自民党の石破茂前首相は13日夜、TBSラジオ「荻上チキ・セッション」に出演し、昨年10月の首相就任前に意欲を示した選択的夫婦別姓制度の導入が実現しなかった理由について、党内でかたくなな抵抗に直面したためと説明した。「絶対にダメだという人がいるから。夫婦別姓にすると『家族が壊れる』と。本当にそうですか?みたいな所はあるが『絶対そうだ』と言われると、話が先に進まない」と語った。 「郵便配達の人が困るという」石破氏は昨年10月の総裁選で、選択的夫婦別姓について「かねて個人的に積極的な姿勢」と語っていた。自民は先の通常国会で今年2月以降に党内議論を本格化。別姓推進派と慎重派の溝は深く、党の「基本的考え方」を示すにとどめ、独自法案の提出を見送った。 石破氏は番組で党内議論を振り返り「『選択的ではないか?』といっても『ダメだ』という人が一定数いた」と強調。慎重派の主な意見について「『親と子供の名前が違

インタビューズ(2025年11月4日) ゲスト:石破茂氏(衆院議員、前内閣総理大臣) 聞き手:神保哲生 10月21日に首相を退任した石破茂衆院議員がビデオニュース・ドットコムのインタビューに応じ、総理在任中、自分が政治家としてやりたいと思っている政策や路線が自民党内では少数派に陥っていることを痛感させられたとして、結果的に思うように自身のカラーを出すことが難しかったと語った。 石破氏は日米地位協定の改正やアジア版NATO構想など石破氏がかねてより主張していた政策は、今や自民党内では支持を得るのが容易でない状況だったことに加え、首相として優先的に取り組まなければならない諸課題も多く、現実的にはそこまで手が回らなかったと述べた。その上で、しかし少数与党でありながらほとんどすべての法案を可決できたことや、防災庁の設立、日米関税交渉の妥結など、厳しい状況下でもやるべきことはやったと、自身の

自民党の石破茂前首相は6日、文化放送のラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ!」に生出演し、在任中の1年間について大竹氏やジャーナリストの青木理氏の質問に答えた。7月の退陣報道については「誤報」と断言した。 石破氏は、10月に公表した戦後80年の首相所感を巡って、安倍晋三元首相の戦後70年談話が戦争に進んだ道について「国内の政治システムは、その歯止めたりえなかった」と述べていることに触れ、「じゃあ、なぜできなかったのということを、それなりに検証したかった」と説明した。 7月の参院選の最大の敗因について「総理に人気がなかったんじゃない」と答えると、大竹氏が「政治とカネですよ」とフォローした。辞めたときの支持率を知っているかとの問いに「知りません」と返答。「38%」と伝えられると「そんなあった?」と驚いてみせた。 高市早苗首相の人気について「今の首相の話は分かりやすい、石破さんの話は分かりにく

自民党の石破茂前首相(前総裁)が30日配信の中国新聞のインタビューで、日本維新の会との連立合意などを挙げ、高市早苗首相(総裁)を批判している。石破氏は非主流派として安倍晋三元首相らの政権運営批判を展開したことで知られる一方、「仲間を後ろから撃っている」とも指摘される。21日の首相退任からわずか10日で首相批判を「解禁」する姿勢に関しては、党内外で困惑の声があがっている。 自身の政権運営「やるべきことやった」石破氏はインタビューで、公明党の連立離脱を受け、新たに連立入りした維新を「新自由主義的」と指摘し、「自民党政治がいわゆる保守の路線へさらに傾く」と強く苦言を呈した。石破政権が掲げたコメ政策の増産方針を転換したことについては「不愉快な話」と不快感を示し、自身の政権運営は「やるべきことはやった」と自賛した。 石破氏は「一言居士」として時の政権に異論を唱えることで、メディアなどで存在感を高めた

