マスクのこのリポストは、テスラのボイコットが世界に拡大する中で行われた。抗議グループは、テスラ車のオーナーに対して車を売却するよう求めており、サンフランシスコのベイエリアでは「お前のスワスティカーを売れ!」と書かれたポスターが掲示されている。「スワスティカー(Swasticar)」という単語は、ナチスのシンボルである鉤十字を意味するスワスティカ(Swastika)の末尾を車(Car)に置き換えた造語だ。 この投稿はまた、マスクが1月に行ったナチス関連の言葉遊びの投稿に続くものでもある。マスクは、1月に行われたトランプ米大統領の就任記念イベントで、ナチス式敬礼に似たジェスチャーをしたことで批判を浴びたが、その後のXの投稿でルドルフ・ヘスやヨーゼフ・ゲッベルスなどの悪名高いナチス党員の名前を持ち出していた。マスクは、2023年11月に「ユダヤ人が白人への憎悪をかき立てている」とする内容の投稿

親ナチスな言動が目立つイーロン・マスクに抗議するテスラ不買運動が欧米で広がっている。マスクはなぜ排外主義に傾き、多様性を嫌うのか。彼の過去を探ると、トランプ政権に影響を及ぼす「PayPalマフィア」の闇の顔が見えてきた──。 ナチスと結びつけられたテスラ 世界でいま注目されている発言やフレーズから国際ニュースを深堀りする本連載。今回のキーワードは「swasticar(スワスティカー)」だ。 辞書には載っていない。「swastika(鉤十字)」をもじって、最近、誰かがテスラの電気自動車(EV)に与えた造語だ。テスラの車は、ナチスのシンボルである鉤十字(ハーケンクロイツ)の車だ、と。 この「swasticar」は瞬く間に世界に広がり、テスラ不買運動の象徴となった。全米で少なくとも数十ヵ所のテスラ販売店前で抗議活動が繰り広げられた。ネット上ではテスラ所有者たちがテスラ車を手放したり他社のEVに乗

2024年も、社会や時代に大きな影響を与えた、各界を代表する人たちが多く亡くなりました。 多様なメディアを通じて、私たちに語りかけ、それぞれの時代をつくってきた人たち。その功績を、時流や世相とともに振り返ります。 ●それぞれの方の写真をタップすると記事に進みます。画像の中に再生マークがある場合は、過去のNHKの番組でお伝えした動画をご覧になれます。 (2024年に入り死去が明らかになった方も含みます。写真と小見出しは敬称略) 著名人の肖像など時代を象徴する人物を撮り続けてきた写真家の篠山紀信(しのやま・きしん)さんが1月4日、老衰のため亡くなりました。83歳でした。 篠山紀信さんは東京都出身で、日本大学芸術学部の写真学科に在学中に広告制作会社に入社して広告写真を撮影し、その後、フリーのカメラマンとして活動を始めました。 歌手の山口百恵さんや、ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさんの写真、それ

第2次世界大戦時代の爆撃機「ホルテンHo229」の実物大の複製。この複製を製造したのは世界トップクラスのステルス爆撃機の専門家たちだ。 ノースロップ・グラマン社の復元プロジェクトチームは、この複製を用いて、“ヒットラーのステルス爆撃機”が第2次世界大戦時代のレーダーに対して、本当にステルス性能を持っていたのか調査した。その結果、実際にレーダー回避能力を持っていることが判明した。ただし、設計者にその意図があったのか偶然なのかは、謎として残っている。 Photograph by Linda Reynolds/Flying Wing Films 忘れ去られていたナチスドイツの先進的な戦闘爆撃機が、現代のステルス爆撃機の専門家たちの手により復元された。第2次世界大戦当時、ドイツの科学力は未来的な戦闘爆撃機「ホルテンHo229」を生み出したが、実戦配備には間に合わず、量産にまでは至らなかった。 今回

ロシアのプーチン政権への批判を続け、刑務所に収監されていたナワリヌイ氏について、関係当局は16日、「散歩のあと気分が悪くなり、医師が蘇生措置を行ったものの死亡が確認された」と発表しました。 47歳でした。 ナワリヌイ氏は2020年、政権側の関与が疑われる毒殺未遂事件の被害を受けたあと、過去の経済事件を理由に逮捕され、北極圏にあるロシア北部のヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所に収監されていました。ロシアでは来月、大統領選挙が行われ、プーチン大統領も立候補していますが、ナワリヌイ氏は支援団体を通じて、プーチン氏以外の候補者に投票するよう呼びかけるなど、収監後も反政権の活動を続けていました。 これを受けて、アメリカのバイデン大統領は「プーチンに責任がある」と述べて厳しく非難するなど、欧米各国などから批判の声が強まっています。 また、世界各地ではナワリヌイ氏を追悼するとともに、プーチン大統領に抗議す

岩波書店 @Iwanamishoten 【今月のブックレット】「ナチスは良いこともした」との言説は、定期的に議論の的になり続けています。アウトバーン建設、福祉政策――ナチスの功績とされがちな事象をとりあげ、事実性や文脈を検証します。 小野寺拓也・田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』☞ iwnm.jp/271080 pic.twitter.com/GipJ3aMbOJ2023-07-05 12:00:19 岩波書店 @Iwanamishoten ブックレット『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也・田野大輔)の見本が届きました! たっぷりの図版にブックガイドもついた、「まずはここから」にふさわしい1冊になりました。 7月5日刊行予定です。只今ご予約受付中。☞ iwnm.jp/271080 pic.twitter.com/eJVcpzbWpZ2023-06-29

