事故で生死をさまよい、予知能力が覚醒したキャシー。未来が見えるマダム・ウェブにも主演作の未来は救えなかったか SONY PICTURES & MARVELーSLATE <スパイダーマンを持て余したソニーがまたやらかした? 雑然とし、ばかげているのに面白い、スーパーヒーロー「マダム・ウェブ」誕生の物語> マーベルがスーパーヒーロー映画のコカ・コーラ、DCがペプシなら、ソニーはRC(ロイヤルクラウン)コーラだ。飲みたいものがないときに、無難な選択肢になる。 ソニー・ピクチャーズは、アメコミを象徴するスパイダーマンの映像化権を1990年代末から持っていたが、その貴重な財産を拡張可能なフランチャイズにするどころか、見応えのある映画を1本、作るのにも苦労していた。 スーパーヒーロー映画は、さまざまな物語や主人公の世界観がつながって宇宙(ユニバース)を共有している。2015年にスパイダーマンがマーベル
政治的にリベラルで知られるスティーヴン・キングだけに「アローヘッド計画」は原子力(あるいは化学/生物兵器)事故のメタファーという解釈もできるだろう。最近もHBOのドラマ『チェルノブイリ』についてツイートしていたくらいだ。 また、原作は1980年出版であるが、2007年公開の本作品は9.11の影響を受けているという見方もできる。若い兵士を生贄として外に放り出す集団心理は、テロとの戦いと称してアフガニスタンへ兵士たちを送りこんだアメリカのアレゴリーのようにも見える。 ところで、霧の意味であるmistとfogの違いはなんだろうか?日本語でも、適切な判断ができないという意味で「目が曇る」と言うが、mistには、目を曇らせるもの、判断力を鈍らせるものというような意味もある。 【以下、核心や結末に関する記述あり】 スーパーに閉じ込められた人々は、いわばアメリカ社会の縮図である。大卒で画家である主人公側

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く