2025-10-11: スリープからの復帰問題の解決策に関する情報を追記 2025-10-10: キーマップの変更、AWS CLIのインストール、外付けSSDのマウントについて追記 2025-10-08: 音声文字入力ソフト、ナチュラルスクロール、タブ化のショートカットの Omarchy本体でのサポート予定について追記 2025-10-07: システム全体の日本語化の補足、Public Keyの記事の追加、音声の再生が途切れる件の解消法の追記、ダッシュボードのサンプルが一部動作しなかったため cal → btopに変更、ウインドウのタブ化のバイディング設定の一部が間違っていたので修正、音声編集ソフトについて追記 2025-10-06: 初版 はじめに 私はMac がまだ “Macintosh” と呼ばれていたころからずっとMac を使ってきました。ですがこのたび、思い切って Omar

さて、ついに退職エントリだ。私は米国のオープンソース・ムーブメントを日本で再現するためのコアを作るために民間企業へやってきたはずだった。それから21年、随分と長い航海になってしまったが、結局様々な尻拭いを続けてきたという感慨ばかりが起きてくる。一つの歴史として書き残すいいタイミングなのでその苦闘を振り返っておこう。 なお、長く付き合いが続いてしまう米国側法人は下記のように名称が変化している。なるべく頭に米国と付けて日本側法人と区別しやすいように記述するが、突然名称が変わったりするので注意してほしい。多くがもはや消滅した法人のことなので、さすがに一気読みするような酔狂な人はほぼいないと思うが。 VA Research Andover.net ↓ ↙︎ (VAによる買収) VALinux Systems ↓ ↘︎ (Andoverから社名変更) VA

昔書いて結構ご好評を得た「process-book」なんだけど、サンプルコードが古かったりbuild環境が古かったりしたので、令和最新版にリバイスした。 https://github.com/Shinpeim/process-book リバイスした内容としては……docker containerでの実行環境を同梱したGitHub Actionsで pages のbuildとreleases(pdf版)をビルド,publishするようにした サンプルコードをRubyに統一 ClaudeCodeと一緒に、説明が薄いところなどを加筆修正した 基本的な内容は変わっていないです。正直ずっと「価値のある文章のはずなんだけど、いろいろと古くなってて手をいれないとな……」「けどめんどくさいな……」が戦っていたんだけど、Claude Codeとの生活を始めたことで「まあパッとやっちゃうか」になることがで
systemdには、依存関係を記述するためのディレクティブとして Wants=, Requires=, BindsTo= などがあり、順序を記述するために Before= と After= が用意されています。systemd.unit(5)に説明は書かれていますが、具体的にどう動くのか分からなかったので、ユニットの起動処理と停止処理に注目して挙動を調べました。 Unitセクション まずは各ディレクティブの概要から。マニュアルから起動、停止に関連する部分を抜き出して意訳したものを載せます。 Wants= 弱い依存関係を示す。a.service の実行に b.service が必要なとき Wants=b.service と記述する。ユニットファイルに記述する他に、a.service へのシンボリックリンクを b.service.wants/ ディレクトリ以下に配置することでも依存関係を注入でき
Windows.Linux. MeetApple Silicon. UTMemploysApple's Hypervisor virtualization framework to run ARM64 operating systems onApple Silicon at near native speeds. On IntelMacs, x86/x64 operating system can be virtualized. In addition, lower performanceemulation is available to run x86/x64 onApple Silicon as well as ARM64 on Intel. For developers and enthusiasts, there are dozens of otheremulat
仕事が納まったのでぼんやりしています。 「年末だな〜」→「お笑いとかみてないな〜」→「あるある探検隊みたいな〜」→「systemdあるある探検隊〜」ということでつい書いてしまったやつ Restart=on-failure にして kill したら再起動しない! → SIGTERMによる終了は正常終了だから再起動したかったら Restart=always にしようね systemctl statusしたら Notice: journal has been rotated since unit was started, output may be incomplete. って出てる! 障害なの!? →英語よんでくれたのむ timer unitで「1時間以内で適当にずらしたい」ときに AccuracySec=1hour とか定義しちゃう。 →それ最大1分しかずれないし、君が使うべきなのは Ra
アイ・オー・データ機器は6月19日、UbuntuLinuxなどを手掛ける英CanonicalとUbuntuのライセンス契約を締結したと発表した。Ubuntuを搭載したNASやミニPCを発売する他、日本国内のUbuntuリセラーとして、組み込み機器メーカーなどにUbuntu Proのライセンス販売などを提供する。 アイ・オーはUbuntuのライセンス契約を締結したことにより、日本国内でUbuntuをプリインストールした機器の販売ができるようになった。さらに、組み込み機器メーカーが自社製品にUbuntuをプリインストールし、リリースから10年間のセキュリティメンテナンスも提供する「Ubuntu Pro for Devices」ライセンスの販売も行う。 まずはUbuntuをプリインストールした2ベイのNASと、省スペースのミニPCを発売する。今後はAI用途に適したNPUを搭載したPCや、アカデ