ドイツの複数のメディアは、ドイツ政府がウクライナに対してドイツ製の戦車「レオパルト2」を供与する方針を固めたと一斉に伝えました。「レオパルト2」を保有している国が、ウクライナへ供与することも認める方針だとも伝えています。ドイツのDPA通信や有力誌シュピーゲルなど複数のメディアは、24日、ドイツ政府が、ウクライナにドイツ製の戦車「レオパルト2」を供与する方針を固めたと一斉に伝えました。 「レオパルト2」は攻撃能力が高く、世界で最も優れた戦車の1つとして、ヨーロッパ各国が保有していて、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナが供与を求めています。ドイツ政府は、今月20日にドイツで開かれた欧米各国がウクライナへの軍事支援について話し合う会合で供与の判断をせずその対応が焦点となっていました。 また、24日には、ポーランドが、自国が保有する「レオパルト2」をウクライナに供与するための許可を正式にドイツ

中国の新疆ウイグル自治区で、少数民族のウイグル族の人たちが多数収容されているとされる施設についての資料が流出し、中国政府は「反中勢力による中傷だ」などと反発していますが、中国の人権状況に対する国際社会の懸念がさらに高まりそうです。 この資料は、アメリカ在住のドイツ人研究者、エイドリアン・ゼンツ博士が入手したもので、匿名の情報提供者が当局のデータベースをハッキングして流出したものだとしています。 主に2017年から18年のものとされ、ウイグル族の人たちが多数収容されているとされる「再教育施設」の内部とみられる写真や収容された人たちのリスト、共産党幹部の発言内容などが含まれています。 この中には、当時、自治区のトップを務めていた陳全国書記の発言の記録とされるものもあり「誰も厳重な施設を出ることはできない。逃げようとする者には果断に発砲せよ」と述べたとされています。 こうした資料について、中国外

ロシアのプーチン大統領は8日、第2次大戦で当時のソ連がナチス・ドイツの侵略に打ち勝ったことを祝う9日の対ドイツ戦勝記念日を前に旧ソ連諸国の首脳や国民にメッセージを送り、「人々に戦争の災禍をもたらしたナチズムの復活を許さないことが共通の義務だ」と強調した。ロシア大統領府が発表した。 【写真】「パレードは黒海の海底で」ロシア艦隊の揚陸艇を破壊とウクライナ 2月にウクライナ侵攻に踏み切ったロシアは、ゼレンスキー政権を「反ロシアのネオナチ政権」と非難し、東部の親ロ派実効支配地域の住民保護が侵攻の目的としている。戦勝記念日を機会にナチズム再興阻止を訴えることで、軍事作戦を正当化する狙いもあるとみられる。

様々な分野でロシアに制裁が行われている。 工作機械はこれまでも、安全保障貿易管理のトップスターだった。 これからもそうだ。 ↓これは戦闘機のエンジンだけどこういうのを作るには工作機械が必要だ。ロシアの工作機械の現状がどうか、ちょい探りを入れた。 っで、ロシアの軍事産業はだんだんしおれていくんじゃねって思った。 某先進国メーカー製工作機械で航空部品加工中↓(これは民間機ね) 工作機械は、2014年以降、様々な段階を経て制裁が強化されてきた。ロシア向けには、年々販売が困難になっていたが、戦争で完全に無理になった。 細かいことを言うと、仕向け先であったり、製品のレベルであったりで温度差はあった。 しかし、現状、日本が得意としてきた高性能の工作機械は一切輸出不可だ。 この輸出不可には、部品の輸出やサービスマンによるアフターサービスも含む。 ヨーロッパのスーパー親露国ドイツも、さすがに今回は同様

17日、ベルリンのドイツ連邦議会(下院)でビデオ演説に臨むウクライナのゼレンスキー大統領(AFP時事) 【ベルリン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、ドイツ連邦議会(下院)でビデオ演説した。 【図解】地図で見るウクライナ情勢 ~近隣国に逃れたウクライナ難民の数~ 支援に謝意を示す一方、ドイツはロシアとの経済関係を深めて戦費を稼がせた上、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟などの要望をはぐらかし、ウクライナと欧州の間に「新たな壁」をつくることに加担してきたと批判した。 ゼレンスキー氏は、ドイツが計画凍結を余儀なくされたロシアからの天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」について、以前からドイツに「戦争への準備だと警告してきたが、受け取った答えは経済的な計画だということだった。経済、経済、経済だ」と、ドイツが土壇場まで計画を維持したことを糾弾した。 その上で「今、ベルリンの

ドイツのショルツ首相は22日、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部の親ロシア派が事実上、支配している地域の独立を一方的に承認したことを受けて、ロシア産の天然ガスをドイツに送る新たなパイプライン「ノルドストリーム2」の稼働に向けた手続きを停止する考えを示しました。 ショルツ首相は記者会見で、ウクライナ情勢について「状況は根本的に変わった」と指摘し、稼働に必要な手続きを停止するよう担当部局に指示したことでパイプラインは稼働できなくなると説明しました。 「ノルドストリーム2」をめぐってはウクライナ情勢が緊迫する中で、アメリカがロシアに対する制裁として稼働の停止を繰り返し強調し、ロシアとの経済的な結びつきの強いドイツの対応が問われていました。

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