読書の秋です。東芝の問題とか、企業会計に関する問題が絶えない昨今ですが、意外に体系的に会計を学ぶ機会は少ないのではないでしょうか。 今回は、現代のビジネスマンに必須の「会計力」を鍛えるためにおすすめの書籍についてまとめてみたいと思います。 こちらを読んでぜひ、この秋に会計力を鍛えてみませんか? MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣 「この本を読むと、決算がドラマになる」(ひふみ投信ファンドマネジャー 藤野英人氏) 決算が読めるようになるノートを日々更新されているシバタナオキさんが出された新刊です。決算が読めるようになると、企業の戦略やストーリーが見えてくる……というのを主眼に、例えばFintechビジネスの決算、ECビジネスの決算、楽天のM&Aビジネスは今後どうなるのか……などなど、最新のトピックについてかなり面白く紹介しています。「会計ってこんなに面白かったんだ!」ということを改

第1回のコラムでは会計の全体像を説明しましたが、第2回のこのコラムでは「そもそもPL・BSといった表はなぜ必要なのか」、「なぜ収支計算書だけではダメなのか」について説明します。 なぜ収支計算書だけではダメなのか 収支計算書は現金の出入りをあらわす表ですからとてもわかり易いものです。しかし、何年にも渡って使用する設備や、何年にも渡って返済する借金がある場合、収支計算書にはどう記載されるでしょうか。 例えば、5年ローンで200万円の借金をして、そのお金で200万円の自動車を買った場合、収支計算書では200万円の借金が収入として入ってきて、200万円の自動車代金の支払いが支出として出て行ったと記載されます。 借金をして自動車を買ったときの収支計算書はこれでいいですが、その次の年以降の収支計算書はどうなるでしょう。話を簡単にするため借金の利息は考えないとにしましょう。5年ローンですから1年間に40

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