ここまで散々体温計付きカメラを分解してきましたが、久しぶりに面白い案件にぶち当たってしまいました。 これにどれだけの何が残ってるかまだわかんないけど、このラベルが貼ってあるガラクタを、「これが検温カメラの型番だと思ってヤフオクに出品するレベルの人間の手に渡ってる」の何かしらの問題だと思う どっかのショップ店頭の備品を誰か売ったんかな、と思ってたんだけど... https://t.co/XN1g9XVBwQ pic.twitter.com/vv8Ja9VFL5 — ひろみつ (@bakueikozo)2023年8月8日 大元の所有者に連絡を投げたつもりですが、お盆進行なのか全然返事が来ませんね。 つまんないので、今回入手した検温カメラからどうやって画像を取り出したかを記録しておきましょう。 このカメラ、普通に立ち上げるだけで、ネットワークインターフェイスは有効化され、 192.168.1.
ローカル環境を汚さない構築ツール「Devbox」をクラウドですぐ使える「Devbox Cloud」β公開。ローカルでのファイル編集がクラウドに自動同期Linux環境上に独立した開発環境を簡単に構築できるオープンソースのツール「Devbox」の開発元であるJetpack.io社は、Devboxをクラウド上ですぐ利用できるクラウドサービス「Devbox Cloud」を2月1日に発表しています。 If you’ve been looking for a fresh take on Cloud Development environments; check out Devbox Cloud which we’re announcing today (https://t.co/eh2Laas2bu) Easily spin up low latency virtualmachines on th

19 Dec2022 Progress: Complete Not much of a project, but this might be useful for some folks. Here's how I am currently keeping track of all the configuration for my laptop. The system I've settled on is copied from other people – tracking dotfiles as a git repo – but taken toits extreme where the entire root filesystem is trackable. Importantly, Any file on themachine can be added to the dotfi
【roff形式を手書きは無理ゲー】manページをMarkdown + Pandocで作成【with manページお作法】 by nao · 公開済み 2020年12月19日 · 更新済み 2020年12月25日 前書き:manualページは伝統的なドキュメント manページは、UNIX系OSのドキュメントであり、コマンドやシステムコールなどの説明が記載されています。 Unix v7の時代(1979年)から変化が少ないため、2020年現在の視点で見ると表現力に難があります。具体的には以下のような欠点があり、manページを良質なドキュメントとするには文章力を試されます。 画像を挿入できない ハイパーリンク非対応Terminalからしか参照できない(manページをHTMLに変換して公開しているサイトはあります) 勿論、manページより表現力が高いTexinfo、Docbookなどの代替ドキュメ

社内で、crontabのtabは実はtableだからクーロンタブじゃなくてクーロンテーブルなんだよね、という話が盛り上がった。 ファクトチェックとして、crontab(5)が紹介されていた(cron tableという言葉が出現している)。 manで事実確認がすぐできてすごいと思う一方、それを可能たらしめているmanもありがたいと思った。 man(1) とかの数字って何? 意外なものにmanがある 最近のコマンドにman pageが無い件 manまわりのコマンドの紹介 man(1) とかの数字って何? ちなみに、manのマニュアルやコマンド自体をアドレスするときに使うman(1)といった記法のカッコ内の数字は、manのセクション番号である。 コマンドと設定ファイルが同名であることがしばしばあるため、カッコ内にセクション番号を書くことで識別できるようにしている(例えば、crontab(1)はそ
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? はじめに そりゃまあ 30 年も経てば古くなりますよ。「入門UNIXシェルプログラミング」は今もシェルスクリプトに関するオススメの本として名前が挙がる名著です。しかしこの本は古い本です。POSIX でシェルが標準化される以前の本で、内容から判断するとおそらく 1990 年ぐらいの常識に基づいて書かれています。 古いから参考にならないと言うつもりはありません。しかしどれだけ優れた本でも時間の流れには勝てません。良書であると思っているからこそ、古くなってしまった内容は訂正する必要があると考えています。なおシェルスクリプトに関する古い本はこれ

