立憲民主党の野田佳彦代表は21日、国民民主党の玉木雄一郎代表について「永田町には『永田町の回転寿司は一度取り損なったら、二度と回ってこない』という格言があるので、そういうことにならないように気を付けてほしい」と忠告した。国会内で記者団に語った。立民は首相指名選挙で玉木氏への投票による政権交代を模索したが、玉木氏が拒否し、実現しなかった。 この格言には、閣僚ポストの打診を断ると二度と声がかからない、という意味がある。野田氏は玉木氏の状況に重ねた形だ。 野田氏は「玉木首相」も視野に連携を呼び掛けた。玉木氏は、安全保障やエネルギー政策などの違いを理由に後ろ向きで、「立民と政権構想を共にすることはないだろう」とも発信した。 玉木氏について野田氏は「柔軟に対応する人なので何とも言えない」と論評した一方、「今回、少なくともわれわれは『現実的なことはできる』という説明はしたつもりだ。われわれの政策が非現

党首会談に臨む自民党の高市早苗総裁(右)と立憲民主党の野田佳彦代表=国会内で2025年10月15日午後1時58分、西夏生撮影自民党の高市早苗総裁は15日、立憲民主党の野田佳彦代表と国会内で会談した。高市氏は21日召集の臨時国会で予定される首相指名選挙に「出たい旨、そしてご理解をいただきたい旨をお伝えした」と語った。野田氏からは「よく寝てよく食べて。健康第一で」とつれない返答があったという。会談後、記者団に答えた。 高市氏は15日、野田氏との会談を皮切りに国民民主党の玉木雄一郎代表、日本維新の会の吉村洋文代表と相次いで会談する。野田氏がトップバッターになった点について、高市氏は「最大野党で、首相指名選挙で名前を書いてもらえる可能性が高い低いにかかわらず、まずはごあいさつを申し上げた」と語った。 また、少数与党下で「協力できるところはしっかり協力しながら進めなければならない。誰が首相になって

立憲民主党は、先の参議院選挙の総括案をまとめました。 与党が大きく議席を減らす中で、党の獲得議席も比例代表の得票も伸び悩み、野党第一党としての存在感が低下する厳しい結果になったなどとしています。立憲民主党は19日午後、常任幹事会を開き、執行部がまとめた参議院選挙の総括案が示されました。 この中では、与党が議席を大きく減らし、かつ、投票率が大きく上昇する中、立憲民主党は獲得議席も比例代表の得票も伸び悩み、事実上の政権選択ともされた選挙で受け皿としての評価を得られず、野党第一党としての存在感が低下する結果となったとしています。 そのうえで、執行部は選挙結果と要因分析に真摯(しんし)に向き合い、今後の政治情勢に対する方向性とかじ取りにおいて、より大きな責任と判断が求められるなどと指摘しています。立憲民主党は今週、全国の地方組織の幹部などと意見交換を行ったうえで両院議員懇談会を開き、来週にも総

【読売新聞】 参院選後初の国会論戦となる4日の衆院予算委員会の集中審議で、石破首相は企業・団体献金の見直しや物価高対応を巡り、立憲民主党の野田代表の提案を受け入れ、協議に応じる姿勢を示した。参院でも少数与党となったためだが、自民内で

皇位継承式典事務局の看板を掛ける安倍晋三首相(中央右)と菅義偉官房長官(同左)。左端は山崎重孝事務局長、右端は杉田和博官房副長官=内閣府で2018年(平成30年)8月1日、代表撮影 これでいいのか「旧宮家養子案」―第53弾―立憲民主党代表、野田佳彦の怒りは相当であった。非公式協議で、女性皇族が婚姻後も皇室に残ることを今国会で先行してまとめることで、自民党最高顧問の麻生太郎と合意していたのに、一方的に反故にされたと告発したのである。自民党に入れ知恵したのは、内閣官房参与(皇室制度連絡調整総括官)の山崎重孝だ。内閣官房官僚の越権で、立法府の合意が潰されるのは、おかしくないだろうか。(一部敬称略) 野田と麻生が、非公式協議を開始したのは4月下旬。衆院議長の額賀福志郎、副議長の玄葉光一郎の意向で、女性皇族の婚姻後の皇室残留を先行して合意する方針が取られた。 まず麻生が、女性皇族の夫が旧宮家皇族の

