「どう稼ぐか」を人生のメインストーリーだと思っている人が多いけれど、本当はあれってチュートリアルなんですよ。稼ぎ方を極めるよりも、“お金をどう使うか”が人生の本編に近い。稼いだところで、使い方が下手だとずっとしんどいままだから。 で、「使い方の方が重要ですよ」と言うと、だいたい抽象的に聞こえてしまう。でも実際はもっと現実的で、もっと即効性があって、もっと生活に直結している。今回はその“使い方”を、役に立つノウハウだけで具体的に落とす話をしたい。お金の話って、だいたい「節約しましょう」「投資しましょう」「スキルを磨きましょう」みたいな方向に流れがちなんだけど、僕はそこよりもまず“体力の運用”を整えた方が早いと思っている。というのも、人生のしんどさって収入の少なさより「体力の配り方の下手さ」から来ることの方が多いから。逆にここが上手くなると、稼ぐ額が増えなくても生活の難易度が一気に下がる。

お笑い芸人、ヒコロヒーの連載エッセイ第48回。「今月のヒコロヒー」も要チェック! 前回の「その人らしさは、本物でなければならない。」も読む。 あなたになら話したい。仕事の合間に少し空き時間ができたため、銀座にボールペンを買いに行った。涼しい秋晴れの真昼間で、こんな時間に外を自由に出歩くなんてすごく久しぶりのことで、街をのんびりと歩けることが嬉しくて少し泣きそうにさえなっていた。 自分のことはあまり人に話したくない。生活の忙しさを語ろうとしてもそれは私が「売れている」ことを語ることと同義になりかねず、仕事のことを語ろうともそれは私が「テレビや芸能界」を語ることと同義になりかねない。それってなんだか、アレな感じがしてしまう。 交友関係のことを語りたくともそれは私が「人脈」を語ることと同義になりかねず、好きなウイスキーの銘柄を語ることさえ私の「経済事情」を語ることと同義になりかねない気がしてし

鴻上尚史さん(撮影/写真部・小山幸佑) この記事の写真をすべて見る 正社員として務めていた会社がコロナ禍で倒産し、現在はパートとして働いているはやてさん(45)。同世代の友人と比較して「普通」の幸せに遠くおよばない自分自身を「必要のない人間」だと語ります。そんなはやてさんに鴻上尚史が伝えたいこととは──。 * * * 【相談273】 500 社から不採用。社会的に「必要のない人間」である私。(45歳 男性 はやて) 私は現在45歳、パートで働いています。30歳の時にリーマン・ショックで会社が倒産、第二次就職氷河期に突入し、正社員枠が全くなく、37歳の時になんとか入った会社は40歳になった年にコロナで倒産。40歳ということもあり、都道府県・職種を選ばず500 社受け、どこにも受からず、今パートで細々と働いています。 周りの友人は管理職になっていたり、結婚して子どももいたりと「普通」の

ここのところ連続して90歳を迎えた老母の話を書いている。 mazmot.hatenablog.com mazmot.hatenablog.com ほかにネタはないのかと言われそうだが、ネタはある。ただ、タイミングを見計らっているうちにどんどん逃げていく感じで、記事にあげていない。それでもひとつは遠からず書くはず。 ともかくも、今回もその老母のことだ。相変わらず私は数日おきに顔を出して、買い物その他の日常のサポートをしている。だから、高齢者を抱えた世間の人々が経験している介護の苦労のようなものとは、いまのところ無縁だ。基本的な日常生活は、自立している。私の介助は必要としていない。この先、日常の動作が自立できなくなったら、そこからはかなりたいへんだろうと予想できる。だから、できるだけ自立を失わせないようにと、そこは心がけている。 それでも徐々に失われていくものはある。小さなことではある。たとえ
2年ほど前に次男(当時16歳)が「一人暮らしをしたい」と言い出したのがきっかけで長男(当時23歳)と実家を離れて兄弟で2人暮らしを始めた。 その経緯を説明するとかなり長くなるのでこちらを読んでいただきたい。 二人暮らしはどうなったか 結果から簡単に言うと、二人暮らしは終わった。 期間としてはトータル2年弱ぐらいだっただろうか。 兄弟の仲が悪くなったからではない。 いや、仲も悪くなりそうだったが1番の理由としては「二人暮らしに問題が生じてきた」ので更新が近づいたタイミングで二人暮らしを終わりにする事になった。 正確にいうと「次男が想像したフリーダムでパラダイスな生活にならず予想以上に反して最悪な生活になったから」と言った方が良いかもしれない。 次男が想像したフリーダムでパラダイスな生活とは、自分の理想のスペースにゲーミングパソコンを置いて最低限のバイトの時間以外は全てゲームに勤しみ、ご飯は長
今回は、高学歴無能である筆者が考える高学歴無能が社会で生き残り、生計を立てていくために出来ることをチェックリスト形式で記載していきたいと思う。自分がnoteを書き始めた時の原点に立ち返りたい。高学歴無能が生きる道、これこそが当該noteのスタートであった。 高学歴無能の自覚がある方には是非とも当該チェックリストを確認して、日々の生活改善、人生設計の見直しに役立てていただきたい。(当然ですが、高学歴有能には当該チェックリストは不要ですので無視してください) それでは、チェックリスト形式で記載していく。 ✔自分が無能であることを認める(無能の知) ✔無能判定のために学生時代だに飲食バイトを行う(飲食バイトがこなせない→動作性IQが低い→勉強が出来ても無能の可能性が高い) ✔自分がどのタイプの無能であるかを深掘りする(単純に頭が悪い?勉強不足?経験不足?ADHD?ASD?) ✔自分に足りないスキ

