最大の勢力誇る小学館労組が何と労連脱退 マスメディアの労働組合がご多分に漏れずいろいろ難しい問題に直面している。先頃のフジテレビ問題で、同社の労組への加入が急激に増えたという話があったが、多くの場合、任意加入の労働組合は、組織率が相当落ち込んでいる。時代の変化を受けたものと言ってよいだろう。 そんな中でいまだに高い組織率を誇っているのはユニオンショップ制、つまり管理職以外は原則として社員が全員加盟という仕組みの会社だ。電通や朝日新聞社がそれにあたる。出版社の場合は、講談社や小学館、集英社を始め、ユニオンショップ制が多い。ただその場合も時代の変化を受けて、例えば講談社などは出版労連(日本出版労働組合連合会)に加盟せず、独自の方針をとっている。 そしてこの夏、その出版労連に激震を走らせたのが、最大の勢力を誇った小学館労組が脱退を決議したことだ。社員が全員加盟制だから当然組合員も多いし、その組合

酒樽 蔵之介 @KulasanM 前も話したことあるけども。 私の場合、校閲さんって凄いな…と感服したことがあり。 「部隊規模に比し、軍馬の数が多いように思います。大丈夫ですか?」 という再確認要請的なものが入ってことあるんですよ。 結果としては、騎兵を中心にした隊なのでママで返したんですが、たしかに並みの歩兵中心の隊なら異様に多く見えたと思います。 編制表やら資料から再チェックできるきっかけになりましたし。 ほんと「文章や単語、誤字脱字以外にもこんな内容部分まで見られるんだ…」と感服しました。 2025-09-07 05:52:26 酒樽 蔵之介 @KulasanM 商業作家としては樽見 京一郎。 アイコンは野上武志先生(@takeshi_nogami)。小説家になろう及びカクヨム様にて連載中。2022年10月、第2回一二三書房WEB小説大賞受賞。「オルクセン王国史」書籍化、コミカライズ

来年創業80年を迎える老舗の出版社・五月書房新社は16日、同社のXを更新。6月29日に発売を予定していた書籍について、作者本人による虚偽情報の発信と拡散が確認されたとして、当該書籍の発売を中止すると発表した。 投稿では「6月29日に発売を予定しておりました書籍に関し、著者・深田萌絵氏本人による一連の虚偽情報の発信と拡散が確認されました。これに伴い、当該書籍の発売を中止する決定をいたしました」と発表した。 発売中止となったのは、起業家の深田萌絵氏が、かつて中国で台頭した「浙江財閥」を題材にした著書。深田氏が「Amazonで販売開始された『ビッグプロット』は五月書房によって内容を改ざんされた『偽物』です。買わないでください!」などとXで訴えていることを受けたものとみられる。 五月書房新社は「深田萌絵氏とは、出版に向けた協議のもと、原稿提出、編集上のやり取りと内容調整、構成修正に対する確認と同意

23日午後3時現在の三笠書房のホームページ。書影の肩書が「心理カウンセラー」に変更されている=スクリーンショットより発達障害の当事者を動物のイラストで表現して「職場の困った人」として取り上げ、発売前にSNS(交流サイト)上で批判が殺到した書籍「職場の『困った人』をうまく動かす心理術」(三笠書房)について、出版社が著者の肩書を修正した。24日にも通販サイトなどで発売される。 この書籍を巡っては、12日に著者の神田裕子氏が書籍見本をX(ツイッター)上に投稿したことをきっかけに、批判が噴出した。表紙や目次などで、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)の当事者を職場の「困った人」と表現し、ナマケモノなどの動物のイラストで記載している。当事者団体が「差別的表現が含まれている」として抗議声明を発表。発売差し止めを求める署名活動も起きている。 毎日新聞が18日までに入手した発売前

文庫本が売れない。というより、文庫本も売れない。出版科学研究所によると、2014年以降、毎年5~6%の販売減が続いていて、8574点だった文庫新刊が22年には6484点と25%も減った。売れないから出版点数を絞る。点数が減れば販売部数も減り、さらに点数を絞るというという悪循環になっている。 スマホに負けてしまう 文庫本の人気は「安くてポケットに入るコンパクトさ」だったが、いまや安くもコンパクトでもなくなった。2022年の出回り平均価格は711円で、消費税込みで800円近い。10年間で86円、約14%上がった。 価格が上がっているのは、用紙代、印刷代、配送費などのコストが上がっているからで、1冊1000円を超えるものも珍しくない。読書家からは、「ハードカバーから文庫落ちを待って買っていたのに、最近はたいして安くならないので意味がありません」という声が上がる。 コンパクトでもなくなった。ど

