天台宗寺院で性暴力を受けたとして、同宗の50代尼僧・叡敦(えいちょう)さん=法名=が加害に関わったとする男性僧侶2人の僧籍剥奪の懲戒処分を天台宗(大津市)に求めている問題で、懲戒を審議する宗派の審理局が、直接加害を行ったと訴えられた四国寺院の60代僧侶を住職の「罷免(免職)」とする一方、加害を助長したとされる滋賀県の80代大僧正を「該当しない(処分なし)」と判断していたことが27日、分かった。 【写真】記者会見で被害を訴える叡敦さん 天台宗などによると、昨年11月、「懲戒審理が相当」として、阿部昌宏・前宗務総長が重大な懲戒事犯を扱う宗派の裁判所に当たる審理局に求め、審判会が1〜3月に3回行われた。懲戒審議は同派の条文に基づいて、男性僧侶2人が僧籍剥奪と住職罷免の処分に該当するかどうかを話し合った。叡敦さん側は1度も呼ばれることなく、書面のみの審議だったとみられる。 審判結果について、天台宗

天台宗の開祖・最澄も泣いている…大阿闍梨が性加害に“関与” 「日本仏教の母山」として知られる天台宗(総本山・比叡山延暦寺)が、高僧の性加害をめぐって揺れている。四国に住む住職が、尼僧を14年間にわたって監禁、性暴行、恫喝などを繰り返していたというのだ。そこに、後述する千日回峰行を達成した偉大な存在である「大阿闍梨」も関与していたという。尼僧は天台宗に対し、ふたりの僧侶の僧籍剝奪を求める申し立てを行った。天台宗はようやく事の重大さに気づき始めたようだが、今のところは沈黙を守っている。名門教団のガバナンス不全が、仏教界全体に及ぼす影響は計り知れない。 叡敦えいちょうさんは14年間にわたって、香川県の天台宗寺院の住職A氏から性暴力や恫喝、監禁などを受けていた。この加害住職を紹介し、叡敦さんをマインドコントロールし続けていたのが、同宗の最高位「大僧正」の地位にある80代の僧侶(称号は大阿闍梨)B氏

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