日々忙しい経営者は「経営の勉強をやらなければ」と思いながらも後回しにしたり、「経営の勉強を始めたが、途中で挫折した」という方も多くいらっしゃいます。 忙しい経営者が「経営の勉強」に貴重な時間を割くべきなのでしょうか? 1-1. 経営の成功は「仮説力」で決まる 経営者は「経営の成功」を目指して経営していきます。 では、「経営の成功」に最も必要な力は何か? それは「仮説力」です。 「仮説力」の高い経営者は、未来予測の精度が高いということ。予測した通りの未来が実現する確率が高いので、ムダのない的確な経営判断ができ、経営資源を効率よく活用して、最短距離で成功に近づいていきます。 経営が成功するかどうかは、経営者の「仮説力」にかかっています。 また、経営において「これさえすれば、誰でも必ず経営が成功する」という魔法のノウハウはありません。 各社が置かれた環境や状況に応じて、必要な経営知識を学び、実践
目次[非表示] 1.経営の勉強の初心者は学ぶ順番に気を付けよう1.1.学びやすいテーマから学習を始める1.2.財務・会計はつまずきやすい1.3.経営を勉強するには時間が掛かる2.経営の勉強で初心者が最初に身に付けておきたい基礎知識2.1.経営戦略とマーケティングの基本2.2.財務・会計の基本と数字の読み方2.3.組織マネジメントとリーダーシップ2.4.業務改善と生産性向上の考え方3.初心者から始める経営の勉強の進め方3.1.研修(オンライン・対面)の機会を設定する3.2.初心者は学ぶ場・時間を強制的に設けておく3.3.研修の前後eラーニングを活用する3.4.課題として書籍を活用する4.経営の勉強の初心者はアウトプット学習を重視4.1.理解度クイズで理解度を図る4.2.ケース討議やディスカッションを行う4.3.実際に手を動かして財務分析など計算をする4.4.経営シミュレーションで実践してみる

それでも結果的には、そこからわずか20年ほどで世界第2位の経済大国にまで成長します。1人当たりGDPまで考慮すれば、80年代には、日本は世界で最も豊かな国といえるほどになりました。 戦後日本の急成長を支えたのは国民の脳みそだけでした。国土から石油は出なくても、日本人は1億個の脳みそから価値を生み出していたわけです。そして、この状況を作り出した要因の1つが、筆者が「価値創造の民主化」と呼ぶ経営思想でした。 昭和の日本を代表する企業の経営手法には不思議なほど共通点があります。具体的には温情主義経営、経営家族主義、トヨタ生産方式、ワイガヤ、日本的品質管理、アメーバ経営、QCサークル活動、改善活動、三方よし経営…。 これらには「価値創造の民主化」と表現できる共通の思想が見え隠れするのです。ただし、あくまでこれは理念であって完璧に実現できた会社は存在しないことに留意が必要です。

従業員「退職」で倒産、2024年は87件 過去最多を大幅更新 「賃上げ」できない中小企業の淘汰、2025年に加速する可能性高まる 株式会社帝国データバンクは、人手不足による倒産のうち「従業員の退職を要因とした人手不足(従業員退職型)」の倒産発生状況について調査・分析を行った。 <調査結果(要旨)>人手不足が深刻化するなか、2024年には従業員の退職が原因で経営破たんする「従業員退職型」の倒産が過去最多の87件に達した。特にIT産業や老人福祉施設をはじめとするサービス業、建設業など、人材の定着率に課題を持つ業種で多かった。労働者の賃上げ要求が高まる一方で、収益力が乏しい中小企業では、待遇改善ができずに人材が流出する「賃上げ難倒産」が2025年に増加する可能性が高まっている。 集計期間:2024年12月31日まで 集計対象:負債1000万円以上・法的整理による倒産 従業員の「転退職」で倒産、
Masato Morishima / チューリング株式会社CFO @MasatoMorishimaイーロン・マスクさんが複数社経営しつつ、なぜこんなに生産性が高いのかに関する面白い話。 実は彼は予想に反してほとんどの業務は権限委譲していて、彼がやるのは毎週1つだけ。 「今この会社で最も重要なボトルネック・課題は何か?」を見つけ、その解決のためだけに週のほとんどの時間を費やすらしい。 しかもその際には、現場の製造ラインのオペレーターやソフトウェアエンジニアなど実際にそのタスクに関わっている人たちのレベルまで下りていき、現場の人たちと一緒に課題に取り組み解決するまでやりきる。 そうすることで、年に52個のその会社にとって最も重要な問題を解決し、それにより会社を大きく前進させるらしい。起業家レベル99。これはチューリングでもやっていきたい。 How Elon Musk Gets So Muc