石破内閣に対する不信任決議案の扱いについて、立憲民主党の野田代表は記者会見で、アメリカの関税措置を受けた日米交渉が続くことなどを踏まえ、政治空白を作るべきではないとして、今の国会での提出を見送る意向を明らかにしました。 国会最終盤にかけて焦点となっていた石破内閣に対する不信任決議案の扱いをめぐり、立憲民主党の野田代表は19日18時ごろ、国会内で臨時の記者会見を開きました。 この中で野田氏は、19日昼すぎの与野党の党首会談に触れ「アメリカの高関税措置は、まさに国難という認識は共有しているが、改めて合意に至るような状況ではないことがわかった。中東情勢も戦闘が激しさを増し、大事な外交努力をしなければいけない時に、政治空白を回避すべきだ」と述べ、内閣不信任決議案の提出を見送る意向を明らかにしました。 一方、政府の物価高対策などについて「先送り無策のまま、信任できる状態ではない。去年の衆議院選挙で少

安定的な皇位継承のあり方をめぐり、自民党の麻生最高顧問が旧皇族の男系男子を養子に迎える案を立法府のとりまとめに盛り込まないことは認められないという考えを示したことについて、立憲民主党の野田代表は、これまでの協議の合意内容と異なり、極めて遺憾だと批判しました。 安定的な皇位継承のあり方をめぐり、自民党の麻生最高顧問は、5日、派閥の会合で「多くの党が支持する養子縁組案を棚に上げ、とりまとめが行われることは不自然で、まかりならない」などと述べ、旧皇族の男系男子を養子に迎える案を立法府のとりまとめに盛り込まないことは認められないという考えを示しました。 これについて、立憲民主党の野田代表は、記者会見で「看過できない。衆議院の議長・副議長と麻生氏と水面下で丁寧な議論をし、女性皇族が結婚したあとも皇族の身分を保持をすることのみ、今の国会で決めると合意していた。発言は『ちゃぶ台返し』であり、交渉当事者と

与党が少数に陥った衆院で、立憲民主党が選択的夫婦別姓の導入を目指し、法案提出に踏み切った。だが、与党のみならず、野党内にも共同歩調に消極的な声があり、早くも実現が困難視されている。各党の背景に何があ…

立憲民主党が消費税減税を巡り党内抗争を始めた。夏の参院選を見据え、有権者にわかりやすい経済政策として消費税減税を訴える減税派と、「責任政党」として減税に慎重な財政規律派が互いに主張をぶつけ合って一歩も譲らない。減税派に離党を要求する発言も飛び出し、消費税率引き上げを巡って分裂した民主党の〝亡霊〟にとり付かれたようだ。 「活発な議論があって然るべきだ。その上で、結論を出して決まったならば、皆さんに従っていただく政治文化を作っていきたい」 立民の野田佳彦代表は14日、党内で白熱する消費税を巡る議論について、記者団にこう述べた。野田氏は民主党政権の首相時代、自民、公明両党と税と社会保障の一体改革で合意し、現在の消費税率10%への道筋をつけた。元財務相で筋金入りの財政規律派だが、あえて態度を鮮明にしなかった。 消費税という「鬼門」に再び入らんとする野田氏に、党創業者である枝野幸男元代表が助っ人とし

高額療養費上げ、石破首相「間違い」 新方針実施は26年度以降 時事通信政治部2025年03月13日20時08分配信 衆院予算委員会の冒頭、高額療養費制度の見直しを先送りした経緯を説明する石破茂首相=13日午後、国会内 衆院予算委員会は13日、石破茂首相が出席して高額療養費制度などに関する質疑を行った。首相は、8月から患者負担の上限額を引き上げる政府の当初方針について「間違いだった」と自身の非を認めた。新方針を今秋までに検討すると重ねて強調。ただ、実施は2026年度以降になるとの認識を示した。 自民、石破首相へ不満表面化 参院改選議員が退陣要求 首相は、患者団体との調整を担った厚生労働省の報告を踏まえ、当初方針を決定したと説明。「(患者側の)理解をいただくに至ったとの私の判断が間違いだった」と述べた。立憲民主党の野田佳彦代表への答弁。 首相と患者団体の面会は7日。25年度予算案の衆院通過か