くまみ @kumami_国会図書館所蔵のデジタルコレクションで読めるこの本、コマ番号81~89にかけて相対性理論の話が人妻ポルノに差し変わっているというとんでもない乱丁がある…(「ナメクジ」で全文検索かけていたせいで気付いてしまったので地味なダメージを喰らってるところです) dl.ndl.go.jp/pid/12611354/ 2024-12-23 19:04:38 リンク 国立国会図書館デジタルコレクション 四次元宇宙の謎 : 超空間から超時間へ - 国立国会図書館デジタルコレクション 著者:ラモン・バルデス・ジュニア 著,南山宏 訳, 出版者:二見書房, 出版年月日:1981.8 2 users 梅酒みりん@5例大祭 @PokersonT すげぇ国会図書館のスキャンミスとかじゃなくて元々の本のページが別のエロ本にすり替わってるっぽい こんな事あるのか…と言う以前に内容の落差で噴く

俳優の黒柳徹子さんの自伝的な物語で、これまでに国内外で2500万部以上が発行されている「窓ぎわのトットちゃん」が、世界で最も多く発行された自叙伝として「ギネス世界記録」に認定されました。 1981年に刊行された「窓ぎわのトットちゃん」は、黒柳徹子さんが小学1年生で転校した東京の学校、「トモエ学園」で出会った校長の小林先生や友達との思い出を書いた自伝的な物語で、ことし10月には続編も発行されました。 学校の自由な校風のもとで成長する子どもたちの生き生きとした姿などが親しまれ、世代を超えて読み継がれていて、発行元の講談社によりますと、これまでに20以上の言語に翻訳され、国内外の発行部数はことし9月末の時点で2511万3862部にのぼっています。 そして、今月14日、「最も多く発行された単一著者による自叙伝」としてギネス世界記録に認定され、黒柳さんに認定証が贈られました。 黒柳さんは「もともと自

Published2023/08/22 12:11 (JST) Updated2023/08/22 12:25 (JST) 講談社など大手出版社が出資し、漫画原画の散逸を防ぐために収集・保管する一般社団法人「マンガアーカイブ機構」を設立したことが22日、同機構への取材で分かった。漫画の原画は、過去には雑誌などへの印刷後に漫画家に返却されなかったり、近年では海外のオークションで高額で落札されたりするケースがあり、問題となっている。 同機構には講談社のほか、集英社、小学館、KADOKAWAなど15社が会員として参加。「釣りキチ三平」の矢口高雄さんや「ゴルゴ13」のさいとう・たかをさんら人気漫画家の原画を数多く収蔵する「横手市増田まんが美術館」(秋田県)を拠点に収集・保管を進める。

たまに本屋行くと「いや、絶対売れないだろ……」って本ばっかりでびっくりする。 ターゲット狭すぎだろってビジネス書や、そいつの人生訓を聞きたいやつがどれぐらいおんねんって自己啓発書。 中身がまったく想像できないタイトルの小説。 著者を全面に出しているわりには、一般的な知名度ほぼないのでは?というエッセイ本。 ネットで調べたら書いてあることが載っている実用書。 あのさ、本当に売る気あるの? どういう本が売れているか、ちゃんと分析してるの? 売れてる本って「やっぱりこりゃ売れるわ」って顔をしているけど、なんで少しでもそこに近づけようとせんの? たとえばハリーポッターが売れたっていうエビデンスがあるのに、なんでハリーポッターみたいな本を作ろうとせんの? 宮部みゆきみたいな小説を出せば売れるってわかってるのに、なんで出さんの?本屋で並んでいる本を見ると、売れる本を作ろうっていう気概をまったく感じな

