世界的な音楽家でがんの治療を続けている坂本龍一さんが新たに収録した演奏をオンラインのコンサートとして配信することとなり、坂本さんが今の状況などを語ったメッセージが公開されました。 坂本龍一さんは数々の名曲を生み出してきた世界的な音楽家で、がんの治療を行いながら音楽活動を続けています。 坂本さんがこの秋、収録したピアノ演奏の映像が今月、オンラインのコンサートとして配信されるのを前に、7日、坂本さんのメッセージが公開されました。 メッセージではピアノの横に座った坂本さんが「2020年6月にがんであることが分かりましてですね。それ以来、あまり表立った活動はしていなくて、現在も治療を続けています」と今の状況を話しました。 そのうえで「かなり体力も落ちてしまって1時間とか1時間半の通常のコンサートはもう難しいんですよね。なので今回は、一曲ずつ撮影してそれを編集してひとつながりのコンサートのようにして

音楽家の坂本龍一(70)が、直腸ガンおよび転移巣の手術を受けたことを発表したのは、昨年1月のことだった。2014年に患った中咽頭ガンはその時点で寛解していたが、2020年に新たにガンが発見されたのだという。もっとも当時のコメントには「すばらしい先生方との出会いもあり、無事手術を終えて現在は治療に励んでいます」とあり、さらに「治療を受けながら出来る範囲で仕事を続けていくつもりです」と仕事への前向きな姿勢を示していた。多くのファンは心配しつつも、安堵したことだろう。 しかし、実際の病状は、こうした前向きなコメントからは想像できないほど深刻なものだったようだ。診察した医師の口からは「余命半年」といった衝撃的な言葉まで飛び出していたのである。 文芸誌『新潮』7月号から坂本が開始した連載「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」には、この間の経緯や心境が本人から詳しく語られている。以下、引用しながら見てみ

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