自民党の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」で発言する麻生太郎副総裁(中央)=同党本部で2024年4月19日午後4時1分、平田明浩撮影自民党の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」(会長・麻生太郎副総裁)は19日、党本部で第5回会合を開き、皇族数確保の取り組みとして、政府の有識者会議が2021年末の報告書で打ち出した①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する②旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族とする――の両案を大筋で了承した。麻生氏に対応を一任し、来週にも衆参両院の議長に報告する。5月の大型連休後に衆参正副議長の下、与野党協議が始まる見通しだ。 自民を除く各党は既に見解を示しており、①については全党がおおむね評価している。与野党がまとまり皇室典範が改正されれば、天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(22)らが婚姻後も皇室に残ることができるようになる。

Published 2024/04/28 05:13 (JST) Updated 2024/04/28 16:55 (JST)共同通信社は27日、天皇陛下の即位5年を前に皇室に関する全国郵送世論調査の結果をまとめた。皇位継承の安定性について「危機感を感じる」が「ある程度」を含め72%に上った。女性天皇を認めることは計90%が賛同した。2021年に政府が継承制度の検討を先送りした判断に対し「支持する」は52%、「支持しない」は46%で賛否が拮抗した。 天皇陛下より若い世代の皇位継承資格者は秋篠宮家の長男悠仁さま(17)だけとなっている。継承策の議論をどうするのが望ましいか聞いたところ、「現時点から早急に検討するべきだ」が35%で最多だった。ただ「将来にわたり慎重に検討するべきだ」が26%、「悠仁さまの状況を見ながら検討するべきだ」が19%となり、国民の間で考え方が割れている状況が明らかにな

前回、日中を比較して「朝政」の検討をした馬豪さんの論文を紹介しましたので、同様に中国人研究者による日中比較の論文を紹介しておきます。 官文娜「日本古代社会における王位継承と血縁集団の構造-中国との比較において-」 (『国際日本文化研究センター紀要』28号、2004年1月) です。20年前の論文ですが、この方面の論文は以後、あまり見かけないため、取り上げることにしました。 官氏は、冒頭で「日本古代社会には有力豪族による大王推戴の伝統がある」と断言し、大伴氏・物部氏・蘇我氏・藤原氏らは次々に王位継承の争いに巻き込まれ、その勢力は関係深い王の交代によって増大したり衰えたりしたことに注意します。 そして、6~8世紀には、王位継承をめぐる豪族同士の争いにおいて非業の死をとげた皇族が10数人以上におよぶのに対し、古代の中国では、王位をめぐる争いは常に統治集団内部の権力闘争だったと官氏は述べます。中国

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