「50代以上男性の一人飲みお断り」 孤独な韓国50代中年男性【コラム】 街中では50代お断りの店が急増 雇用率は16カ月連続でマイナス 五十肩のように襲いかかる門前払い ▲ソウル市内のあるミュージックバー入り口の張り紙/チョン・サンヒョク記者 店にペットは入れるが50代男性は絶対に立ち入り禁止らしい。ソウル市内の地下鉄忠武路駅近くにあるミュージックバーの入り口に「50代以上男性の一人飲みお断り」と書かれた張り紙があった。すぐ横の壁に掛けられた「Oldies ButGoodies(古くても良い曲)」のレコードジャケットとは妙に対照的だった。店内にも「警告、声の大きい客はお断り、50代以上の男性は全員追い出す」「隣の若いお客さまに声を掛けるな」など冷たい言葉の警告が張られてあった。ちなみにこの店のオーナーも同じ年代の男性だ。どうやらそれなりの事情がありそうだ。 【写真】刑務所跡を活用した異色

英語の勉強をやめたら毎日がめちゃくちゃ充実してきた— メルセデスベン子 (@nomolk) 2016年2月10日 概要英語に限らず自己研鑽というものは、ハチャメチャに可処分時間を吸い取っていきます。社会人生活におけるブラックホールです。 急にパタッとやめることにより、自由時間が増え、今まで時間がなくて諦めていた趣味が全部できるようになり、通勤中にPodcastでなく音楽を聴くことも可能、肌つやも良くなり毎日がバラ色のようになりました。 また、自己研鑽はなまじ充実感があるだけに依存状態になりやすいです。依存しすぎるとやめた際に禁断症状が出てくる点も含め、さいきん流行りのシャブによく似ています。Wikipediaより、メタンフェタミンの結晶です英語学習を始めた理由 自分は近年まで英語学習に対し「必要な日が近づいたら勉強すれば良い」という態度を貫いており、一切興味を抱かずにいました。いちお

住むところは人の悟性を育てる。 地面とつながる暮らしにこだわりたい。 「機動戦士ガンダム」の生みの親として知られ、数々のロボットアニメーションの監督や原作を手がけてきた富野由悠季さん。その作品は社会現象を巻き起こし、根強い熱狂的なファンをもつことでも有名です。今回はご自宅を訪問し、「私の流儀」についてお話を伺いました。 ご挨拶が済んだところで開口一番、「まずは私が一方的にしゃべります。いいですね」と、富野さん。もちろんです、設計担当をつとめた谷本繁彦をはじめ一同が頷いて、取材がスタートしました。 「家づくりにとりかかったのは10年前、60歳を超えたときです」 富野さんは、細かなところまですべて覚えている様子で、語り始めました。 「いちばんに考えたのが立地でした。これはどうしても譲れなかった。この先ずっと仕事をさせてもらえるとすると、クルマに乗らないで、歩いて無理なく職場と行き来できる場所が