レンタルビデオ店で知られる「GEO」の運営会社が急成長を続けている。リユース事業を担う傘下の古着店「セカンドストリート」が好調で、海外での店舗拡大を急ピッチで進めている。成長の理由はどこにあるのか。ライターの宮﨑まきこさんがアメリカ・ロサンゼルスで取材した――。 ゲオ傘下の「セカンドストリート」が急成長している 「ロサンゼルスやニューヨークで、古着のセカンドストリートが大人気らしい」そう聞いたとき、失礼ながら「あのセカストが?」と思った。 セカンドストリートといえば、自宅から車で10分のバイパス沿いにある、排気ガスで少しかすんだ白と赤の看板が思い浮かぶ。いい服を安く買える我ら庶民の強い味方ではあるが、「おしゃれ」や「流行最先端」というイメージはない。 一方、ニューヨークやロサンゼルスといえば、多くのセレブリティやインフルエンサーが暮らす、世界のファッション最先端の街。まずはイメージのギャッ

会社が大荒れ。上層部が行った臨時昇給がその原因。一般的にポジティブなイメージのある昇給イベントで地獄になるのはめずらしいことである。説明しよう。当社は特に現場において人材不足状況が問題になっている。会社上層部は、人材流出阻止のため「ギリギリの経営判断で現場の皆様の昇給を決定いたしました」と社内メッセージを送り、現場社員を対象に臨時昇給を突如実施した。典型的なトップダウンである。 ところが昇給額が一律月2000円。しょぼすぎ。それを知った現場社員から「ギリギリに切り詰めて2000円なのか?」「2000円しょぼすぎないか?」「バカにされている気がする」など、絶望感が強まり、流出ムードが加速してしまった。最悪の結果だ。 僕ら部長クラスは、このトップダウン決定を事後に知らされた。事前に知っていたら、現場の反応と絶望を正確に予測できたし、昇給額が2000円ということもなかったし、最低でも「ギリギリの
ピーター・F・ドラッカーの著作の中でも、最も広く長く読み継がれてきた名著『経営者の条件』。タイトルには経営者とあるが、この本は「経営者にとって役立つ」だけの本ではない。それこそ普通のビジネスパーソンはもちろん、アーティスト、クリエイター、アスリート、学生、さらには家庭人としても多くの示唆をもらえる一冊なのだ。ドラッカーの入門編としても、ぴったりだ。さて、ドラッカーが教える「成果をあげるための考え方」とは?(文/上阪徹) 成果をあげる者は時間からスタートする 成果を出したい人、自らを成長させたい人、習慣を変えたい人、自分の強みを活かしたい人……。いろいろな人に、成果をあげるための多くの学びが得られるはずである。ドラッカーの『経営者の条件』は、経営者のためだけの本ではないからだ。 原題は『The Effective Executive』。本書でドラッカーは、知識の時代においては一人ひとりがエグ

富士通がついにメインフレーム事業からの撤退を発表。現在、同社のメインフレームを利用している企業に激震が走っている。しかし、レガシーシステムを刷新するには、単に新たなシステムを入れればいいというわけではなく、さらに2026年までに約半数の企業が刷新を諦めるという予測もある。特集『企業・銀行・官公庁・ITベンダー・コンサルが大騒ぎ! ヤバいDX2023』(全13回)の#1では、レガシーシステムの大問題と、その「引っ越し需要」に群がるITベンダーやコンサルの思惑に迫る。(ダイヤモンド編集部 鈴木洋子) 「22年連続トップシェア企業」が 事業から撤退する超衝撃富士通の顧客にとっては、ある意味「斬首」されるのに近い衝撃だったかもしれない。2022年2月、富士通はメインフレーム(大型汎用コンピューター)の生産を30年で終了し、サポートも35年で終えることを発表した。「21年まで22年連続国内市場

リストラを礼賛する経営者たち──魅惑の「雇用の流動性」は何を引き起こすのか:河合薫の「社会を蝕む“ジジイの壁”」(1/5 ページ) 以下は、ある企業の執行役員の人が教えてくれた、社員に希望退職を促す“手口”です。 ターゲットを絞って、圧迫面接を繰り返して、じわじわ追い詰めるんです。あまりやりすぎるとパワハラになってしまうから気を付けなきゃいけないんですけど、会社側もわりと強気で。多分、以前より転職しやすくなったとか、日本型雇用はもたないという意見が増えてるからだと思います。 僕は圧力をかける方なんで、正直しんどいですよ。圧力かければかけるほど相手は意固地になる。根比べです。人事には数値目標が与えられるので、仕事なんだと自分に言い聞かせてますけど「俺、何やってんだろう」と思うことは正直あります。社員に「お引き取り願いたい」と迫るのが、自分の仕事っていうのもむなしくなることもありますけど、会社

※フェイクや数字のボカしを多少入れてるので注意。自分たちが今私みたいな中小企業経営者だったらどうするか想像しながら読んでほしい 私は年商数億・利益数千万・社員20~30人の中小企業を経営してる。業態は身バレのために言わないが原価のかかるものを販売してる。 昨今のインフレの話もあり賃上げを検討してるのだがどうしても踏み出せない。 その一番の理由は人件費が完全に固定費だから。 利益というものは季節変動や原価率の変動によく振り回される。最近では月単位で赤字に落ちる月もあった。 そんな中、日本では驚くほど人を辞めさせるのが大変だ。退職金を積んだとしても常に訴訟リスクがつきまとう。 正社員の減給もかなり骨が折れる。 そのため社員の人件費は一度積んだら下げられない、辞めさせられない。 私の会社では人手が必要な際は派遣や業務委託を駆使するようにしてる。 販売戦略計画のようなレベルの高い業務にもプロのフリ

