高市早苗首相が11月7日、台湾有事について「存立危機事態になり得る」と国会で答弁した際、内閣官房が作成していた首相の答弁資料の全容が判明した。資料には首相答弁に該当する部分は存在せず、台湾有事について「政府として答えない」とも明記されていたが、「答弁書通り」の発言にはならなかった。【大場伸也】 答弁資料は、立憲民主党の辻元清美参院議員の質問主意書に関連して、政府が辻元氏に開示した。 <答弁資料の写真があります(計5枚)> 辻元氏は11月20日、質問主意書で「高市早苗内閣総理大臣は、2025年11月7日の衆議院予算委員会において、岡田克也委員の質疑に対し、“先ほど有事という言葉がございました。それはいろいろな形がありましょう。(略)それはいろいろなケースが考えられると思いますよ。だけれども、それが戦艦を使って、そして武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケース

立憲民主党の辻元清美参院議員/撮影:山本二葉(写真映像部) この記事の写真をすべて見る 10月21日、自民党の高市早苗総裁(64)が憲政史上初の女性首相に選ばれた。高市氏と20代からの付き合いがある立憲民主党の辻元清美参院議員(65)は、ともに女性政治家として歩んできた「戦友」の姿をどのような思いで見ているのか。インタビューに応じた辻元氏の口からは、「あんた、しっかりしいや!」と高市氏への渾身の喝が飛んだ。 【写真】高市氏に対し、「やっぱりあんたは昭和の女やったんかー」と笑う辻元氏はこちら * * * ――10月4日の自民党総裁選で高市氏が勝利した際、辻元さんはXのポストで「高市さん、ガラスの天井をひとつ破りましたね」と祝意を示しました。今回、総裁のみならず首相にまで登りつめた高市氏の姿に何を思いますか。 ものすごい努力があってこその結果でしょう。総裁選出後に公明党が連立を離脱したとき

参院選の踏み絵?辻元清美に聞く「選択的夫婦別姓」を阻む力。自民、国民民主の「思惑」参院選の「争点」のひとつ 1996年に法制審議会が導入を答申した選択的夫婦別姓制度は、国会で議論さえされず30年近く政治に「放置」されてきたが、2024年秋の総選挙で自公が少数与党になったことを一つの契機に28年ぶりに国会で審議入りした。野党側の立憲民主党と国民民主党はそれぞれ別姓制度導入を目指す法案を、日本維新の会は旧姓の通称使用を法制化する法案を提出した。 だが、結果的に今国会での成立は達成できなかったどころか、採決までにも至らなかった。当事者はアイデンティティの喪失に苦しみ、改姓による不利益・不便に長年耐えてきているのにもかかわらず、いまだに「国民の間には様々な意見があるから慎重に議論を」という声がまかり通っている。 なぜここまで選択的夫婦別姓問題(以下、別姓問題)は進まないのか。今国会での与野党間の間
立憲民主党は8日の党選択的夫婦別姓実現本部(本部長=辻元清美代表代行)の会合で、選択的夫婦別姓制度の導入に向け、1996年に国の法制審議会が示した案をベースにした民法改正案の要綱をとりまとめた。焦点となっていた子どもの姓について、法制審案では夫婦の結婚時に決めるとしており、子どもの出生時に決めるとしていた2022年の野党案から方針変更した。近く他党に説明して法案を提出し、今国会での成立を目指す。 辻元氏は会合後、記者団に「各党に9日から示し、幅広い党の賛同をいただくべく努力したい。意見が出たら議論し、良い法案を作りたい」と述べた。 要綱では、これまでの法案と同様、夫婦の姓については、夫か妻の姓で統一するか、それぞれが結婚前の姓を使用するか選択するとした。一方、子どもの姓については、22年に立憲が国民民主党や共産党などと共同提出した野党案では、それぞれの夫婦の事情などを考慮するため「出生の際

今国会の大きな焦点に浮上してきた選択的夫婦別姓の是非。立憲民主党のジェンダー平等推進本部長を兼務する辻元清美代表代行(64)は「時代が導入を求めている」と強調する。一方、自民党内では推進派だった石破茂首相と距離を置く保守派が反発し、辻元氏は「自民党の党内政局に使わないでほしい」と注文を付けた。【聞き手・安部志帆子】 ――辻元さんは1996年に初当選。法相の諮問機関の法制審議会が選択的夫婦別姓を導入する答申を出した年ですが、どう見ていましたか。 ◆当時は自民党、社民党、新党さきがけの3党連立の橋本龍太郎政権で、私は社民党に所属していました。社民党が連立を組むにあたり、政策協議のテーマの一つに掲げたのが選択的夫婦別姓です。社民党の党首は土井たか子さん、新党さきがけの議員団座長は堂本暁子さん。2人とも女性の代表で「これは進めるべきだ」と強く主張していました。男性の橋本さん(自民党総裁)は孤立して