Rubyの生みの親・まつもとゆきひろ氏が若手エンジニアに贈る、キャリア構築のヒント。35年にわたるソフトウェア開発者としての経験から、「つよつよエンジニア」と呼ばれる存在になるための本質的な考え方を語ります。技術だけでなく、成功への道筋や自分らしさの活かし方など、プログラマーとして生き抜くための実践的な戦略を、ユーモアを交えながらわかりやすく解説しました。 「日本人で一番有名なプログラマー」Rubyの父が語る35年の経験まつもとゆきひろ氏:こんにちは。まつもとゆきひろと申します。今日は「学生エンジニアの生存戦略」というテーマで話すように依頼されています。私は、まつもとゆきひろと言います。Rubyを作った人として知られています。それで、英語圏ではMatzというふうに言われています。 そのせいもあって、みなさん「Matzさん」と呼んでくださることも多いんですけども、Rubyを作った人ですね。お
![「つよつよエンジニアになれない」と悩むすべての人へ Rubyの父が教える“本当の成功の道”とは [1/2] | ログミーBusiness](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f8b21ed0d2374104f047dc09435b1971cd30190ab%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fimages.logmi.jp%252Fmedia%252Farticle%252F331833%252Fimages%252Fmain_image_163d876ca11c0a8ee3ffc8861dc873b70cd3907a.jpg&f=jpg&w=240)
前回、家の解体について書いたので、せっかくですから中身、すなわち家具などの処理についても書いてゆこうと思います。 私の実家が解体を開始したのは、今年初め。決定したのは昨年夏頃ですが、そこから期限までに「家の中をほぼ空にする」というミッションが発生しました。しかし、まだ先だと思って仕事もあるので先延ばしにしていたら、ギリギリでかなりの地獄を見ることになりました。それは自分の怠慢が主な理由ですが、思ったよりも処理が進まない理由もありました。 手を付ける前の状況 私の実家は昭和初期に建てられた相当古い家で、住んでいたのは祖父、祖母の代から。そのため亡き両親のものはもちろんとして、すでに私の生前に亡くなっていた祖父、祖母の遺品どころか、さらにはそれ以上と思われる品物まで出て来ました。それこそ戦前の品物まで(これは一応保存してあるので、機会があれば写真でも載せます)。つまり押し入れなど置く場所がそこ
子どもを「持ちたくない・いなくてもよい」と答えた人は、2024年11月に公表された調査で、35.7%に上ります(日本財団「少子化に関する意識調査」)。 そんな中、子どもを産みたいと思えない理由が赤裸々につづられた本『産む気もないのに生理かよ!』が注目を集めています。 この本に多く寄せられたのが、「言えなかった気持ちを書いてくれた」という女性たちの声。 子どもがいない女性たちのことばに耳を傾けると、生きづらさを感じる人が少なくないことがわかってきました。 (首都圏局ディレクター 立花江里香) 産みたくない気持ちをことばにする葛藤 現代の母親には一人で背負わされるものが多すぎる。 産むことも、育てることも、そのために稼ぐことも、すべての責任を背負い、いろんなリサーチをし、パズルのようなスケジュールの組み立てやお金の計算をし、なんとか日々を回している母親ばかりに見える(中略)。 尊敬するが「私に

ずっと更新していなかったブログを、金を払うのさえ忘れてしまってアドレスすら変わってしまったこのブログに新しくエントリを追加する気になったのは、どうも自分は死ぬらしい、と思ったからだ。 誤解のないよう付け加えると、今死にたいとか何か深刻な病気で、というわけでなく、なんとなく近々死ぬようだ、と思っただけなのだけど、そういう時に、このブログのことを考えると、ある程度は私という人間を司っている部分があったように思うし、読者の方々の声や存在に励まされたことも何度かあったから、このブログをそのままにして死んでしまうのも何だか落ち着かないというか、少し薄情な気がした、という理由である。 ご存知のように私は17年ほど鬱病を患っているのだが、最近になって精神障害者保健福祉手帳なるものの3級に認定された。申請することになった経緯については、今ひとつ覚えが悪いのだが、職を一つダメにして、主治医に見放されて、代わ

初めての子育てで年明けには1才を迎えるんだけど、振り返るとこれっていつのまに出来るようになったんだろう?と思う事ばかり。飛行機ブーンもしなくなったし、前に進まない下手なハイハイも終わって、そして自我もバチクソ出来上がってきてる。聞いてはいたけど、成長イベントってこんなにもあっさり終わっちゃうんだと分かってなかったなー。勿体ない。もっと気を付けて変わる様子に気付きたかった。成長の過程で子供が見つける発見ってどんなのがあるの?自分は、 影を発見した ピーカンに明るい日で、人がいない床を急にじっとみながら手を動かして何か意味ある動作をしていて、初め何をしているか良く分からなかったけど「自分の影」を見て、手を動かしては動く黒いなにかを見てるんだと分かった。 鏡を認識し始めた 自分の存在を認識してもらおうと長い姿鏡を横にして置いてみたら、はじめは鏡への反応はそれほどなく固定用の紐に夢中だったけど、鏡

“境界知能”の子どもを持つ女性は、将来の不安を抱えています。 子どもに学習面などの困難がありますが、将来、特別支援高校や障害者雇用枠に応募することができないからです。 女性は、社会的な支援を得られるよう模索していますが、大きな壁に直面しています。 境界知能の特徴は?境界知能かなと思ったらどうすれば? 詳しくは「首都圏情報ネタドリ!」の配信で↓ 配信期間 10/18(金) 午後7:30~10/25(金) 午後7:57 境界知能の子ども 将来への不安 境界知能の特徴や、境界知能の人が直面しているさまざまな困難について前編の記事でお伝えしました。 境界知能とは、IQ=知能指数が「平均的な数値」と「知的障害とされる数値」の間の領域のこと。 統計学上は日本の人口の約14%、7人に1人いるとされています。 東京都町田市で暮らす松成由美子さんの娘・深頼さん(小学6年生)は、知能検査の結果、境界知能だとわ

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