目次 「出版流通は、もはや既存構造では事業が成立しない」紙代は、恐ろしい勢いで上昇した1000円台の新書が増えている相次ぐ雑誌の休刊…社員が半年に1度ぐらいのペースでやめる週刊誌の「量と質」の低下に嘆き無料メディアも勢い失う「PV広告単価、昨年の半分に」なぜ有料メディア化に失敗するのか 「出版流通は、もはや既存構造では事業が成立しない」「出版流通はもはや既存構造では事業が成立しない。市場の縮小に、トラック運転手の労働時間規制を強化する『2024年問題』が重なり、本を運ぶ費用を賄えない」(日経新聞5月24日)――こう話すのは、出版取次大手トーハンの近藤敏貴社長だ。トーハンは、2023年3月期の出版流通事業が4期連続で経常赤字になることが見込まれていて、出版各社に書籍や雑誌の運搬費の値上げを相談するという。 物流業界で、今、大きな問題となっているのが「2024年問題」だ。ブラック化しているトラ

『ゲームの歴史』全3巻(1巻:ISBN 978-4-06-529701-8、2巻:ISBN 978-4-06-529702-5、3巻:ISBN 978-4-06-529703-2)の販売中止のお知らせとお詫び 平素より弊社の出版活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。 弊社より2022年11月に刊行しました『ゲームの歴史』全3巻(岩崎夏海 稲田豊史 著)につきまして、多くの方々にご指摘いただいた通り、内容に事実誤認と情報元が確認できない箇所が多数見つかりました。このため、販売を中止するとともに、書店に対して店頭在庫の早急な返品対応を依頼いたしました。本書は岩崎夏海氏が企画・構成・口述を、稲田豊史氏が文章を担当したものですが、編集部による事実関係の確認が不十分だったためにこのような事態となりました。 ご購入いただいた読者のみなさま、関係者のみなさまに多大なご迷惑をおかけしました

昨年11月に講談社から出版された『ゲームの歴史』が大炎上中だ。同書は、コンピューターゲームの誕生から現在に至るまでの歴史を、3巻にわたり解説するもの。 著者は、大ベストセラー作品『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を執筆したことで知られる小説家の岩崎夏海氏と、『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレーーコンテンツ消費の現在形』などの著作があるライターでコラムニストの稲田豊史氏だ。 【関連記事:300万部超え『もしドラ』作者いまは児童書出版社の社長も】 大炎上の原因は、同書におびただしい数の誤りがあるためだ。発売直後から、識者による “突っ込み” が多々あった。 「ゲームフリーク元社員のとみさわ昭仁氏や、任天堂ゲーム機専門誌『ニンテンドードリーム』の元編集長である岩井浩之氏、PCエンジン、ゲームボーイなどの開発に携わった岩崎啓眞氏など、数々の
先日ホットエントリに入っていたブログエントリ、Colorful Pieces of Game『書籍「ゲームの歴史」について(5)』にて、 「校正・校閲はいったい何をしていたのか」 との言及があった(現在は修正済)ので、校閲業界では若輩者の私ですが、書籍の制作において「校閲は何をしているのか」を少しばかり紹介しておこうと思い立ちました。 まず前提としてご理解頂きたいのは、一冊の本が世に出るまでには様々な工程を経るわけですが、その中で校閲が関わるのは「かなり後のほう」という点です。 書籍の制作において最も時間を要するのは「筆者が原稿を完成させるまで」、次いで「社内の了承を得て刊行が決まるまで」のプロセスだと思われますが、校閲の出番は更にその後です。通常、校閲にゲラが回ってくる段階では既に発売日・刊行部数etc.が決定しており、余程の(筆者都合の)問題でも起きない限り(*1)動きません。つまり、

『フランケンシュタインの男』および日野日出志作品の記事で、ひばり書房という会社は「同じ本を表紙とタイトル変えて別の本に見せかけて販売をしたりしていた」「奥付の日付が適当で初版がいつかよく分からない」という旨を書きました。ただこれ、80年代以前の漫画出版界、中でもメジャーじゃない所ではそこまで珍しいものではなく、例えば80年代竹書房の近代麻雀コミックスなんかはこうです。 能條純一『哭きの竜』(竹書房)より 初版の日付も書けや!(「Printed in Japan 1986」とあるのと連載開始時期を考えると1986年の前半だと思うんですけど) 初版本ならこれでもいいんですけど、ヘタにヒットした作品、例えば『フリテンくん』の1巻とかは初版の発行日が分からなくて困るんすよ……(どなたか「1巻初版本持ってるぜ」という方がいたら教えて下さい)。 まあ竹書房はんはなんか……意図的ではなく単に本の作り方を

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