選択的夫婦別姓の導入を目指す立憲民主党の野田佳彦代表に狙いを聞いた。 --選択的夫婦別姓の意義は 「選べるという点ではないか。同姓で不都合を感じる人がいるならば選択できるようにする、改善するのは合理的な考え方ではないか。それだけのことだ」 --小中学生約2千人を対象に行った本紙調査で、「別々の名字にしたい」は13・6%だった 「結婚や社会人になって働くことに対するリアリティーがなく、分からないというのが率直なところだろう。大人では7割が賛成となる。大人になると、家族の問題でいろいろな不都合を感じることがあるのかなという受け止めだ」 --両親が別姓を選択した場合、同じ家族で名字が別になることに「反対」が49・4%、「賛成」が16・4%だった 「賛成が16・4%いるのでしょう? だから選択的が必要になる。一緒がいいなら一緒を選べばいい。基本的には国ではなく、家族が決めればいい」 --家族の一体

自民党は、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題にけじめをつけたいとして、「赤い羽根共同募金」で知られる中央共同募金会に8億円を寄付しました。寄付額は党所属議員らの収支報告書に不記載があった相当額に一定額を上乗せしたもので、党費などから支出したとしています。 派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、今週閉会した臨時国会では、政策活動費の廃止などが明記された政治改革関連法が成立したほか、政治倫理審査会で関係議員の審査が行われています。 こうした中、自民党は、一連の問題にけじめをつけたいとして、「赤い羽根共同募金」で知られる社会福祉法人 中央共同募金会に、27日、8億円を寄付しました。 内訳は、党所属議員らの収支報告書への不記載相当額がおよそ7億2000万円、おわびの意味の上乗せ分がおよそ8000万円だとしていて、税金にあたる政党交付金ではなく、党費など党の一般会計から支出したとしています

立憲民主党の野田代表と日本維新の会の吉村代表は12月8日、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」にそろって出演し、2025年の参院選での野党の候補者一本化を進める方針で一致し、野田氏は吉村氏が提唱する予備選挙実施の可能性も含め方法を検討する意向を示した。 番組の中で野田氏は、「32の1人区でどれだけ野党が一本化をして、自公と戦って勝てるかというのは次の参議院選挙で一番の勝負だと思う。その意味では一本化を図る一つのアイディアとして予備選というのも十分考えを聞いて、我々も何か提案をしながら、一本化実現を早めにしていきたい」と述べた。 吉村氏は「来年の通常国会が始まるまでに維新としての予備選案をまとめる。それを野田さんに、また他の野党にも提示したいと思う。一人区での一本化は僕は絶対やるべきだと思っているから、そこは野田さんの意見と完全一致だ」と述べた。 この吉村氏の提案に対し、野田氏が「立

岸田文雄首相が不出馬を表明したことで注目を集める自民党総裁選2024。これに立憲民主党の代表選も加わり、連日、候補者の舌戦が各メディアで報じられている。そうした注目候補の中に、自民党総裁の有力候補・石破茂氏と先日、立憲民主党代表選に出馬表明した野田佳彦氏がいる。 実は、SPA!では約1年前にイチ早くこの2人に注目し、「もう一度総理を目指してみませんか?」というテーマで対談を実現させていた。“傍流だった”石破茂と野田佳彦という2人の政治家は与党と野党第一党というライバル関係にありながらも、良識派で、1990年代の新党ブームに参加、第2次安倍政権下では蚊帳の外に置かれるなど、共通項も多い。間違いなく、今回の各党代表選のキーマンとなり、日本の政治の今後を左右するであろう2人は対談で何を語っていたのか。自民党総裁選と立憲民主党代表選が行われている今だからこそ読むべき記事として再掲載する。 (1記事

「おはようございます」―。昨年末。まだ夜の帳が降りたままの午前6時前。千葉県内のJR駅前に、背広姿をした政治家の声が響いた。 【写真】衆院本会議で安倍元首相の追悼演説をする立憲民主党の野田元首相 気温は2度。コートを着ないと凍えそうだが、この男性は平気な顔をして、自身の活動をつづった政策ビラを通勤客に配っていく。ビラを受け取ってもらえなくても、頭を下げ「いってらっしゃい」と声をかけた。 男性は、選挙を目の前にして焦っている政治家ではない。かつて、この国の宰相を務めた野田佳彦衆院議員(65)=立憲民主党最高顧問=だ。 野田氏は平日の朝、2~3時間、選挙区(千葉4区=船橋市南西部)内のいずれかの駅前に立ち、通勤客らに「かわら版」と称するビラを配布するのが日課だ。立民ベテランは「野田氏ほど『駅立ち』に熱心に取り組む議員は日本にいないだろう」と言い切る。 野田氏は選挙に弱いわけではない。これまで9

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く