コードバンオーセンティック GANZOの考える、ミニマリズム。 2020.10.16 Post Roppongi いつもGANZOブログをご覧いただきありがとうございます。 今回は国産コードバンの新シリーズ、「コードバンオーセンティック」についてです。 GANZOで使用している、「国産コードバン」。この革は、兵庫県姫路市にあります「新喜皮革」のものを使用しております。こちらの会社は、1951年創業。国内では老舗のタンナーさんです。 こちらではヨーロッパから仕入れた、「コードバン」と「ホースハイド」をメインに鞣しております。 染色は、千葉県柏市にあります、「レーデルオガワ」。グレージングに関しては世界でも1、2を争うと言われている有名なフィニッシャーです。 こちらの商品は、「アニリン仕上げ」という、水生染料を使用して革の片側だけを染める「丘染め」という手法で作られております。これを施すことで
The Warmthcrafts-Manufacture -ジ ウォームスクラフツ-マニュファクチャー(以下TWCM)は、生産をすべて日本国内で行い、ホースレザーを用いた鞄・財布・小物・アクセサリー・ガーメントを展開するブランドです。 新喜皮革(兵庫・姫路)との運命的な出会いから、コードバン・ホースハイドをメイン素材に用いたコレクションを次々に発表しています。 BRAND CONCEPT about TWCM ブランドのメインコンセプトは温故知新・・「故きを温ねて、新しきを知れば, 以って師と為るべし」です。 特に「故き(ふるき)」についての意は懐古主義や他者のコピーを指すものではなく、コードバンを約60年以上に渡り生産してきた新喜皮革の精神性や工夫、思いやりを指し、長年の高い製革クオリティーから培ったアイデンティティと様式美を兼ね備えたハイセンスなデザインを基に、新喜皮革からの一気通貫で
ホーウィン社はアメリカ・イリノイ州シカゴに1905年に設立されたタンナー(皮革製造業者)です。現在、皮革製造業界で主流になっている短期間・大量生産の革作りに逆行するような、伝統的な材料と製法を用い、時間と手間をかけて高品質な皮革を生み出し続ける世界的に有名な会社です。 そんなホーウィン社と言えば、第一に思い浮かぶのはシェルコードバンではないでしょうか。 一般的にコードバンとは、農耕馬の臀部(お尻)に存在する繊維の密度が極めて高いコードバン層を削り出して鞣した革を指しますが、「シェルコードバン」はホーウィン社が商標登録しています。いくつもの工程と約6か月という長い期間を経て、シェルコードバンは製造されます。 2度に渡る植物性タンニン溶液での鞣しや、オリジナルブレンドのオイルとワックスによる加脂、手作業での複数回に渡る染色、革の繊維を寝かせるグレージング、その他にも熟練の職人の手により一つ一つ
2024年7月1日(月)よりキプリスが約10%、7月16日(火)からココマイスターが2〜10%の値上げが発表されました。どちらもかなりの割合の商品が値上げになります。購入を検討されている方は6月中の購入をおすすめします。 キプリスの公式ホームページで確認してみる 美しいエイジングと高い耐久性。 このどちらも両立した名刺入れが欲しいと思ったことはありませんか? キプリスのコードバン&バケッタレザー名刺入れは、外装には日本製の最高級コードバンを採用し、内装にはイタリア製のバケッタレザー(ヴァケッタレザー)を使用しています。 このコードバンとバケッタレザーはともに美しいエイジングと耐久性をもっています。 エイジングしたバケッタレザー 今回は美しく変化するエイジングと日々の使用に耐える堅牢な作りなど、 コードバン&バケッタレザー名刺入れの3つの魅力を徹底検証します。 美しいバケッタレザーを作り続け
皮(skin) 動物の皮を塩漬けや酸化防止のための添加物で処理し、乾燥させたもの。 革(leather) 皮を鞣し(なめし)加工をしたもの。 より柔らかく耐久性が高く、風合いのある素材に仕上げられている。 革靴・革製品に主に使用されている。 全国には300余りものタンナーがあるのだとか。 もちろんタンナーは日本だけでなく、海外にも数多く存在します。 その各タンナーによっても得意な鞣し方法があります。 それも革の面白い点の1つですね! これぞ革の醍醐味とも言えるくらいです。 02|革の聖地 兵庫県姫路市 そもそも革って主にどこで作られているか、ご存知ですか? よく栃木レザーは耳にしたことがある方はいるのかも。 僕は昔、栃木レザーはよく耳にしていたので栃木が有名だと思ってました。 実は日本の牛革生産の約7割は兵庫県なんです!!! なので7割は姫路レザーなんですね〜! 僕が住んでいる岡山からは車
