Google検索は必ずしも信頼できるわけではない。しっかりと正しいことを確認しなければ、時として洒落にならないミスを引き起こし、場合によっては自分の小説に意図せず楽しいイースターエッグを仕込むことになる。 アイルランド人作家ジョン・ボイン氏が書き上げた新作小説『A Traveller at the Gates of Wisdom』(知恵の門の旅人)の、とあるページがRedditにて紹介されて話題になっている。海外メディアKotakuやThe Vergeがその顚末を報じている。 このページには、登場人物の衣服の染料について書かれており、材料には「姫しずか」(the silent princess plant)、「オクタの目玉」(Octorokeyeball)、「キースの羽」(keese wing)など、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に登場した素材が多数あげられている。 (画像


「ハヤカワ文庫の百合SFフェア」開催を記念して、完売御礼のSFマガジン2019年2月号百合特集からコラム企画を抜粋公開いたします。今回公開するのは、昨年劇場アニメ版が大ヒットした『 若おかみは小学生!』などで知られる児童書作家・令丈ヒロ子さんによるエッセイです。 「劇場版 若おかみは小学生! アートブック」 (一迅社) 「パンプキン! 模擬原爆の夏 」 令丈 ヒロ子/講談社青い鳥文庫 -----以下本文----- 13歳のとき、女子SF作家になるのが夢でした。そしたら昭和52年(1977年)に、奇想天外SF新人賞が出来ました。これだと思いました。 この新人賞を中学生、もしくは高校生で受賞するんだ。表紙に吾妻ひでおさんに美少女の絵を描いてもらって、単行本デビュー。そしたら、SFマガジンからも連載の依頼がくるにちがいない。そして最年少SF作家クラブの会員になる。 完璧だな、私の人生計画。あとは


ふと目を覚ますと、私は見慣れぬ川のほとりに倒れておりました。 つい先ほど、富栄(とみえ)という女と入水自殺をしたばかりですから、嗚呼(ああ)ここが三途の河なのだと一人で納得して、それから、泣き崩れました。 富栄が見当たらず、離れ離れになった事が悲しくて、涙がこぼれてきたのです。 富栄。 なんと哀れな女なのでしょう。あれは優しい女でした。他人の痛みがわかる女でした。私のような男を好きになったばかりに、二十八という若さで亡くなってしまったのです。 声をかけたのは、私の方からでした。うどん屋で、口をすぼめて麺をすする様子が可愛らしくて、つい、恋愛をしてみないか、と誘ってしまいました。 とっくに妻がいたのに、恋をしたくなったのです。私はそういう、悪い男なのでした。 悪人なだけあって、恥の多い生涯を送って来ました。 くだらない文章を書き、酒を浴びるように飲み、たまに猫をあやすような気持ちで子供と遊ん

2019年8月26日 16:21 豪華執筆者揃い踏みの『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!小説アンソロジー』11月刊行決定! 超人気マンガ・谷川ニコさん『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(掲載「ガンガンONLINE」スクウェア・エニックス刊)の小説アンソロジーが、このたび星海社から刊行決定いたしました! 「喪女」の女子高生・もこっちの非モテっぷりが激賞され、伝説の「修学旅行編」を経て、最新話が公開される度に熱狂を巻き起こし続けている通称『ワタモテ』。 『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!小説アンソロジー』では、豪華な下記5名の方々が、オリジナルエピソードを書き下ろします! 谷川ニコさん 原作者・谷川ニコさんが、なんとマンガではなく"初"の小説を書き下ろします! 相沢沙呼さん 『小説の神様』映画化の話題眩しいミステリ作家の相沢さんは、加藤さん推しとのことです!

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