オンキヨーホームエンターテイメントが5月13日に大阪地方裁判所から破産手続き開始決定を受けました。負債総額は31億円です。 オンキヨーといえば、日本を代表するオーディオメーカー。現在のパナソニックである松下電器産業の技術者が独立して立ち上げた会社で、音質やデザイン性には定評がありました。小型かつ高級仕様のINTECシリーズは「ハイコンポ」と呼ばれてオーディオブームをけん引したモデルの1つです。 オンキヨーはなぜ倒産したのか。それは「迷走したから」の一言に尽きます。 オーディオ機器が売れなくなったのは本当か? オンキヨーの倒産についてよく語られるのが、消費者の音楽の聴き方の変化に対応できなかったというもの。確かに、プリアンプとパワーアンプ、巨大なスピーカーの前にソファを置き、音楽を聴くというスタイルは古くなりました。スマートフォンやPCに音楽配信サービスを入れ、どこでも気軽に音楽を楽しむスタ

J1 (21,123) 鹿島 (1,466) 浦和 (1,924) 柏 (1,357) F東京 (1,719) 東京V (1,147) 町田 (732) 川崎F (1,459)横浜FM (1,647)横浜FC (818) 湘南 (1,048) 新潟 (1,164) 清水 (1,307) 名古屋 (1,459) 京都 (1,049) G大阪 (1,569) C大阪 (1,692) 神戸 (1,440) 岡山 (803) 広島 (1,623) 福岡 (1,223) J2 (13,233) 札幌 (1,187) 仙台 (1,260) 秋田 (283) 山形 (904) いわき (144) 水戸 (880) 千葉 (1,098) 大宮 (1,020) 甲府 (1,014) 富山 (212) 磐田 (1,171) 藤枝 (168) 山口 (550) 徳島 (864) 愛媛 (644) 今治 (1

ストレートエッジの三木です。本日は自分が携わり、ちょうど一年前、2020年8月にサービスをクローズした『LINEノベル』について回顧したいと思います。 ■まえがき かなり長文ですので、小タイトルを見て興味のある部分だけを選んでお読みください。それ以外は読み飛ばし推奨です。 ■はじめに ~出版業界を取り巻く環境~ 僕は数年前から、ずっと新たな“出版のカタチ”とは何かを考えていました。 ここ20年にわたり、出版業界の全体の売り上げは減少の一途をたどっています。最盛期である1990年前半には2兆6千億円であった市場規模も、現在は1兆6千億円と四割の大幅減衰をしています。昨今は、一部コミックスの爆発的ヒットや巣篭もり需要などもあり、電子書籍売上は3900億円と伸長していますが、市場全体の減少を支えきれてはいません。 そこへ、昨年の新型コロナウィルス感染拡大と未曾有の災害が起き、出版業界はさらに窮

単純に仕事の用事なのですが、俗に言う経営層と言える立場の方々にヒアリングする機会が増えたことで、とあるセリフを頻繁に耳にするようになりました。 「事業の話ができるエンジニアがいないんだよね。本当に困りますよ」です。 これは僕が事業の話をできるとかそういうことを言いたいのではなくて、各社の経営層の切実な想いであり1つや2つの組織で聞いた発言ではなく、あらゆる組織で耳にする強烈なペインであると言いたいんです。本当に、文字通り、全ての組織でこの発言を聞きました。 僕個人としては、「え?そうなんですか?結構いると思いますが」って当初反応してたんですよね。何故なら、自分の周りには幸い「技術にだけ興味があるエンジニア」が少ないからでして、彼らがそこまでの切実さで何を求めているのかはっきりとわかっていませんでした。ただ、僕も諸事情あって彼らと似たような視点を持たなければいけない状況になり、この発言の理

「洋服の青山」を展開する紳士服大手の「青山商事」は、グループ会社が日本で手がけるアメリカのファッションブランドの事業に伴う損失を計上することなどから、今年度の業績見通しを下方修正し、最終損益が創業以来初めての赤字になる見通しを明らかにしました。 これに伴って青山商事は今年度の業績見通しを下方修正し、最終損益が20億円の赤字になる見通しを発表しました。 青山商事が最終赤字に転落するのは1964年の創業以来初めてです。 またことし9月までの中間決算では、グループ全体の売り上げが1018億8200万円で、前の年の同じ時期を3.1%下回っています。 会見した青山商事の山根康一常務執行役員は「紳士服などビジネスウェアの事業自体も厳しい状況だ。大幅な値引きなど価格で競争していたこれまでのビジネスを転換し、客のニーズに寄り添ったビジネスに変えていきたい」と述べました。

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