【本ページはプロモーションが含まれています】 革好きな人であれば、一度は持ってみたいと思うのが「コードバン」の革製品。「革のダイヤモンド」「キング・オブ・レザー」と称される革なので、素材が持つ美しさは他の比較と比べても別格です。今回は、日本製コードバンを生み出している老舗タンナー「新喜皮革」のコードバンを使用して革財布を製造している国内ブランド10社を紹介していきます。 この記事を読むとこんなことが分かります。 新喜皮革とは? 出典:新喜皮革公式サイト 江戸時代前期から皮革産業地区として栄えていた姫路にある新喜皮革。1951年に創業し、1970年代半ばから本格的にコードバン作りに取り組んでいる馬革専業のタンナー(皮革製造工場)が「新喜皮革」です。 新喜皮革では、ヨーロッパから原皮を仕入れ、「コードバン」と「ホースハイド」の鞣しから仕上げまでの工程を一貫生産しています。 近年は、イタリアや香
コードバンを製造する業者は、世界的に少ないです。 しかし、製造業者によって革の風合いや色味はそれぞれ大きく変わります! そこで今回は、製造業者の特徴を、コードバンの専門店である塩原レザーの塩原朋和が詳しく解説します。 この記事を最後までご覧いただきますと、以下の内容が分かります。 コードバンを製造するタンナー ホーウィン社 新喜皮革社 レーデルオガワ社 宮内産業 ロカド社 クレイトン社 はじめて当サイトへお越しいただいた方もいらっしゃると思います。本題に入る前に、この記事を書いている塩原レザーについて簡単にご紹介をさせていただければと思います。 2008年にブライドルレザーの専門店として塩原レザーは創業しました。 2016年からはコードバンを定番素材に加え、ブライドルレザーとコードバンの専門店として運営しております! コードバンもブライドルレザーも、製造をする業者や仕上げ方法によっても風
コードバンという革に興味がある方でしたら、一度は「HORWEEN」というは名前を聞いたことがあるのではないでしょうか! しかし、これからコードバン製品をご使用いただく方の中には、はじめて聞く方もいるかもしれません。 ということで、今回は世界中に愛好家がいる「ホーウィン社」について、コードバン専門店である塩原レザーの塩原朋和が詳しく紹介したいと思います! この特集記事を最後までご覧いただきますと、以下の内容が分かります。 ホーウィン社とは ホーウィン社が製造する革 ホーウィン社のコードバンの特徴とは ホーウィン社の様々なコードバン コードバンのカラーサンプル はじめて当サイトへお越しいただいた方もいると思います。本題に入る前に、この記事を書いている塩原レザーについて簡単にご紹介をさせていただければと思います。 2008年にブライドルレザーの専門店として塩原レザーは創業しました。 2016年
CORDVAN・・・ORIGINAL / OILED 近年の馬原皮価格の高騰から安定供給の難しさ、生産のための高価な設備、他の皮革と比べ生産期間が非常にかかることなどの供給生産リスクが大きく、世界でも馬革だけを一貫生産し、かつコードバン製革ができるのは新喜皮革のみとなりました。 創業以来新喜皮革では 40年以上にわたる研究と技術の研鑽から世界に誇る新喜皮革謹製コードバンの生産に成功し安定供給を続けています。 新喜皮革謹製コードバンは、ヨーロッパから海路輸送され、長期間の熟成期間やなめし期間を経て、馬の臀部にしか存在しない緻密な繊維層を裏側から削りだし、再び熟成と乾燥等で手間暇をかけて、計10か月を掛け仕上げた馬革です。 別名「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」とも呼ばれ、独特の光沢感と重厚な質感はその名にふさわしいものです。 新喜皮革でプロパー展開するコードバンはオリジナルコードバンと