国会議員がわずか一日の任期で「文書通信交通滞在費」(文通費)が満額もらえることに対して異議を唱え、論議の火付け役となった池下卓議員が、父親から事務所をタダで提供されていたことを3年間も政治資金収支報告書に記載しておらず、さらに父親からの寄付が法律で定められた上限を超えていたことが政治資金規正法に違反するとして12日、市民団体から大阪地検に刑事告発された。(フリージャーナリスト・鈴木祐太) 【写真報告】これが政治資金報告書と「文通費」領収書だ。橋下徹、維新清水参議員などの実物公開(4点) 告発したのは、政治資金オンブズマンの上脇博之共同代表。告発されたのは、池下卓衆議院議員ら4人だ。 告発状によると、池下卓衆議院議員の政治団体である「池下卓後援会」は、池下卓議員の実家、つまり池下議員の父親が所有する物件に事務所を置いていて、家賃を支払わず無償提供されていたにもかかわらず、それを寄附収入として

国民感覚とずれていた「野党第一党病」 「選挙区で負けたのは維新の力。比例で復活できなかったのは『野党第一党病』にかかっていたこと」。インタビューの冒頭、辻元清美氏は自らの敗因を端的に総括した。衆院選から約2週間後の11月15日、大阪府高槻市内の事務所。「今日刷り上がったばかり。これが第1号です」と手渡された名刺には、衆議院議員、立憲民主党副代表、同党大阪府連合代表などの肩書がすべてなくなり、名前だけが書かれていた。大阪における維新の強さは後述するとして、まず「野党第一党病」とは何か。 「一つは国民感覚とのずれ。多くの国民はすぐに政権交代ができるとは思っていなかった。望んでいたのは、圧倒的多数の自公政権から与野党伯仲の国会に持っていって、緊張感ある健全な議論ができる政治にしてほしいということだったと思うんですね。しかし立憲民主党は野党第一党であり、私は副代表という立場。政権交代の受け皿になる

自民党の山崎拓元副総裁が衆院大阪10区から出馬している立憲民主党前職の辻元清美氏の応援演説をした問題で、同区から立候補している自民前職の大隈和英氏は28日、自民大阪府連に対し、党本部に山崎氏の除名処分を上申するよう求める申し入れ書を提出した。 申し入れ書は、山崎氏について「他党公認候補が当選すれば日本の政治のためになる旨の発言をしている」と指摘した。その上で「選挙戦に多大な影響を及ぼしている」として、府連内で早急に協議し、党本部への処分上申を求めた。 山崎氏は27日、大阪府高槻市で辻元氏の応援演説を行い、「小選挙区は辻元清美、比例区は自民党という立場だが、理解をいただきたい。辻元清美が当選すれば、日本の政治のためになる」などと訴えた。大阪10区からは辻元、大隈両氏のほか、日本維新の会新人の池下卓氏も立候補している。 山崎拓氏「小選挙区は辻元清美、比例は自民」

2020年2月12日の衆議院予算委員会、次のテーマで質疑を行いました。 1)棚橋予算委員長の委員会運営について(1分48秒) 2)憲法改正・コロナウィルス・自衛隊の不祥事などについて(35分57秒) 3)安倍総理の政治姿勢と官僚の不祥事について(8分52秒) 4)安倍総理が「罵詈雑言」ととった箇所(1分30秒) 安倍総理の言う通り「罵詈雑言」を「反論する機会を与えられず」「延々とそれを繰り返された」かどうか、ご一読ください。以下はこの日の辻元の質疑全テキストです。 —————- ○棚橋委員長 この際、辻元清美君から関連質疑の申出があります。黒岩君の持ち時間の範囲内でこれを許します。辻元清美君。 1)棚橋予算委員長の委員会運営について(1分48秒) ○辻元委員 辻元清美です。 まず最初に、委員長に申し上げたいと思います。北村大臣の答弁が不安定ということで、北村大臣の答弁のフォローをする政

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