石破茂首相がコメを増産する方針を示した。コメ価格は下がるのか。キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は「小泉農水大臣は『需要に応じた生産を行う』と語っている。これは減反政策の維持であり、高価格が続くということだ」という――。 米価低下に反対の自民党 石破茂総理大臣は、8月5日、「生産量が需要量に対して不足していたことが価格高騰を招いた」などとして、増産にかじを切る方針を表明した。NHKの世論調査がこれへの賛否を尋ねたところ「賛成」が76%、「反対」が13%だったという。主要各紙は、総理の方針変更を減反廃止と受け止め、米価低下に期待し、影響を受ける農家にセーフティーネットを用意すべきだと主張している。 しかし、自民党の農林族議員の意見はまったく異なる。自民党総合農林政策調査会の宮下一郎調査会長と農林部会の上月良祐部会長は翌6日、小泉農水大臣と面会し、反対を表明した。会談後、上月部
去る(昭和100年)10月10日に、公明党が連立離脱するという激震が走り、同日には石破首相の戦後80周年所感が公表されるという騒ぎの中で、もはやほとんど忘れられつつありますが、10月7日の連合定期大会に石破首相が招かれて挨拶をしていて、その中で最低賃金だけではなくストライキの話をしていたんですね。 https://www.kantei.go.jp/jp/103/actions/202510/07rengou.html?s=09 ・・・私は三島由紀夫という小説家がすごい好きで、学生の頃からよく読んでいたのですが、『絹と明察』という小説を御存じの方もあるかもしれません。昭和30年代の小説です。1954年、昭和29年に、近江絹糸の労働争議というのがありました。ここは初めての人権争議というものでございました。この争議において、女子従業員の方々が外出、結婚、教育の自由がないというような労務管理が行わ

(内閣総理大臣所感) 戦後80年に寄せて(941KB) 【石破総理冒頭発言】本日、「戦後80年に寄せて」と題します内閣総理大臣所感を発出をいたしました。本文につきましては、もうメディアの方々にはお配りをしておるところでございます。時間の関係もございますので、少し短いものをこれから申し上げますことをどうぞ御了承賜りたいと存じます。本年は戦後80年であります。私自身、国内外の戦没者の皆様方の慰霊碑にお参りいたしますとともに、8月6日の広島市原爆死没者慰霊式、8月9日の長崎における原爆犠牲者慰霊平和祈念式典、そして、8月15日の全国戦没者追悼式に出席する中で、なぜ日本はあの戦争を止めることができなかったのか、政治はいかなる役割を果たし、いかなる役割を果たさなかったのか、そのような、かねてから持っておりました問題意識でありますが、これを改めて強く持ったところでございます。 これまでも、戦後5
石破茂の戦後80年所感は、永く後世に残すに値すると考え、質疑を含めた会見の全発言を書き起こした。発言からは文書の文字には記されなかった真意が伝わってくる。 この所感は旧来の談話とは異質のものである。 これは諸外国への責任の話ではない。 これは国民への責任の話である。 これは過去を反省する話ではない。 これは未来へ警鐘を鳴らす話である。 戦後50年、60年、70年、これまでの談話がいくら反省の言葉を並べても、今また時代はあの頃と似た様相を呈しているではないか。 だから今これが発出されたのだ。 「なぜ日本はあの戦争を止めれなかったのか」 その答えをこの国の責任者が正面から語らない限り、いくら哀悼の言葉を並べても、犠牲者の魂も、英霊と呼ばれる魂も、誰も安らかにはならないのだ。 ◾️首相官邸HP ◾️配布資料 https://www.kantei.go.jp/jp/content/20251010

1940年の帝国議会で日中戦争を批判し、議事録から大半が削除されたままとなっている斎藤隆夫元衆院議員の「反軍演説」を巡り、自民党が全文を復活させる方向で検討していることが分かった。会合などで度々演説に言及している石破茂首相の思い入れを反映しているとみられ、野党との調整に入った。複数の関係者が30日、明らかにした。 衆院によると、不適切発言などを理由に国会の議事録から削除された部分を元に戻した前例はない。議長の諮問機関である議会制度協議会で対応を協議することになるという。 首相は戦後80年に当たり、先の大戦に関する見解を10月4日の自民総裁選後に発表する意向をにじませている。「政治はいかなる役割を果たし、いかなる役割を果たさなかったか」などの論点を盛り込むと説明している。 野党では、立憲民主党の長妻昭前代表代行が議事録の復活を主張している。社民党の福島瑞穂党首らも賛同している。 首相は講演な

日本時間9月24日朝(ニューヨーク時間9月23日)、石破茂総理大臣は、第80回国連総会において、一般討論演説を行いました。 石破総理大臣の一般討論演説の全文は以下のとおりです。 議長、ご列席の皆様、 今、ここに我々が一堂に集う国際連合の目的とは何であるのか。 国連は現在、果たすべき役割を果たしているのか。 今から80年前、国際連合は、集団安全保障に支えられた新たな国際秩序の中核となるべく設立をされました。歴史上初めての総力戦となった第一次世界大戦。その再来を防ぐべく設立された国際連盟。しかし、それは第二次世界大戦を防ぐことができなかった。その反省を踏まえ、国際連合は、国際の平和と安全を守るための組織として、戦勝国を中心に創設されました。 しかし、80年経った今、はたして、現在の国連は、当初期待された役割を果たしているのか。その機能を十全に発揮できているか。 議長、 平和と安全は決して所与