ホーウィン社と、新喜皮革社は、上質なコードバンを作るタンナーです。 では、どちらのコードバンが良いのか? これは、判断が難しい。まったく違うからです。 そこで本ページでは、両社のコードバン製品を30以上使ってきたコードバンマニアの視点で、それぞれの特徴、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。 ホーウィン社と新喜皮革、どちらのコードバンを手に入れるのが正解なのか。決着をつけましょう。 =>コードバン財布の選び方 =>コードバンベルトの選び方 コードバンについて本ページでは「コードバンの特徴」は解説しません。詳細に知りたい方は、以下のページをご覧ください。 =>コードバンとはどういった皮革なのか。そのメリット・デメリットに鋭く迫る 世界最高品質のコードバンを作るタンナー ホーウィン社と新喜皮革、両社のコードバンついて解説します。 ホーウィン社について ホーウィン社(Horween L
今朝は気温がぐっと下がりました。この時期に気温が下がると、中学時代の文化祭を思い出します。中学校の文化祭は10月末。準備から本番までの間に、少しずつ気温が下がり冬が近づいてくる。この感覚が好きでした。文化祭そのものというよりは、文化祭本番に向かう流れと季節の移り変わりの重なり方が好きだったのだと思います。 そんな肌寒い曇り空ではありましたが、店内の窓からは何とか薄日が差し込んでいたので午前中のうちに革の撮影をしました。 今回はコンチェリア800(イタリアのタンナーです)のBELUGAをご紹介します。 型押しの革ですので、表面には凹凸があります。オーダーシューズでお選びいただける色は黒、茶、紺の3色です。 色と表面の質感です。 こちらは黒。 茶色はほどほどの赤味があります。 紺は丁度良い青さだと思っています。 BELUGAは柔らかさにも注目していただきたい革です。靴に仕立てた際には、その柔ら
現在では幻の革とされ、手にすることはおろか現物を目にすることも困難を極めると言われているロシアンカーフ【RUSSIAN CALF】。この幻の革を、英国の老舗タンナー「J.& F.J.Baker & Co.Ltd」(以下ベイカー社)が可能な限り忠実に復刻した革が「ベイカーズ・ロシアンカーフ」です。広大な白樺の森を持つロシアでしか作られていなかったロシアンカーフ【RUSSIAN CALF】は、18世紀の帝政ロシアの時代よりロシアの重要な輸出品として西欧諸国に輸出されていた高級革です。 About RUSSIAN CALFロシアンカーフについて 「*ロシアンカーフ」とは、革に興味がある人であれば一度は耳にした事があるであろう、現在では幻の革とされる希少革のことです。それを英国の老舗タンナー「J.& F.J.Baker & Co.Ltd」(以下ベイカー社)が研究に研究を重ね、可能な限り忠実に復刻し
ワニ革を始めとした爬虫類革は、「エキゾチックレザー」とも呼ばれる。今回訪れた藤豊工業所は、エキゾチックレザーの専門タンナー。 ワニ革をなめすことができるのは、世界でも20数社、日本では6社しかないといわれる。そんな希少なワニ革をなめす工程を見学させてもらうとともに、工房で実際の製品になった姿も見せてもらった。革の王様ともいわれるワニ革を中心に、未知なるエキゾチックレザーの世界を取り上げる。 ワニ革の生産で知られる世界のトップメーカーは、シンガポールにあるヘンロン社(Heng Long)。ルイヴィトンなど、世界のトップブランドが利用する最高級のワニ革をなめすタンナーだ。 東京都墨田区にあるエキゾチックレザーの専門タンナーである藤豊工業所は、実はへンロン社と同じ起源を持っているという。専務の藤城耕一さんは、次のように話す。 「シンガポールでヘンロン社がワニ革の製造を始めるとき、日本の技術者が入
動物の皮をくさらない革へと変化させる「なめし」の主流は、化学薬品を使って短時間で仕上げる「クロムなめし」。世の流れに逆らうように、天然由来のタンニンを使い、じっくり時間をかける「植物タンニンなめし」にこだわるのが、今回訪れた栃木レザーだ。 完成まで、全20~25工程、実に6カ月もの期間を要する。伝統的な植物タンニンなめしの製造工程の中に、革新を生み出す、職人の心意気と革づくりの真髄を見た。 牛からはいだ原皮が、貯蔵庫には、うずたかくつまれていた。まだ毛や脂肪がつく原皮は、独特の匂いを発する。たとえるなら、もつ鍋のモツの脂に、獣臭をブレンドしたような匂いだ。そこには、まぎれもなく生命の痕跡があり、革の原点には命があることに気づかされる。 その隣にある作業場に移動し、この原皮を洗い、半分にカットするまでの流れを追った。職人が、原皮を、水洗いのためにドラムの中に入れていく。一枚皮は、持ちにくく、
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