三行でまとめると シグナルハンドラ内でprintf()してはいけない というより、余計な処理を書いてはいけない もう一度言う、シグナルハンドラで余計なことをするな、非常に大事なことだ はじめに シグナルハンドラでやってよい処理は非常に限られるのに、全くルールを守らないサンプルコードが世の中に大量に出回っている。printf()するなんてもってのほかなのだが、カジュアルにそこらじゅうで見かけて非常に悲しい。 この記事では、そんな状況を少しでも改善したいと思い初心者向きに書いたものだ。そのため、下記では、回避するにはどう実装すればよいのか、ルールを破るとどうなるのか、といった点を先に簡潔に記述する。 なぜしてはいけないのか、POSIXだとかリエントラントだとか、は下の方に追いやっている。玄人は読んでてウズウズするだろうが、細かい話はできるだけ目につかないような構成としたため了解いただきたい。

UnixPornとは? 「UnixPorn」というワードを見かけた事はありますか? もし、初耳だという方は「UnixPorn」をgoogleで画像検索してみましょう。 大雑っぱに言えば、「UnixPorn」とは、PC-UNIXのカスタマイズされたデスクトップスクリーンショットのことや、 そのスクリーンショットが沢山投稿されているredditの板のことを指しています。 r/unixporn Submit screenshots of all your *NIX desktops, themes, and nifty configurations, or submit anything else that will make ricers happy. https://www.reddit.com/ そして、「UnixPorn」は、このちょっといかがわしげなPornという文字と、 ダークでハ

はじめに POSIX コマンドはどの環境にもある(追加インストールの必要がない)コマンドだと思われがちですがこれは間違いです。POSIX コマンドにどの環境にもあるという性質は有りません。POSIX コマンドの中でどの環境にもあるコマンドは実際には半分程度しかありません。 関連記事 POSIX準拠 とは本当はどういうことなのか?「POSIXで規定されたものだけを使う」ではありません 補足Linux は POSIX に準拠してないからだという意見もあるかとは思いますが、現実に使われている環境を無視して「どの環境にもある」と主張しても意味はありません。本当にどの環境にもあるコマンドとは? 全 POSIX コマンドは 160 個 POSIX コマンドは全部で 160 個あります。そのうち 22 個はシェルにビルトインされているコマンドなのでどの環境にもあると言えます。残りは 138 個のコマ

「MacはLinuxだった」って本当? 「そうだね……」元Mac雑誌編集者は昔語りを始めた:ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(1/4 ページ) 経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。 マツ 「MacはLinuxだった」という趣旨のツイートが話題になっていて、ああそういうこともあったなあ、と思い出したので、ちょっと昔語りしようかなと。茶でも飲みながら。 ヤマー 私は紅茶を用意してきます。 戻ってきました。macOSは何がベースになっているかって話ですよね。 マツ 結論から言っちゃうと、現在のmacOSはUNIX系列のOSではあるけど、Linuxではないです。macOSのベースになっているのはDarwin。

2021年の11月に、業務端末としてDELL XPS 13を購入して、Linuxデスクトップに移行しました。いまでは快適に使えるようになりましたが、Linuxデスクトップに慣れていないこともあって思ったように動かず困ったところがあったので、導入にあたって悩んだところをまとめました。 ディスクの暗号化 業務利用の要件にディスクの暗号化があるので、bootパーティションを除いて暗号化しました。手順は過去記事に追記しました。blog.lufia.org GNOME KDE Plasmaの方がスタイルは好みですし、実際に業務端末でも2ヶ月ほど使っていましたが、Wayland環境ではタッチパッドの左右スワイプが動かないとか、XWaylandで動作するアプリケーションを4Kディスプレイで表示するとぼやけた表示になるなど厳しいなと思いました*1。個人で使うものなら、少し効率が悪い程度なら問題にしません
最強の WSL 環境を作る まあ、何が最強なのかよくわからないのですが。 WSLg はGUI が動いて音もなるので大変便利なのですが、systemd が動作していない弱点があります。LXD を多用している身としては結構しんどいのですね。 snapd が使えないので、JetBrains の開発ツールをインストールするのもちょっと面倒。まあ、Ubuntu Make を使えばいいのでそれほど気にはしていないのですが... というわけで、定期的にいろいろ試している今日この頃、ようやく自分が常用しているものが全部動く環境が作れました。 セットアップ (2022/01/11 追記) 手順は、入力するコマンドを PowerShell だったり、WSL だったりといりみだれます。次のルールで書いていますので、間違えないようにしてください。 プロンプトが > のときは PowerShell に入力してくだ

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く