石破総理大臣は国連総会の一般討論演説で、国連の安全保障理事会が機能不全に陥っているとして改革の必要性を訴える方針です。また、パレスチナの国家承認については「『するか否か』ではなく『いつするか』の問題だ」としたうえで、イスラエルが「二国家解決」への道を閉ざすさらなる行動をとる場合、承認する可能性を示唆することを検討しています。 この中で石破総理大臣は、創設80年となる国連について、安全保障理事会の常任理事国のロシアが隣国のウクライナに侵攻するなど機能不全に陥っていると指摘する見通しです。 そのうえで、常任理事国が持つ拒否権は大国間の衝突を回避する安全弁であるにもかかわらず、本来の役割を果たせず限界がきているとして、理事国の枠の拡大を含め改革の必要性を訴える方針です。 一方、中東情勢をめぐっては、イスラエルによるガザ市への地上作戦を強く非難する方向です。 そして、パレスチナの国家承認については

日本政府は、パレスチナを国家として承認することを当面、見送る方向で最終調整に入った。国家承認がパレスチナ情勢に悪影響を与えかねないとの懸念や、米国との関係を考慮した判断とみられる。22日に米ニューヨ…

玉川徹氏 石破おろし渦中で→まさか総理本人の近況 羽鳥慎一「えっ!?」周辺取材の結果に騒然 首相が今一番やりたいこと「凄い危機感。何としても自分で」 拡大 石破茂首相が続投姿勢を崩さず、自民党内の石破おろしの動きが起こる中、27日のテレビ朝日「モーニングショー」では、玉川徹氏が「石破総理に近い何人かに話を聞いて、取材したんです」と結果を伝えた。 「共通して言ってるのが、石破総理、非常に元気だと」と明かし、スタジオに思わず笑いが起こった。 玉川氏は「なんで元気かというと、石破おろしのおかげだと」と伝え、司会の羽鳥慎一が「えっ!?」。玉川氏が「石破おろしのおかげで、世論の支持率があがってきていると。だから非常に元気だと」と続けた。 羽鳥が「元気なんだ…」と驚き、玉川氏は現在の石破首相が考えていることとして「今まで総理になってからのかなり長い間、いろんな理由で本当に総理になってやりたかったことが

「次期首相」高市氏トップ 自民支持層では石破氏―時事世論調査 時事通信 編集局2025年08月14日17時44分配信自民党の高市早苗前経済安全保障担当相 時事通信が8~11日に実施した8月の世論調査で次の首相に誰がふさわしいかを尋ねたところ、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が15.9%でトップだった。2位は小泉進次郎農林水産相で14.6%、3位は石破茂首相で11.3%だった。自民支持層に限ると、石破氏が逆転して首位となった。 内閣支持6.5ポイント増の27.3% 首相辞任、反対が上回る―時事世論調査 4位は国民民主党の玉木雄一郎代表が5.7%で、野党党首の中ではトップだった。5位は自民の河野太郎元外相3.3%、6位は立憲民主党の野田佳彦代表2.8%、7位は自民の林芳正官房長官2.1%と続いた。自民党内では参院選大敗を受け、総裁選の前倒し実施を求める声が出ている。ただ、自民支持層に限

戦後80年見解に反対 日本会議「地位の乱用」 時事通信政治部2025年08月07日16時44分配信 青山繁晴参院議員=2024年8月、参院議員会館 保守系団体「日本会議」は7日、終戦記念日に向けて谷口智彦会長名の声明を出し、石破茂首相が意欲を示す戦後80年の「見解」公表に反対する立場を表明した。自民党の選挙連敗の責任に触れ、「この上歴史に自説を刻もうとは地位の乱用だ」と強調した。 自民敗北、リベラル化の結果 「新体制で保守回帰を」―日本会議 声明は「節目の年に首相として居合わせたのを幸いに重みのつく言葉を残したいのだとすると、それは我欲を通そうとする傲慢(ごうまん)だ」と指摘。15日の全国戦没者追悼式での式辞に関しても「(反省など)無用の文言を含むことを危惧する」とけん制した。 自民の保守系議員連盟「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」代表の青山繁晴参院議員も7日、戦後80年に関する談話や

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