大臣は就任会見で物価高に対応する経済対策として、おこめ券などによる補助で対応できるとの考えを示しました。 鈴木憲和農水大臣 「今すぐに今の価格だと買えない方に対応することができるとすれば、今は物価高対策の中で『おこめ券』も含めて、お米クーポンも含めて対応するのが今すぐにできることだと思います」 鈴木大臣はコメの需要について「すでに不足感は払拭できたと思う」との認識を示しました。 高止まりしている価格については「私の立場で高いとか安いとか言わない」「価格はマーケットの中で決まるべきもの」と述べ、コメ5キロの平均価格が「3000円台でなければならない」としてきた石破前政権との違いを見せました。 また、備蓄米についても価格が高騰した際ではなくコメが不足した際に放出するものだとの考えを示しました。 片山さつき財務大臣 「私たちが政治としてお約束したことは『十分な規模』ということなん

Shoko Egawa @amneris84 今日の記者会見で最も印象に残ったのは、高市首相の笑みだった。世界の女性リーダーで、これほど笑む人がいただろうか。高市氏がしきりと笑むのは、親しみを感じてもらうためではないかな。日本の政界では、これが女性のハンディを武器に変えるための術なのかも。見ていてちょっと苦しかった。 2025-10-22 00:26:42

小泉進次郎防衛相は22日の記者会見で、潜水艦の動力として原子力を活用する考えがあるかどうかを問われ「あらゆる選択肢を排除しない」との見解を示した。「どれかに決め打ちせず、抑止力、対処力を向上させる方策を検討したい」と語った。22日の着任式の訓示では、2022年末策定の国家安全保障戦略など安保関連3文書の前倒し改定について意欲を表明した。自民党と日本維新の会の連立合意書は、長射程ミサイルを搭載し、長距離、長期間の移動を可能にする「次世代の動力」を活用した潜水艦の保有に向け政策を推進すると記載している。 両党は「救難」など非戦闘目的の5類型に限り防衛装備品の輸出を認めるルールに関しても、26年の撤廃を確認。小泉氏は会見で「公党間の合意は重い」と強調した。 3文書の見直しに関し、改定作業の指示を出すとした高市早苗首相の意向を踏まえ「全力で働く所存だ」と述べた。 日米同盟に関しては「ヘグセス国防

アイテム 1 の 2 東京大学先端科学技術研究センターの牧原出教授(写真)はロイターとのインタビューで、日本維新の会をパートナーに選んだ自民党はより右寄りの「右派政党」に変貌し、公明党との連立政権時に比べて安定度が低下する可能性が高いとの見方を示した。10月21日、東京で撮影(2025年 ロイターI/Tamiyuki Kihara) [1/2] 東京大学先端科学技術研究センターの牧原出教授(写真)はロイターとのインタビューで、日本維新の会をパートナーに選んだ自民党はより右寄りの「右派政党」に変貌し、公明党との連立政権時に比べて安定度が低下する可能性が高いとの見方を示した。10月21日、東京で撮影(2025年 ロイターI/Tamiyuki Kihara) [東京 21日 ロイター] - 東京大学先端科学技術研究センターの牧原出教授はロイターとのインタビューで、日本維新の会をパートナーに選んだ

日本の衆参両議院は21日午後、本会議で首相指名選挙を行い、自由民主党の高市早苗総裁(64)を第104代首相に指名した。日本で女性の首相が誕生するのは憲政史上初めて。保守派で、イギリス初の女性首相となった故マーガレット・サッチャー氏を「あこがれの人」と呼んできた高市氏は、生活費が高騰し国民の不満が広がる中で、首相を引き継ぐこととなった。 この日夜に皇居で首相任命式を終えた高市氏は、午後10時から首相として初の記者会見に臨み、「強い日本をつくるため絶対にあきらめない」と決意を表明。 「日本の国益を守るため、世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す。内から外から、日本は大きな危機に直面している。立ち止まっている暇はない。全力で変化を恐れず、果敢に働く。初日から全速力、トップスピードで、閣僚の皆さんにはそれぞれの分野で任務を果たしていただく」と述べた。

国会の開門前に一番乗りした国民民主党の小林さやか氏=国会で2025年8月1日午前7時35分、滝川大貴撮影自民党の高市早苗総裁が首相に選出された21日の参院の首相指名選挙の決選投票で、国民民主党の小林さやか氏が高市氏に投票した。参院事務局が投票結果を公表した。 投票結果によると小林氏は1回目は玉木雄一郎代表に投票したが、高市氏と立憲民主党の野田佳彦代表の上位2人による決選投票では、高市氏に投票した。国民民主は決選投票になった場合、無効票となる玉木氏に投票することを申し合わせていた。 小林氏は毎日新聞の取材に対し、決選投票になることを想定しておらず「(高市氏か野田氏の)二択で書かなくてはいけないと思い込んで、頭が真っ白の状況でミスしてしまった」と説明し、党幹部から厳重注意を受けたと明らかにした。「改めて気を引き締めて、手順も含めてしっかりと確認した上で、今後の議会活動に当たっていきたい」と述

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